さてはて、いよいよシーズンファイナル。
土曜日の3位決戦にも絡んだ〝宿題〟を抱えるため、
すでに、キックオフまで12時間となろうとしている時間ながら簡単に前打ちを。
実力はかなり拮抗する中で、シーズンスタッツを見ると若干1位チームが優位に立つ印象ではあるが、こんな数字だ。
【神戸】 【クボタ】
1位 順 位 3位
16勝2敗 成 績 14勝4敗
750 得 点 709
112 得トライ 102
456 失 点 357
215 反 則 数 167
※リーグ戦18試合の数値
▼トータルスタッツ(by Rugby Pass)
2316 ボールキャリー 2290
10324 ランメーター 9953
165 クリーンブレーク 179
87% タックル成功率 86%
ディシプリンでスピアーズが若干優位ではあるが、主要な数値は非常に近似値を示している。実力は互角といいたいところだが、スピアーズ側がキーマンと呼べる選手数人を欠いているのはやや厳しい戦いを予想させる。以前にSNSですこし触れたが、自慢の〝船橋ボムスコッド〟投入までの時間で、いかに戦えるかが注目。理想を言えば、後半15—20分までにリードを奪えば勝機は見えてくると期待したいところだが…
ちなみにメンバー表に触れておくと、ティアナン、アーディ、ワイサケという3列の破壊力は神戸が充実。狂気のFL末永健雄を中心にクボタがどう立ち向かうか。ミッドウィールダーをみても、神戸のボールドライブをどこまで封じ込めるか。#15上ノ坊、#14植田の息の合った若手が暴れるような展開だと、クボタはかなり苦しくなる。逆に#15ショーンが準決勝まで同様にボールを持てれば、幾度かのスコアチャンスが作れるだろう。
で、前日行われた両チームが会した会見からのコメントを紹介しておこう。
これは「優勝を逃した昨季からチームはどんな進化を感じているか」という質問に対してのデイブさん、フランさんの回答だが、こちらの質問も拙さもあり、お二人とも対戦相手側の評価も加えて応えてくれたので、そのままお伝えしたおこう。
▼神戸・デイブHC
クボタに関しては、過去4年で3度決勝まで進んでいるチーム。決勝を戦うことにも経験豊富です。フランさんは素晴らしい仕事をしてきて、何年もかけてしっかりと競技力の高いチームを創作り上げてきた。我々も間違いなく良くなってきていると思います。ディフェンス面やプレー精度の部分ですね。昨季に比べてターンオーバーの数も減少して、自分たちで自分たちに重圧をかけてしまう状況は減っていると思う。決勝は、積み上げてきたものを80分の中でどれだけ出し続けることが出来るかに尽きると思います
▼クボタ・フランHC
デイブさんが話したことと同じような思いですが、ここ数年、そしてとりわけ今季ですが神戸は非常にタフなチームで、対戦相手が結果を出すのが非常に難しい試合が多かった。我々については、昨年の決勝で負けたことからの学びでは、大事な局面でのディフェンスだったり、エリアを取っていく部分にフォーカスを置いて修正してきました。ディフェンス担当のスコット・マクラウドも2年目ということもあって、継続性がしっかりと生かされていますし、ランとキックのバランス、キックオフからの攻防をどれだけ上手くやっていけるか。それがしっかり出来れば、チャンスに繋げて勢いを持てるだろう
両HCとも〝概略〟程度のコメントではあったが、攻守トータルに底上げに自信を持つスティーラーズと、防御、ラン&キックを中心に整備されてきたスピアーズ、いずれが高い完成度を見せられるかが1つのポイント。
「しょせん」と書くと元も子もないが、ラグビーはやはり、いかに相手にミスをさせ、自分たちのミスを減らすかが、永遠のテーマでもある。
ヘビー級のようなパンチの応酬の中で、自分たちのエクスキューションを保てたほうに、勝利の女神がほほ笑むことになる。









