恵那山【広河原駐車場から周回コース】 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。




6月22日(日)


今回の登山は
日本百名山の一つに数えられている
恵那山です。


登山の前に下調べしてみると
恵那山は山頂からの眺めは悪く
がっかり百名山なんて
あまりありがたくない言われ方も
されているようです。



恵那山がどのような魅力の山なのか
実際に自分の足で登って
みることにしました。



今回は近場の山ではないので
前日の夜に自宅を出発しました。




駒ヶ岳SAに到着しました。


深夜のSAはの駐車場は

トラックも多く

高速バスも何台も到着していました。



しばし仮眠します。







4時過ぎに起きました。

この時期は既に明るくなっています。

食堂で腹ごしらえしました。

食堂は24時間営業なので助かります。






目の前に中央アルプスの山々が見えました。





さて、現地に向かうとします。


更に高速を走り





高速を降りて一般道を走り

最後は狭い林道を走ります。

道幅が狭い林道なので

対向車が来たら嫌ですね。



広河原の駐車場に到着です。

時刻は5時半過ぎです。

この時間でも既に多くの車がありました。

さすがに百名山は人気ですね。



支度を済ませて

6時前に行動を開始しました。





私が車を駐車した先にも

駐車スペースがあり

そこは既にかなり車が埋まっていました。





ゲートを通過します。

ゲートの脇にトイレがあります。



今日歩く広河原からのコースは

調べてみると

2001年10月に開通した

比較的新しいコースです。

21世紀に開通したコースですね。


最短で山頂に登れるコースですが

急登が続くコースのようです。






しばらくは林道を歩きます。





沢沿いを歩きます。




今日は天気は良さそうです。

絶好の登山日和ですね。






トンネルを通行します。

トンネルは通行はできますが工事中でした。





ここから林道を外れて

山道に入ります。





沢を渡ります。






沢を渡ると登りが始まります。

急登です。

蒸し暑く、汗が噴き出てきます。









急登だけに

どんどん高度を上げていきます。





稜線に乗ると

登りがやや緩やかになります。


すると、平坦で広い場所に出ました。





そこが4合目です。






ここで一息入れました。





更に登って行くと

視界が開けてきました。


日差しが強く

ここから帽子を被りました。




恵那山方面。







ここを登ってきました。





日差しがあると

更に暑く感じます。




再び樹林帯に入ります。

足もとには苔が生えていました。




足もとの岩の隙間から

ネズミが出てきました。

私がカメラを構える前に

素早く穴の中に隠れてしまいました。




傾斜が緩やかになると

山頂は近いです。




恵那山の山頂に到着です。

標高2191mとあります。




山頂標識②










山頂には展望台がありました。




登ってみると…




針葉樹の絶景が広がっていました。

周囲の山は見えません。





動画も撮影しました。







三角点。

この三角点は一等三角点です。

地図で確認すると

標高2190.3mです。



山頂付近のベンチに座り

パンを食べましたが

ここは虫が多く飛んでいて

身体にまとわりついてきます。

とてもゆっくり休憩する気にならない

状態です。

パンをひとつ齧っただけで

山頂を後にしました。

ラーメンも作ろうと

ストーブ、コッフェル、水を持ってきましたが

今回は使わないまま山行が終わりそうです。





山頂の少し先には

小さな神社があり

参拝していきます。




そこから更に進みます。




山頂の付近には

幾つか神社がありました。

恵那山は、昔から地元の人々に

崇められた山のようです。


深田久弥氏は百名山を選ぶ基準のひとつに

その山の歴史をあげています。


古くから地元の人々に崇められ

その頂に祠をまつるような山は

名山の資格を持っている。


深田氏は著書の中でそう述べています。



このブログを書きながら

日本百名山の恵那山の項を読んでみました。

深田氏が恵那山に登頂した時は

山頂からは素晴らしい絶景だったようです。

南アルプス、白山も見えたようです。

当時に比べて現在では

周囲の木々が成長したようです。





更に進んで行くとトイレがあり





その先には山小屋があります。









小屋の内部は清潔で広さもあります。

行程によっては

ここに宿泊して

ゆっくり山を楽しむのもアリですね。





小屋の裏に岩場があり




登ってみました。




ここからは富士山も見えるようですが

私が登った時はガスがかかっていて

眺めはイマイチでした。


写真は先ほどの恵那山の山頂方面です。





更に進んで行くと標識があります。





ここが恵那山の最高地点です。

2191mです。


標識が無ければ気付きようがない

木々に囲まれた地味な場所でした。



さて、当初の計画は

恵那山にはピストンで登るつもりでしたが

このコースをそのまま引き返すのは

あまり面白くありません。


まだ時間も早く、体力も十分に残っています。



私は予定を変更して

鳥越峠、千里山を経由して

下山することにしました。




なだらかな稜線歩きです。





ヌタ場(?)









変化があり、楽しい稜線歩きです。




ここにも神社があります。




ここが前宮コースの分岐点です。

ここから先は、私は右側の

大判山方面に進みます。


ここですれ違った登山者の御一行と

少し立ち話をしました。

その御一行は

私と逆のコースを歩かれていました。





分岐点から先は

急な下りになります。

滑らないように慎重に下ります。




笹藪の中を歩きます。

笹は刈られていて歩きやすいです。

刈られた笹の葉がまだ枯れていませんので

刈られたのは、つい最近のようです。









ロープが張られた箇所もありました。





テングナギ。





稜線の西側の斜面が崩壊しています。





平坦な場所に出ました。




ここがこだまエリアだそうです。

休憩ポイントですね。




恵那山方面。

すっかりガスがかかっています。







大判山に到着です。

付近にはベンチが幾つかあり

小休止しました。





三角点。




更に進みます。

ウバナギ。

ロープの先は切れ落ちています。





その先はコースは笹に覆われていました。

この辺りの笹の刈り払いは

これからのようです。






鳥越峠に到着です。

ここはコースが分岐していて

私は千両山に向かいます。





峠からは登り返します。

今日最後の登りです。

気合いを入れて行きます。




ギョリンソウ。




千両山に到着です。

周囲は開けていて

気持ちのいい場所ですが

ガスで眺めが無いのが残念ですね。




足もとに咲く花。





付近は笹が広がっています。






千両山から少し進んだ先から

稜線を外れます。

すぐ下に林道があるのが確認できます。



 



林道に出ました。

ここで今回の山道は終了です。

ここからは長い林道歩きです。





雨がポツポツ降ってきましたが

本降りにならなくてよかったです。





途中、ゲートがあり

そこを通過しました。





この林道はあまり整備されていないようで

舗装路ですが所々、路面は荒れていました。

落石も幾つもあります。

いつ落石があってもおかしくなく

あまり長居したく無いので

ペースを上げて行きます。





途中で野生のウサギに遭遇しました。


我が家で以前に飼っていた

ウサギにそっくりでした。


私がカメラを向けていたら

近寄ってきました。

このウサギは

我が家のウサギの生まれ変わりなのかも

知れません。





更に林道を歩きます。


この辺りで

先ほどの恵那山の山頂近くの

分岐点で会った登山者の御一行と

再びすれ違いました。

その御一行は

神坂峠の駐車場まで戻るとの事でした。






今朝通過した

見覚えのある登山道の分岐点まで

戻ってきました。


ここまで来たらもう少しです。




工事中のトンネル。




よく見ると

コンクリートに大きな亀裂が入っています。

ここも足早に通過しました。




ゲートまで戻ってきました。





今朝は満車に近かった駐車場は

ほとんどの車は帰っていて

ガラガラでした。

ここからの登山者は

ほとんどピストンのようです。



無事に車に戻ってきました。



着替えてから家路につきます。


途中で日帰りの温泉に入り

さっぱりして帰りました。



今回歩いたコース。



山頂だけを目指す100名山ハンターならば

短時間で登頂できる

広河原からのピストン一択ですが

私は周回コースで周囲の山も歩いたので

充実した山歩きになりました。



がっかり百名山と言われる恵那山ですが

確かに眺望は残念な山でしたね。

ガスがかからなければ

もう少し眺望を楽しめたと思います。

でも、山の植生の変化を楽しめて

充実した山歩きでした。


再びリピートしたい山か?


と訊かれたら


とりあえず恵那山はお腹いっぱい。


そんな感想の山でした。



今回は山を歩いている時間よりも

往復の運転の方が長時間で大変でした。

前夜の寝不足のせいか

帰りは途中で睡魔に襲われたので

車を停めて仮眠しました。





帰りに立ち寄った土産屋が併設された食堂で

山バッジを購入しました。






お土産に地酒を購入しました。