私達はタイに居を移し、3年ですが、
タイの国民の皆様が、どれだけプミポン国王の事を敬愛していらしたかは、その生活の中で随所に窺い知る事が出来ました。
また、そのタイの方々の思いは、お付き合いをさせていただく中で、私達の心にもじんわりと広がってきたように感じています。
何かのご縁で導かれたこの地で、毎日を無事に過ごせていた感謝や、
この国に流れるあったかい感情の源などは、この在位70年の、この方の国民に思いを寄せる姿勢のお陰なのだと改めて思う今日。
FBにて、素晴らしい投稿を目にしたので、こちらに転載させていただきます。
(王様からシリントン王女へ宛てられた手紙をSatoko Ogawaさんが日本語に訳して投稿されてました。
素晴らしい内容だったので彼女が訳してくれた内容を以下に転記シェアします。)
国王からシリントン王女への手紙 2004年10月6日
娘へ
この世界では、全てのものは常に対をなしている。
闇と光
善と悪
好きな方を選べと言われたら、誰もが明るい方を、良い方を選ぶだろう。
しかし、その願いを叶えるには、明るい方、良い方に向かうには、人を愛することが必要だ。
人を愛することで、あらゆる問題は解決できる。
この世界は幸福で満たされ、平和になり、愛で溢れるようになる。
お前に伝えておきたい。
1. 周りの人をみんな友と思いなさい。共に生を受け、共に歳を重ね、共に痛みを分かち合い、共に天に召される。過去も、現在も、未来も、いつのときも、全てを分かち合う友だと。
2. 世界の良いところを見なさい。そうすれば世界はより良いものになる。現実をきちんと見ること。そうすることで、問題のあるべき解決策が導き出される。
3. 自分の足で立ちなさい。すでに満たされているのだというベースを自分の中に持つこと。今あるもの、今得られているものに満足すること。それがどうであれそれを受け取る。執着せず、あればいいが、なくてもいい、という考え方を持つこと。身の丈に合ったものに満足すること。持っているものが少なければ、得られるものが少なくても、それで満足すること。
ー 余裕を持つこと。自分に余裕がないと周りに迷惑をかけてしまう。
ーそこそこで満足すること、働いて、その働きに見合ったもので満足するということ。
ー 自分自身に見合った立場でちゃんと生きること。
4. ぶれない心を持ちなさい。怠惰は罪であり、勤勉さには価値があると知りなさい。嫌なことがあったときは、またいいこともあるし、楽もあれば苦もある、賞賛を浴びることもあれば陰口を叩かれることもある。ついてないときもあれば運に見放されるときもある。それが自然の摂理なのだ、と唱えなさい。
むやみに嘆いたりせずに、「そういうものだ」と思いなさい。
父より
2004年10月6日
(王様と同様に国民に寄り添い絶大な支持を受け人気のあったシリントン王女。この手紙をしっかり受け止め実行されたからこそだったのでしょうね!)
心より、タイ国王のご冥福をお祈り致します。