電車を乗り継ぎ
奥多摩駅に到着です。
今年3回目の奥多摩駅です。
平日でもそれなりの数の登山者がいました。
ほとんどの登山者は
バスに乗り継いでいました。
私はここから登山を開始しました。
しばらくは青梅街道を歩きます。
奥に見えてきたのは
これから登る九竜山であろうか。
ここから街道を離れて
住宅地に入ります。
住宅地の先にお寺があり
その先が墓地でした。
墓地敷地を横切った先の
ここから山道に入ります。
写真を見ると
トトロが住む森の入り口に見えます。
ここを登ってきました。
地図を見ると破線ルートですが
踏み跡は明瞭な道です。
平日のこんなマイナーなルート
歩く人は私だけのようです。
歩くとやたらと蜘蛛の巣に引っ掛かります。
その辺りに落ちていた木の枝を拾い
その枝で蜘蛛の巣を払いながら進みます。
この木の枝は下山するまで活躍しました。
しばらく進むと林道に出ます。
林道を少し左側に進むと
ハシゴがあり
ここを登ります。
この先も明瞭な登山道が続いています。
写真ではわかりにくいですが急登です。
微妙に湿った土が滑りやすいです。
小さめの高圧線の鉄塔がありました。
更に登っていきます。
新緑が綺麗です。
開けた場所があり
奥多摩湖が見えました。
上り詰めたピークが
九竜山の山頂です。
木々に囲まれていて眺めはありません。
ここでエネルギー補給の小休止しました。
九竜山から先は少し下ります。
開けた場所に出ました。
写真中央奥のピークが大菩薩嶺ですね。
その手前に鹿倉尾根、
大寺山の仏舎利塔が見えます。
右側奥のピークが黒川鶏冠山ですね。
これから向かう主脈縦走路、
鞘口山方面。
御前山方面。
次のピークが江戸小屋山です。
小屋がありそうな名前のピークですが
小屋はありません。
登山詳細図によると
私が歩いているこのコースは
江戸小屋尾根ルートとなっています。
主脈縦走路に合流した場所が
鞘口山の山頂です。
鞘口山は木々に囲まれていて
眺めはありません。
ベンチがあり小休止しました。
鞘口山からは主脈縦走路、
よく整備された歩きやすい道になります。
大ダワのすぐ手前に
石垣があります。
山レコの地図を見ると
大ダワに避難小屋が記載されています。
現在、避難小屋はありませんが
ここに避難小屋があったようです。
私はだいぶ昔になりますが
縦走でここを歩いています。
当時の記録の日付けを見ると
98年8月23日です。
その時は小屋があったかも知れませんが
全く記憶に残っていないですね。
その時は奥多摩湖から御前山、大岳山を
縦走しました。
下りきったところに林道が横切っていて
トイレがあります。
ここが大ダワです。
林道の奥多摩駅方面は
通行止めになっていました。
大ダワのトイレ。
林道を下ると神戸岩に出ます。
大ダワから急登を登り返します。
今回の予定には無かったですが
鋸山がすぐそばですので
予定のルートから少し外れて
鋸山に寄っていきます。
急登ですが僅かな登りで鋸山の山頂です。
鋸山の山頂は
木々に囲まれていて
眺めはありません。
私は鋸山は以前にも登っていまして
当時の記録を見ると
昭和64年(1989年)の元旦に登っています。
年号が平成に変わる直前のことです。
その時は奥多摩駅から尾根伝いで鋸山に登り
大岳山から馬頭刈尾根を下りました。
あまりに古い記録ですので
鋸山がどんな山頂だったのかは
全く覚えていません。
こんな地味な山頂だったのですね。
奥多摩、奥武蔵は
私の登山の原点とも言える山域で
若い頃はよく登りました。
山頂は私だけの貸切でした。
付近にはベンチが幾つかあり
ここでランチにします。
今回はガスストーブを持参しました。
久しぶりに山の中でお湯を沸かします。
最近は長い行程を歩く忙しい登山が多くて
山の中ではパンをジュースで流し込むだけの
短時間で済ます食事でしたが
今日は長い時間を歩く訳ではないので
余裕があります。
優雅にお湯を沸かす時間も
いいものですね。
腹ごしらえを済ませて
行動を再開します。
途中まで奥多摩駅方面に進みますが
ここで一般道から外れて天地山に向かいます。
標識の向こう側に
天地山への道が細々と続いています。
天地山方面には特に案内はなく
地図で確認しないと
気づかずに通り過ぎてしまいます。
間違えようの無い登山道から
踏み跡レベルの道になりますが
道は明瞭です。
途中、山ツツジが見頃でした。
鞍部まで下り、天地山に登り返します。
僅かな登りですが、岩場の急登です。
トラロープが張られています。
天地山に到着です。
山頂からは僅かに周囲の山が見えます。
方向的に奥に見えるのが長沢背稜ですね。
真ん中やや右側のピークが三ッドッケですね。
予定のピークは全て踏破したので
あとは下るだけです。
しばらく進むと林道の終点に出ました。
林道はだいぶ長い間整備されずに
放置されているようで
車両が通行できる状態ではありませんでした。
木や草が茂っていて
トンネル状になっていました。
車が通行できる場所まで来ました。
蜘蛛の巣を払う為に
今日一日活躍してくれた枝は
ここでお別れです。
切り株に立てかけておきます。
だいぶ麓に下りてきました。
前に見える山は本仁田山方面です。
多摩川南岸道路に出ました。
この道は車で奥多摩湖方面に向かう時に
利用する道です。
途中から奥多摩駅方面に進みます。
いつも立ち寄る山城屋で
わさびの醤油漬けを購入しました。
せっかくここまで来たので
温泉に入りたいです。
もえぎの湯に向かいます。
吊り橋を渡ります。
もえぎの湯に到着しましたが
残念ながら今日は休館日でした。
考えてみれば今日は月曜日です。
普段の休日の感覚で考えていました。
リサーチ不足でした。
足湯だけは営業していましたが
今日は温泉は諦めました。
道路からキャンプ場が見えます。
テントが幾つか張られていました。
奥多摩駅に到着です。
平日の中途半端な時間なので
周囲には営業している店は少なく
このまま帰ることにしました。
少し前に電車が発車したばかりなので
だいぶ駅で待ちました。
奥多摩駅は終点ですが
更に線路は伸びていて
その先は藪になっていました。
線路の先は石灰岩の採掘工場があります。
昔は青梅線は石灰岩を運搬する
貨物列車が運行していました。
話は逸れますが
昔は西武線も武甲山で採掘された
石灰岩を運搬する貨物列車が
運行していました。
いつのまにか青梅線、西武線の貨物列車は
見なくなりました。
やっと電車が来ました。
青梅、立川、八王子で電車を乗り継ぎました。
八王子駅でそば屋に入り
カツ丼を食べました。
帰宅後、購入した物を撮影していたら
我が家の愛猫のミルクが
興味深そうに近寄って来ました。
好奇心が旺盛な猫です。
邪魔するのが得意です。
今回購入した
わさびの醤油漬け。
奥多摩駅方面に行った時は
毎回購入しています。
絶品ですね
お酒に合いますね。
今回歩いたコース。
平日のマイナーなコースなので
主脈縦走路以外は
誰にも会わなかったです。
今回のコースは
山に慣れていて
静かな山歩きを好む方には
おすすめのコースですね。