朝食を済ませて
ツエルトを撤収しました。
気温は11度でした。
小屋で発表された天気予報を見ると
明日の朝までは予報は雨になっています。
今日の予定は
北穂高岳を経由して涸沢でもう一泊でした。
北穂高に向かう稜線は
岩場のなかなか険しいコースです。
前回はガスで見ることができなかった
北穂高岳から
大キレット越しの槍ヶ岳を見ることが
今回の山行のテーマのひとつでしたが
この雨では今回も無理ですね。
その時の山行の記録です。
それに今晩も雨と言うことは
また今晩も雨のツエルト泊となります。
さすがに3日連続雨のツエルト泊は
厳しいものがありますね。
ここは無理をせずに
予定を変更して
ザイテングラードから下山することにします。
悪天候の険しい岩稜歩きは
かなり危険ですからね。
ここからザイテングラードを下ります。
お花畑の中を歩きます。
今回、ミラーレス一眼カメラを
持ってきてはいますが
初日は雨。
2日目は険しい岩稜歩きで使う余裕が無く
3日目は再び雨の中です。
カメラを濡らすのは嫌なので
今回の山行の写真は
ほとんどスマホのカメラで撮影しました。
今日もスマホのカメラで撮影です。
ザイテングラードは
よく整備されたコースですが
雨なので滑らないように
慎重に下ります。
どんどん下っていきます。
涸沢小屋に到着です。
写真だけ撮って通過しました。
涸沢小屋。
北穂高方面。
涸沢のテント場。
雨は降り続いていて
時々強く降っています。
さすがに今日も
この雨の中のツエルト泊は勘弁ですね。
ところで雨の中を長時間歩いていると
登山靴の中に雨が染みてきて
靴の中がぐちゃぐちゃになります。
私の靴は、中は既にぐちゃぐゃです。
私は今までゴアテックスを使用して
防水性の高さを謳った登山靴を
何足も購入していますが
いずれの靴も
長時間雨の中を歩くと
雨が染みてきます。
雨が染みないトレッキングシューズは
あるのだろうか?
私が昔、雪山登山で履いていた
革製の重登山靴は
防水性は完璧でしたが
夏山でそれを履くのは
完全なオーバースペックですね。
更に下っていきます。
本谷橋です。
涸沢から横尾までの中間地点ですね。
絶好の休憩ポイントですが
ここも素通りします。
屏風岩。
橋を渡ると
横尾山荘に到着です。
ここでヘルメットを脱いで
帽子に変えます。
特に休まずに
そのまま行動を再開します。
ここから先は山道と言うよりも
遊歩道と言ったコースになります。
過去に何度も歩いたコースなので
ここは飛ばして行きます。
徳沢に到着です。
ここも素通りします。
良さげなテント場だとは
いつも思うのですが
ここでのテント泊はまだ未経験です。
熊避けの鐘があり
鳴らしていきます。
明神に到着です。
ここから先は小梨平まで通行止めです。
橋を渡り
梓川の対岸の道を歩きます。
この辺りまできたら
再び雨が強くなってきました。
岳沢湿原付近にて。
本降りの雨の中を黙々と歩きます。
もしも雨が止んでいたら
小梨平辺りでもう一泊する
選択肢もありましたが
この雨ではその気は全く失せました。
河童橋に到着です。
結局今回は
上高地から穂高連峰を眺めることは
できませんでした。
上高地のバスターミナルに到着です。
結局、穂高岳山荘からここまで
休まずに歩きました。
依然と本降りの雨は降り続いています。
この辺りで食事をして
お土産でも買ってから帰ろうと思っていましたが
もう何もする気は起きず
そのまま沢渡行きのバスを待つ列に
並びました。
バスは増発されていて
次のバスの2台目に乗ることができました。
沢渡の駐車場まで戻ってきました。
この辺りも雨が少し降っていました。
ここから車でさほど遠くない場所に
白骨温泉があります。
前から気になっていて
機会があれば寄ろうと思っていましたが
車に乗り込む前に
まずはお風呂に入って
身体を洗いたいです。
白骨温泉に行くのはやめて
ザックを車に置いて
着替えを持って
駐車場の近くの温泉宿に向かいました。
この温泉宿のお風呂は
快適な設備は何もありませんが
源泉掛け流しです。
数年前に利用した時は300円で入浴できましたが
今回は500円に値上がりしていました。
私はまだ休みが1日残っていて
状況によって予定よりも早く下山したら
乗鞍岳辺りを散策してもいいかな。
と、考えていて
一応、地図等の準備をしてありましたが
もう、濡れた登山靴を履く気はしません。
車なので、予備のトレッキングシューズを
車に積んでおけば良かったですが
それは後の祭りです。
ここは大人しく帰ることにします。
あとは安全運転で帰るだけです。
帰りの道は平日なので空いていて
渋滞に巻き込まれずに帰ることができました。
今回の登山は予定を変更して1日早い帰宅でした。
予定していたコースを
全て歩くことはできませんでしたが
2日目、いい天気の中を
ジャンダルムに登頂することができたので
それだけでも満足です。
険しい稜線歩きでしたが
歩いていて楽しかったです。
またあのコースを歩きますか?
と訊かれたら
もう結構です。
と答えますが。
あのコースは、私レベルの登山者が
何度も行ってはいけないコースです。
私的には、一生に一度の
究極のコースですね。
何年も前から計画を立てていて
少しずつステップアップして
今回、念願が叶った山行でした。
もし、山に神様、女神がおられるならば
私の今回の山行で
一番大事な日に
微笑んでくれたのかもしれません。
私の中で、これからどれぐらい登山ができるかは
分かりませんが
登山をやめる時
これまで登った山で
1番険しいを挙げれば
ジャンダルムを外すことはできないでしょうね。
今回購入した山バッジ。
ジャンダルムバッジも迷わず購入しました。
穂高岳山荘で購入した手拭い。
帰りに
途中の酒屋で購入した日本酒。
一升瓶を購入。