大寺山から鹿倉山へ【奥多摩】 | HIROのブログ

HIROのブログ

山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。



4月14日(日)


週末の天気予報は晴れとなっています。
天気の良い週末、
山は行ける時に行かないと
予定した日に雨が続くこともあるので
行きそびれますからね。
なので先週に続いて今週も登山です。


今回は奥多摩、大寺山から鹿倉山を縦走します。
このコースは以前から気になっていましたが
半日で歩ける中途半端な行程なので
それなりの距離を歩きたい歩きたい私としては
今まで登らずにいました。

ネットで登られた方の記録を見ると
眺めがいい訳ではなく
公共の交通機関では
それなりに遠く行くのに時間がかかり
どちらかと言えば
不人気な部類の山のようです。


実際はどんな山なのか
実際に自分で歩いてみたいと思います。



今回も午前3時に起床して

現地に向かいました。




深山橋を渡った先の駐車場に駐車しました。

ここにはきれいなトイレもあります。

準備を済ませて行動を開始します。




この辺りは桜が植えられていて

ちょうど今が満開で

花びらが舞っていました。






深山橋の手前からの山道に入ります。





お店の脇を通ります。




お店の裏の木は真っ赤な花が咲いていました。




ここから登りが始まります。





いきなり急登です。

奥多摩の山は

急登で始まるイメージがあります。










途中、ツツジの花が咲いていました。

春ですね。






急登が終わると稜線歩きになります。





白い巨大な建物が現れました。

ここが大寺山の山頂に建つ仏舎利塔です。


この仏舎利塔は周囲の山からも目立ちますが

いざ現物を目の前にすると

想像以上に大きな建物でした。





建物、仏像は修復中のようで

仏像にはブルーシートがかけられていました。

足場が組まれていて

ペンキのような塗料もありました。








恐らく東西南北の方向に

それぞれ向いていると思われる

4体の仏像がありますが

全てブルーシートがかけられていました。






1974年に建立とありますので

ちょうど50年前になります。

建物もメンテナンスが必要な訳ですね。





仏舎利塔から見た景色。

建物の周囲は広場になっています。

周囲の木々が成長しているので

眺めは良くはありません。








付近には桜が咲いていました。





ここで小休止して

次は鹿倉山を目指します。





大寺山を過ぎると

なだらかな稜線歩きになります。





眺めは良くはありません。




こちらは三頭山方面。





しばらく進むと伐採された場所に出ました。

今回の登山で唯一の眺めでした。





拡大します。

雲取山です。

右側のピークは七ッ石山ですね。





白樺の木が印象的でした。




更に進むと山頂の標識がありました。




ここがオオヤマト山です。


登山詳細図を見ると

タナグチ山

(大マトイ山)

(大ヤマト山)

とあります。


麓の地区によっては呼び方が違うのかも

しれません。






標識の先が開けていて

奥多摩湖方面が見渡せました。





さらに進むと林道に出ました。

こんな山奥の稜線歩きで

車道を歩くのは幻滅ですね。





コースは林道を歩いたり

林道から外れたりします。

踏み跡が乱れる上に

枯れ葉が積もっている場所もあり

正規のルートがわかりにくく

いつのまにかコースから外れた所を

歩いていたりします。

基本、稜線を外れなければ問題はありません。





ピークに到着しました。






ここが鹿倉山です。

木々に囲まれていて

眺めはありません。




山頂標識②




三角点。



今回の山行はこの鹿倉山がメインですが

山頂と言うだけで特に印象に残る場所ではなく

小休止しただけで行動を再開しました。







小休止を済ませて行動を再開します。






明るく静かな森の中を歩く

なかなか気持ちのいいコースです。





なんて言っていたら

再び車道です。





年代物のビンが落ちていました。







林道の脇の斜面がえぐれていました。









林道を下りきった所が

大丹波峠です。




丹波山村方面に向かいます。





峠は大きな木が印象的でした。






ここからは林道を離れて

再び山道になります。


大丹波峠から丹波山に向かうコースは

数年前の台風の影響で

通行止めになっていました。

最近復旧して通行できるようになりました。






この辺りから急にくしゃみと鼻が出てきました。

この標識を見て納得です。

ちょうど今はヒノキ花粉の時期ですね。







この辺りで登って来る登山者とすれ違いました。

結局今回山で会った登山者は

その方だけでした。

休日の山歩きの一般コースで

ここまで人に会わない山は珍しいですね、





木が折れそうな橋を渡ります。





ここから先がこのコースの核心部ですね。




斜面が崩壊しています。





ザレた箇所もあります。

道がわかりにくい場所もありますが

基本、沢を下ります。

このコースは悪天候時は避けた方が無難ですね。





悪路区間を抜けると人工物が現れました。




これは何の設備だったのであろうか。

沢の水を利用する施設だったようですが




石垣の段差を慎重に降りました。




その設備の先には

わさびが栽培されていました。

わさびの栽培の設備だったのですね。





ここを下りてきました。


わさび栽培の作業員小屋であろうか。




犬小屋。

現在は飼われてはいないようです。


ところで昔、昭和の頃は

犬は屋外で飼うのが普通でした。


他人が家に来たら吠える、

犬の家庭での役割りは番犬でした。

現在では屋内で家族と一緒に暮らすのが

当たり前になりました。

屋外で飼育すれば

動物虐待と思われるかもしれません。

犬小屋は過去の物になりましたね。






ここから車道に出ました。





今回は幸い熊には遭遇しなかったです。




ローラー滑り台がありますが

今回はパスします。





のどかな里山の景色が広がっていました。











城の天守閣のような建物があります。




道の駅に立ち寄りました。






ここで日本酒を買いました。






付近で飼われている犬。




名前はミルク。


我が家の猫と同じ名前でした。




そばに温泉もありますが

温泉にゆっくり入るには

次のバスの時間に余裕はありません。

慌ただしく温泉に入るのもアレなので

温泉には入らず

バス停に向かいます。




バス停に到着です。

これで今回の山歩きは終わりです。


まだお昼前です。

私が日帰り登山でこの時間に山歩きを終えるのは

珍しいですね。

今回は、まだあまり疲れてはいませんが

早めに帰宅して自宅でゆっくり過ごすのも

悪くはないですね。


バスの時間までしばらくあります。

バス停のベンチに座り

行動食のパンを食べます。




休日の国道は

ツーリングのバイクが

引っ切りなしに通っていきます。





バス停から見た景色です。

この辺りはちょうど桜が見頃ですね。





バスに乗り、深山橋で下車しました。





この辺りも桜が咲いています。




深山橋を渡ります。




駐車場に戻ってきました。






帰宅途中で奥多摩駅の近くの

山城屋に立ち寄り





わさび漬けを購入しました。

昨年秋に購入した時よりも

値上がりしていました。

物価高騰の昨今、仕方ないですね。




確かこれは春先までの

季節限定ですね。

近くに来た時は必ず購入しています。

同じわさび漬けでも

今回はこの時期、4月中旬まで限定の

花わさびだそうで

これを食べた私の妻は

いつものわさび漬けよりも

今回の方が美味しいと言っていました。




帰宅してテレビを視ると

ちょうど競馬の皐月賞のレースが

出走直前でした。

私は馬券を買っていたので

レースを観戦できて良かったです。

シンエンペラーを軸に流して勝負した

私の馬券はハズレましたが…





今回歩いた大寺山、鹿倉山は

全般に眺めの無い樹林帯の中を歩くコースでした。

最後の沢沿いのルートは

一部荒れてはいましたが

危険と言うほどでは無かったです。


今回の山行のメインの山は鹿倉山ですが

木々に囲まれていて眺めがいい訳ではなく

地味な山頂です。

山頂からの絶景が楽しみで登山をされる方には

物足りない山かもですね。



今回は山で会った登山者は休日にもかかわらず

1人だけでした。


良く言えば静かな山歩きが楽しめる山。

悪く言えば眺めが悪く不人気の山。

そんな山ですね。


このコースの歩く適した時期は

秋の紅葉の時期から春の新緑の時期ですね。

今回は、まだ鬱陶しい虫がいなくて

快適に歩けました。