瑞々しい若葉を初夏の風に揺らせる メタセコイア並木 | シニアの の~んびり道草

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日頃の散歩や近場のドライブ、時には一晩泊りでぶらっと訪ね歩くことがある。そんな折、おお! これは綺麗だ、これは凄い、これは面白いと感嘆したり、感動したようなことを、思いつくまヽアルバム風に綴ってみる。

6月5日、新聞報道やSNSで話題の滋賀県高島市マキノ町の「メタセコイア並木」へ行ってきた。日本で初めて「カタカナ」の名前が付いた町だという。

マキノ町へのアクセスは決していいとは言えないが、車であれば最寄のインターチェンジは名神高速栗東I.C。そこから琵琶湖大橋、国道161号・湖西道路を経由して約90分。もしくは北陸自動車道木之本I.Cから、R8、R303、県道287号を経由して約50分だが、私は往路は木之本I.C、帰路は栗東I.Cを利用した。JRなら湖西線マキノ駅下車でバスかタクシーを利用。

このメタセコイア並木は、昭和56年(1981)に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環として、マキノ町果樹生産組合によってマキノ栗園(現ピックランド)の防風林として、マキノ栗園内をマキノ高原まで 幹線町道沿いに400本の苗木が植えられたもの。その後も地域の人々の手により育まれ、さらに並木道は延伸して、現在総延長2.4km、500本と今日の壮観を形成するに至っている。

メタセコイアは中国原産、ひのき科メタセコイア属の落葉高木で、和名アケボノスギ。樹高は35mに及ぶ。最大樹高が115mにも及ぶと云われるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変化した)セコイアと名付けられている(現地説明板による)。




南側(JR湖西線マキノ駅方面)の起点。ここから北に向かって2.4kmの並木が伸びている。マキノピックランド駐車場0.5km、マキノ高原3kmの標識が見える。
南側の起点

南端付近の樹高12mほどの大木の並木。側道横のブルーネットはブルーベリー畑。
南の起点付近の並木

南端近くの新緑が眩しい並木の散策を楽しむ観光客。
西側側道から見た並木

ピックランド西側の交差点を颯爽と駆け抜けるツーリング仲間。
バイクのツーリング

「新・日本の街路樹百景」選定、「マキノ高原のメタセコイア並木」の案内板前で、記念写真を撮る観光客。
並木の案内碑

ピックランド駐車場から果樹園越しに見た並木と散策路からメタセコイアの太い幹が連なる並木を見る。
駐車場、側道から眺める

ピックランド西側の交差点から、真っ直ぐ北に向かって伸びる美しい並木。両側には関西でも随一の規模を誇る観光栗園などが広がる。
交差点北側の並木

真っ直ぐな道なのでついついアクセルを踏んでしまいがちだが、このメタセコイア並木道は逆にアクセルを緩めゆっくりと走りたくなる道である。
赤色の車とバイク

報道写真などでも紹介されているベストアングル。条件が整えば、このように並木の影が道路に対して真横に連なる「ゼブラロード」の中を走ることができる。
ゼブラロード

北端付近の美しい円錐形のメタセコイア並木を東側から眺める。
北側起点付近を外から

北側(マキノ高原マキノスキー場方面)の起点。ここからは折り返すかたちで南に向かう。
北側の起点付近

この並木路は、一般道(県道287号小荒路~牧野沢線、町道沢~牧野線)であり、また周辺住民の生活道路でもある。観光以外の車もたくさん通っているので、路上駐車や道路の中央部に出ての写真撮影は慎まなければならない。
路肩に駐車の車

山裾の小さな町に、四季が織りなす雄大な景観が話題を呼び、全国から多くの観光客が訪れるようになったという。初めて訪れた私も、総延長2.4kmの絶景ドライブコースは、まるで映画のワンシーンの中に入り込んでしまったように感動し、ハンドルを握り並木道を走り抜ける爽快感に満足した。
緩い下り坂

「初夏に映える メタセコイア並木」のビデオ


滋賀県高島市マキノ町 メタセコイア並木のMAP