人との関わり 〜コラムWOM Bangkok | 帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、5年。
日常着として「着物」を愛用、旅行含め「着物」に関するあれこれを綴ってきました。
2024年日本を拠点に再出発

WOM10   人との関わり


人間関係って色々大変…そう思った事はないだろうか?
ご近所付き合いから、職場での関係、学校関係、友人関係、はたまた会ったことはないけど、SNSの中での関係まで・・・。
日本を離れてはいるけれど、日本人の繋がりとしがらみからは逃れられないバンコク。特殊とも言えるこの環境で、うまくやるというのは一体どういう事なのだろうか。

あなたには嫌いな人はいますか?...WOMなので、オブラートに包みましょう(笑)
嫌いとまでは言わないけれど、好きではない人=「苦手な人」はいますか?誰にも目の前にいる人のことが苦手だなと思う瞬間があるだろう。では、なぜその人のことが苦手だと思うのか。
相手を苦手だと強く意識してしまう感情の中には、様々な自分を内包する何かが隠れている。
だがそれを普段 自ら隠しているからこそ、相手から見せられるとイラついたり、腹が立ったり、時には気分が落ち込む原因になったりするのだという。

苦手(嫌い)には大きく分けると3つほど理由がある。
一つは同族嫌悪。相手に自分の中の嫌な部分を見せられているような気分になる。
一つは嫉妬。自分にはできない事を平然とやってのけられると悔しくて嫌になる。
一つは規範違反。自分の中で規範としているルール、価値観を侵されるから腹が立つ。
これら、苦手な人によってもたらされる感情は、自分を見つめる良い機会になるとも言えよう。
そして、この「嫌だ」という感情の正体がわかると、随分楽になるのではないだろうか。
また、苦手な相手と無理に対峙せず、離れてみるというのも自分自身の生活をより機嫌良く過ごすためには有効な手段となる。
これは私が人と関わり生きてきた数十年の中で学んだ知恵の一つである。
うまくやろうと頑張り、疲弊するのはオススメできない。
対人関係のストレスの原因は、人を嫌っている自分に対する罪悪感と対人関係修復の努力が実らない事。
このストレスが心をどんどん傷付けていく。ではこのストレスから逃れるためには、どうしたらよいのだろう。
人を「嫌い」だと感じてしまうことは、別に悪いことではない。
努力しても改善しない対人関係もある。という事を理解すれば良いのだ。
友人関係や、ご近所付き合い、はたまたリアルではないネット上の付き合いに悩む人がいたら、是非参考にしていただきたいと思う。

人生は短い。そして様々なステージがあり、その時々で近くにいる人は変わっていくものだ。
嫌う嫌わないに限らず、自然に離れる関係性もある。あんなに頻繁に会っていたのに?と、寂しく感じるのも一時の事。それで良いのだ。
その時々の縁に導かれ、流れていくものだと思っている。
縁のある人とはいずれまた時を共に過ごしたりもする。

私は基本的にこちらから縁を切る事はあまりない。(知らないうちに切られていたりする…)
だが、一番気をつけたいのは、自分に直接文句や批判を言ってくる人よりも、「あの人、あなたの悪口言ってたわよ!」といちいち報告してくる人。
これが一番厄介である。
他人の揉め事を作る人ほど信用できないものはない。たとえ事実であってもなくても、他人を悪者にする人には相当気をつけるべし。

うまくやる、というのは八方美人になり、立ち回るという事ではない。人の悪口は言わない、嘘は言わない、他人の言動に踊らされない事ではなかろうか。
自らの芯を持ち、まっすぐ人を見れる事、これは自戒を込めた私自身の理想でもある。

人との関係は尊敬と信頼で成り立つ。

人生は続く、共に輝こう!

このコラムは2016年8月末に執筆。バンコクの情報誌WOM Bangkok 10月号に掲載。
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#バンコク #タイ #コラム
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