参拝客を癒やす涼やかな風鈴の音 南宮大社 | シニアの の~んびり道草

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日頃の散歩や近場のドライブ、時には一晩泊りでぶらっと訪ね歩くことがある。そんな折、おお! これは綺麗だ、これは凄い、これは面白いと感嘆したり、感動したようなことを、思いつくまヽアルバム風に綴ってみる。

垂井町の南宮大社で、参道や手水舎が500個の風鈴で彩られ、涼やかな音色が参拝客を癒やしているので、8月20日に行ってきた。

南宮大社に伝わる伊吹おろしの風と驛鈴(奈良時代から平安時代中期、律令制度がとられていた時代、都と各地の國府を結ぶ道路に約16kmごとに設けられた驛[驛家]を利用する資格を示すもの)にちなみ、新型コロナウイルスの災いを吹き払おうと、昨年初めて手水舎をガラス製と鉄製の風鈴で彩った。今年は風鈴の数を増やしたほか、長さ7mほどの木枠のトンネルに風鈴を飾り付けた「風鈴亭」もお目見えした。写真は高舞殿前に設置された木枠の「風鈴亭」。


風鈴は風に揺られて透き通った音色を響かせ、吊るされた短冊には「コロナが早く終息します様に」「良き出会いがありますように」などと参拝客らの願いが書かれた「風鈴奉納」が行われている。



手水舎の天井や横木に吊るされた風鈴。


手水舎を彩る涼しそうなガラス製の「風鈴手水」。毎月、一、十五日は手水舎の水面を季節の花で彩る「花手水」を実施し、午後9時まで境内を開放するという。


境内の参道に設置された長さ7mほどの木枠の風鈴トンネル。左は境内から楼門側の眺め、右は楼門側から見た「風鈴亭」。 


風に揺れる風鈴の音が参拝者に清涼感を届けている。


風鈴の音には魔除けの御利益があるとされ新型コロナウイルスの感染拡大を受け、早い収束への願いなどを込めて奉納された短冊。


縁結びの祈願や「一攫千金」といった金運アップの短冊も。


ここからは南宮大社境内のあちこち。国道21号の御所野交差点を南進すると、東海道新幹線のガード越しに大鳥居が見えてくる。ここから約600m先が南宮大社。境内入口の社標石碑。


南宮大社のあらまし。岐阜県西部、南宮山の山麓に鎮座する。「國府の南に位置する宮」として「南宮」を名乗るようになったとされる。鉱山を司どる神である金山彦命を祭神としており、全国の鉱山・金属業の総本宮として古くから信仰を集めている。境内には江戸時代の遺構18棟が残っており、国の重要文化財に指定されている。※國府=現在の垂井町府中に置かれた美濃國府(国史跡美濃國府跡)に「美濃國府廳趾」の碑がある。


楼門へ向かう右手参道から、石輪橋(国指定重文)と楼門(国指定重文)を眺める。右は楼門を額縁に高舞殿(国指定重文)前の木枠のトンネル・風鈴亭を眺める。


おみくじ納所と願懸け絵馬垣の様子。


家族連れの参拝者(拝殿横の回廊前で)。


帰りに高さ21mの大鳥居を眺める。後方は東海道新幹線の高架橋。



岐阜県不破郡垂井町宮代峯1734-1 南宮大社のMAP