北アルプス、最難関ルートに挑む①【上高地から西穂山荘へ】 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。



今回の山行は夏山登山です。
今年も北アルプスを歩きます。

近年は毎年登っている北アルプスで
私はこれまで自分なりに険しいコースも
いくつか踏破してきましたが
今年は北アルプスの数ある険しいコースでも
(一般道としては)
最難関のコースに挑みます。
そのコースは、毎年行くかどうか悩んで
去年は直前に別のコースに変更しました。

その難関コースとは
西穂高岳からジャンダルムを越えて
奥穂高岳に至るコースです。

北アルプスに登る一般登山者には
憧れのコースですね。

今年は満を侍して
そのコースに挑みます。
自分の中では、厳しい岩稜帯を歩くのは
これが最後にするつもりです。
岩稜帯どころか
このコースを踏破したら
登山の趣味から引退しても
悔いはないな…
そこまでの覚悟を決めて望みます。

私の夏山登山の始まりです。





7月27日(土)

夜に自宅を出発しました。
行きにスタンドで給油します。
田舎はガソリンの値段が高いので
地元で満タンに給油していきます。


28日(日)

未明に沢渡に到着。

いつも利用している駐車場に駐車しました。


少し車内で仮眠します。


この時期、バスターミナルから上高地行きの

始発のバスは5時です。

でも私は今日は短い行程なので

もう少し後のバスに乗ることにしました。





連休や、お盆の時間ではないので

まだ駐車場は空いていました。




ここには足湯、トイレもあります。

私はここの足湯は

まだ一度も利用した事はありませんが…


時折り、雨が降っています。

ザッと強く降ることもあります。

せっかくの夏山登山、

晴天を期待していましたが

こればかりはしょうがないですね。





少し歩いたこの先がバスターミナルです。




バスターミナルに到着です。

この時間でも

それなりに人は並んでいます。




もう少しでこの景色とご対面ですね。





往復チケットを購入して

バスに乗り込みます。

6時のバスに乗りました。

もう少し仮眠して

もっと遅い時間のバスでも

全然大丈夫なのですが

はやる気持ちを抑えきれませんね。







上高地のターミナルに到着です。




私が北アルプスの初見参は

今からちょうど40年前です。

私が登山を始めるきっかけになった山行でした。

その時は上高地も訪れています。

それから何度も訪れている北アルプスですが

私の中では北アルプスの山々は

聖地ですね。


その聖地に降り立ちます。




まずは登山届を提出しました。





まだターミナルの周囲のお店は

営業していません。




せっかくなので

近くを散歩します。


上高地と言えばここですね。

でも残念ながら何も見えません。




焼岳方面もこんな感じです。




河童橋の上から




穂高連峰方面。




河童橋の先が小梨平キャンプ場です。




去年はこの辺りにテントを張りました。

また今年もやって来ました。



小梨平から先は

明神まで通行止めで

利用する場合は梓川の対岸のコースに

迂回することになります。







そろそろ出発します。

ザックを背負って行動を開始します。





梓川沿いに出ました。




今回の登山は

このイラストの

奥穂高岳から左側の部分を歩きます。


ここまで来て

この景色が見れないのは

非常に残念ですね。


時折り、雨が強くなります。

雨具を着ると、暑くて蒸れるので

少々の雨なら

雨具を着ない方が快適ですね。

透湿性を謳っているゴアテックスでも

蒸れますからね。






しばらく川沿い遠歩きます。




去年も山行最終日にここを歩いて

焼岳に向かいました。







返す返すも

ここまでやって来て

この景色を見れないのは残念です。




ところで私は穂高連峰とは相性が悪く

これまでに

前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳と登りましたが

いずれの山頂でも

ガスで眺めはありませんでした。

果たして今回も


穂高と名のつく山頂では

ガスで眺めは得られない。


そのジンクスは続くのでしょうか。






観光地である上高地も

熊は出没します。





田代橋を渡ります。






この先が

焼岳に向かうコースです。



そう言えば

最近焼岳は火山活動が活発化しているようです。

登られる方は、細心の注意が必要です。





ここが西穂高岳の登山口です。








ここから山道に入ります。







足もとに動くものが。

カエルでした。

この色のカエル、

山で時々見かけますね。


この後も何匹か見かけました。





宝水の標識が。

このすぐ下に水場があります。




貴重な水場です。

汲んで行きます。





コースはよく整備されています。







焼岳方面からの分岐点。








西穂山荘に到着です。




まずはテント泊の受付をしました。

受付のお姉さん曰く

最近、この近くの岳沢小屋のテント場で

テントが熊に襲われたので

ここでは

なるべくテントは

テント場の真ん中辺りに張ることを

薦められました。







味噌ラーメンを注文しました。






長澤まさみさんが映画の撮影で

ここに来られたようです。

この映画、ここもロケ地だったのですね。

小栗旬さん主演の「岳」ですね。







さて、忠告通りに

テント場の端は避けてツエルトを張ります。

ペグがしっかり刺さる

テントが張りやすいテント場です。



まだ時間が早いので

天気が良ければ独標辺りまで

偵察に行こうと思っていましたが

この天気なので

もう歩く気はしません。








テント場の周囲に咲く花。











時間とともにテントは増えていました。

明日は平日なので

それほどの混雑はありません。




周囲を偵察します。

ここはトイレです。






ツエルトの中でまったりします。

つまみを食べながら

ウイスキーをチビチビ飲ります。




今日の晩ごはんはこれですね。

今回の登山は装備の軽量化が大切ですからね。


でもこの手の食材は

いくら軽量化できると言っても

いくつも持参しないことをおすすめします。

この手の食材は色々な種類がありますが

種類を変えても連続すると

身体が拒絶反応を起こして

空腹でも身体が全く受けつけなくなります。


北アルプス等の山小屋が充実した山域は

テントでも山小屋のランチ、弁当等を

うまく活用するのが

正解な気がします。


現地の物を買って食べるのも

楽しみではありますからね。





ツエルトの欠点は

生地が一枚の為

雨が降り続けると

段々と水が染みてポタポタ落ちてきます。

ツエルトの中でも雨具を着ています。

今回は軽量化の為に

ある程度の快適性は犠牲にしています。

それでも一晩ぐらいは耐えることができますが

ツエルト泊で雨天の連続は嫌ですね。



今日は標高がそれほど高くないので

冷えはさほどでもないです。

今晩は持参したダウンジャケットを

着ませんでした。




テント場の夜。





これで初日は終わりです。

明日は険しい岩場を歩く予定ですが

天候次第では予定変更も考えています。


天気の回復を祈って

そろそろ寝ることにします。




続く。