布施弥七京染店の専務 布施 さん→コチラ
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以下ご本人の許可を得たのでシェアさせていただきます
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お気に入りでお召しになる着物の場合、八掛が擦り切れることが多くあります。その場合は、
「八掛を取り替えて仕立て直し」
という手順になります。
細かい作業工程で言えば
1 着物を解く
2 反物の状態に戻す
3 洗い張りする
(この作業が長年のシミも落としてくれます)
4 新しい八掛を使って、仕立て直し
以上の工程を経て、全く新しい状態に戻ります。
1~4の工程で、経費として7万円~9万円に消費税+送料。
また、洗い張りする際に、黄変や変色に大きな問題があれば、あと二万円程度加算といった所です。
仕立て直しについては、ある一定程度の固定費(先ほどの1~4)がかかってきます。作業工賃の為、値引き対応にならない工程です。
「意外に金額かかるね~」
という印象を持たれる場合が多いかもしれません。昔の場合は物がなかったので、そこまでして、着物を大事に着倒してきたんですね。
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という丁寧で誠実な回答をいただきました
そこで、私が思った事は…
「やはり着物は 高価 なのか??」
ということでした。
リサイクルやアンティークショップで購入した場合と、
親または自分で仕立てていただいた着物の場合と、
着物は着物なのですが、
最初にかけた金額や、その後受け継いでいくかどうか、という部分と、
気に入っている度合いで メンテナンスにかかる費用を考えてしまいますね😆
息を吹き返し、また数十年着れるようにするのに、約10万円程かかるのは
とても当たり前の、職人さんに全額回していただきたい納得のお値段です。
ただ、約10万円で
また、気に入ったアンティークなりリサイクルの着物なら
3枚くらいは購入出来てしまうのも現実…。
その時、
娘なり孫なりに引き継げる、という人がどれくらいいるでしょう?
また、そうする価値がある程の品物かどうか…も考えてしまいます😆
たしかにお気に入りではあるけれど…
他にもたくさん着物がある場合…😂
でも、お直しに出すことで、今まで以上に愛着がわくかもしれませんし、
いや、もともと
安価で手に入れた着物は自分だけで着たおすつもりで、だからこそタイで着物、が着れたわけで…
など
ぐるぐる考えています。
これが、ユーザーのリアルなんだと思います。
さて、どちらにしろ何か出来るとしたら次の一時帰国時…
風呂敷に包んで一旦しまい、
ゆっくり考えることに致します。