無難なコーデにおさまるのは◯◯ | 台湾で着物を楽しむ♫ hirokoの海外ブログ 〜4度目の結婚生活と着物のこと〜

台湾で着物を楽しむ♫ hirokoの海外ブログ 〜4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、海外生活続行中です。
日常着として「着物」を愛用、旅行含め「着物」に関するあれこれを綴っています。
ライター・ラジオD J は、しばらくおやすみです。






似合うコーデ、別に悪くないけど、似合わないコーデ

ってあると思う…。


それを、無難と呼ぶのかもしれない(T_T)









いただいた着物をどう着ようか?



日本からバンコクに持ち帰って、10日が過ぎようとしている。


夏物は一年中着れるのだが、柄行き布地などを考えると、今すぐ、というよりもう少し寝かせてからの方が良いものもあり…。


だが、
送って下さった方や、そのお身内の方の事を思うと、いち早く、
「着て見せたい!」とも思い、
さらには、
「やっぱり、素敵に着こなしてくれた」とも言われたい(>人<;)


そうなると
コーデが…

難しい。



私は好みがはっきりしている上、
この着物にはこんな帯
この帯なら、こんな着物、と
大抵それぞれに組み合わせが決まりやすいものを購入してきた。
→過去ブログでも着物コーデ、選び方のコツ


もちろん、何にでも合う帯、
帯を選ばない着物、といった類のものもあるはず?!なのだが、

そこに私の顔がのった時に、しっくり私のものになるかどうか、を常に大事にしている。
それには、髪型も含まれる。

だから、
着物の上に、帯をのせ、帯揚げや帯締めをのせ、綺麗にまとまったとしても、
実際に着てみたら何か違和感を感じる事があったりもする。


購入する時点で、だいたいのコーデの方向はほぼ決まっている事が多く、
その中で手持ちのもので微調整していき、
あ、この組み合わせもイケるかも、など発見していくのが楽しい。

ところが、
いただいたものというのは、
単独で、
ポンとやってくるのだが、
存在感がある。

まだ人のもの、という意識が離れない状態で、まず手持ちの帯の中から色だけで合わせていく。

合うような
合わないような…。

近々着ようとしているこちらの着物は、
Terumi コレクションの一部。
着物好きの故てる美さんのご家族の方から譲られたもの。


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写真で見るより茶色、ベージュが強い。
可愛らしい八掛は濃い茶色だ。

茶系の帯は手持ちになく、
早速チョコレートカラーのもろもろが欲しくなった(≧∀≦)

白襟にしてしまうと、全体がぼやけてしまい、私には似合わない。
いかにも借りてきました的な着姿になってしまう。


襟をどうするか…
白以外のもので顔写りの良い色柄を、このベージュと合わせる。

白黒のシマ、黒い帯

悪くないけど…
何か違う気がした。





ならば、帯から考えよう。


得意の黒を合わせるか、
赤い花の帯を持ってくるか、
ベージュ系でワントーンコーデにするか…


どれもいまいち…(T_T)


色だけで言えば、オレンジなども合いそうだと思いつつ、オレンジは夏帯だから袷にはあわせられないし(ダジャレじゃないのよん)

まだ この着物
私のものになりきっていない感じがした。

一旦しまい、また取り出し、
またしまい…
数日が過ぎた。

どうしよう。





多分着物好きの方々がこの着物の写真を見たら、

「素敵!私ならこう合わせるわ!」なんて意見が殺到するのかもしれない。

が、私にはいっこうに決められない。

似合うコーデにしたいからだ。

無難な、悪くないコーデならいくらでも思いつくが、この着物が似合う私になれる、私らしいコーデにしたい、と思うと途端に難しくなるのだ。



そもそも自分では選ばない、想定外な色柄の着物に、現在持っている、限られた手持ちの帯や小物を合わせよう、というのが無理なのか??


この着物の為に、新たに帯や小物を探すか??

何にでも合いそう、と思ったこの着物が、
どんどん難しい着物になっていく。



気を取り直し、
紫が馴染むかな、と手持ちの紫の帯の中から選んだのはこの一本
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よさげ?!

半衿を紫で合わせたら、きっと素敵?!
だろうと、チクチク

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悪くはなかった。



が、何か違う。
白の上にレースではなく、もっと紫が濃くないと…


それに、
帯揚げも帯締めも、もっと素敵なシックリ似合うものがあるはず。




キングサイズのベッドの半分が、帯揚げやら帯締めやらで埋まり、途方に暮れる直前、
オットが覗きに来て、

おもむろに言った。

「へぇ、紺色いいじゃん」

ん?
ちゃんと結んでいない帯の、仮止め用の腰紐が濃紺だったのだが、
それを見て、色味が合うと言ったのだ。


「帯締めは茶色にする予定なんだよ」
と言いつつも、試しに紺色を充てて見ると
悪くない。

ん?
じゃあいっそ、帯揚げも紺色にしてみるか?

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(帯板もなしの試し着付けなので、もろもろ目をつぶってくださいませ)



いいかも。



となると、襟が違う。

半衿の布の山から、オットは白黒の市松と、青と、赤の花柄とを選んだ。

目から鱗👀
さすがアーティスト
↓↓↓

着物の事はわからないが、色彩感覚は鋭い❤️

チクチクした紫のレースの半衿を外し、
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オットが選んだ襟をチクチク。
(シワシワ(≧∀≦)アイロンは後でかけよう)

何となく
私らしくまとまったような…。



髪型どうしよう。


頂上まで行けず、8合目あたりで右往左往する感じ…
未だ決まらず。・°°・(>_<)・°°・。



無難なコーデはイヤなのだ。



今日は
別のコーデで出かけるか…。