先回は、基本機能である、接続・取得・表示・保存に絞り、FCSTをMicrosoft Storeに登録した話でした。
今回は、一部機能を絞っての提供ですが、噴射マップ、スロットルマップ、点火マップ(ドエルアングル、ノック制御含む)の編集機能を追加しました。
自分のAE86での動作確認は行なっていますが、例によって 他のFreedom Computerでも正常動作するかどうか分からないので、もしも使う場合はバックアップを取りながら慎重にお願いします。もし、何か不具合がありましたらご連絡いただければと思います。
因みに、「一部機能を絞って」という部分ですが、
- 回転数は500rpmピッチで500〜9000rpmまで
- 吸気管圧力は50mmHgピッチで50〜800mmHgまで(吸気管圧力ビッチの変更や、過給機には対応していません)
- スロットル開度は5%ピッチで0〜95%まで
- A/Fマップは非対応(物理値変換の仕方が分からず・・・)
- マップトレース機能なし
となっています。
開発に掛けられる時間も限られているので、ご了承ください🙇
今後の事は、皆さんからのご意見や、情報を頂いて考えてゆきたいと思っています。
使い方は、先回書いたように立ち上げた後、「Set」タブにある「IG-Set」や「F-Map」「Th-Map」を押すと、それぞれのMapをFreedom Computerから読み込むので、それぞれのタブに移動するとMapが表示されます。ここで適宜、値を変更すれば即時Freedom Computerに書き込まれます。
オフラインでの編集や、マップの保存、比較などシャレた機能は付いてません(笑)
ユースケースとしては、エンジンを回した状態で、A/Fがずれていた時や、ノッキングした時、もう少し点火時期を早めたい時、マップがスムーズじゃない時に、このマップを変更しつつ、イイカンジの所を探す感じかと思います。
その間もずっとログは取れているので、あとから落ち着いてデータ確認して最適値を探す事も可能です。
この動画を見ていただければ、使うのはそんなに難しくないかと思います。
注意が必要なのは、Freedom Computerで学習をONにしている場合、Freedom Computer内部の噴射Map、スロットルMapは更新されて行きますが、FCSTに表示されているMapは読み込んだ時のままなので、不整合が生じる可能性がある点です。
そういう場合は、Freedom Computer側の学習をOFFにするか、「Set」タブにある「F-Map」や「Th-Map」を押して、再度読み込んで頂ければと思います。
将来的にはこのような不整合が発生しない仕組みにしたいけど・・・
あと、今回のバージョンのMicrosoft Store登録はしばしお待ちください(申請の仕方を忘れてしまったので😅)。
因みに、ホームページの方も地道にアップデートしていますので、興味ありましたら、ご覧下さい☺️
https://sites.google.com/view/paddock-n/