雲取山①【日原から富田新道経由】 | HIROのブログ

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山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。




1月1日、新しい年が明けました。
今年も元旦から山登りに行きます。




昨夜は紅白を観て、年越ししてから寝たので

3時間半ぐらいしか寝ていません。


ゆっくり家でお正月を過ごしたい気持ちも
ありますが
気持ちを奮い立たせて
自宅を出発しました。

外の気温はこの時期にしては
かなり暖かかったです。
ダウンジャケットを着て歩いて
駅に着く頃には汗が出ました。




いつもの始発電車に乗ります。







八王子、立川、青梅で乗り継ぎ

奥多摩駅に到着です。




いつも休日の朝は登山者で賑わう奥多摩駅も

さすがに元旦の朝は空いています。


東日原行きのバスに乗ります。

乗客は私を入れて3名。

終点まで乗車は2名でした。





東日原に到着です。

ここまで遠かったです。

乗り継ぎが多く

日原に来るには距離の割には時間がかかります。

周囲の山々は険しく

日原は、まさに東京都の秘境ですね。


ここから登山を開始します。








日原のシンボル、稲村岩。

稲村岩コースは

数年前に土砂崩れで通行止めになって

現在は登ることはできません。

再び通行できる時が来るのであろうか?





八丁橋。

孫惣谷のコースの分岐点です。

ここまでは車で来れますが

駐車してある車はありませんでした。





このコースは長い林道歩きが難点ですね。




富田新道の分岐点。





大ダワ林道コースの分岐点。

大ダワ林道は、私はだいぶ昔ですが

歩いたことがあります。

その時は普通の歩き易いコースだった

記憶があるのですが

その大ダワ林道は、10数年前に

大規模な崩壊を起こして

それ以来通行止めです。


私はこのコース、途中から二軒小屋尾根を

登ろうと思います。




いざ、コースに入ります。

このコースは、現在は整備されていないようで

かなりザレている上に

道幅も崩れて狭くなっています。

枯れ葉が積もっていて

相当歩きにくいです。


私はテント泊で、水や生の食材を満載した

約20キロの重装備です。

しかも険しい急な斜面に作られたコースで

もしバランスを崩して落ちたら

谷底まで真っ逆さまです。

重装備で通過するには

かなり難易度が高いです。

私は一旦車道まで引き返し

空身でルートを偵察してみることにしました。


途中まで行ってみたところ

確かに軽装ならば

行けなくはありません。

でも約20キロのザックを背負っては

かなり難易度が高いです。

ここで無理をして万が一の事が起きたら

取り返しのつかない事になります。


私は今回、このコースは諦めて

富田新道を登る事にします。


二軒小屋尾根ルートは

次回の課題にします。







先ほどの分岐点まで引き返し

富田新道に入ります。

富田新道は数年前に歩いているので

新鮮味はないですが

ここは安全策ですね。





吊り橋を渡ります。




このコースは稜線に乗るまでは

急登が続きます。





唐松谷林道の分岐点。

唐松谷林道も気になるコースですが

通行止めが続いています。

数年前に通行止めが解除されましたが

またすぐに崩壊が起きて

通行止めになってしまいました。

それ以来、通行止めが続いています。

このまま廃道になってしまうかもしれません。





ようやく尾根に乗りました。




あれは芋ノ木ドッケであろうか?





権衛ノ頭。





野陣ノ頭。





この富田新道の素晴らしいところは

石尾根に合流する手間の

この辺りの場所です。

ここは歩く価値がある場所ですね。


富田新道は、雲取山に登るコースの中では

長い林道歩きを嫌うせいか

決して人気のコースではありませんが

定番コースでは物足りない

山に慣れた方におすすめしたいコースですね。





石尾根縦走路に出ました。





そこから僅かに登ると小雲取山ですが

縦走コースは僅かにピークを巻いています。




せっかくなのでピークを踏んでいきます。




石尾根縦走路は眺めがいいですね。

気持ちのいいコースです。






ここまで来たら雲取山の山頂はすぐです。

避難小屋が見えてきました。





雲取山頂避難小屋に到着です。


当初の予定は

雲取山荘でテント泊の予定でしたが

山頂の眺めの良い場所に泊まって

翌朝、ご来光を見るのも悪くないな。

それに元旦の夜は、年越しの昨日よりも

宿泊者が少ないと思われます。


そう思って避難小屋に宿泊することにしました。



雲取山頂避難小屋は

大昔に2回宿泊したことがあります。

当時の避難小屋は

光が入らない暗い室内で

入り口の扉がしっかり閉まらない

隙間風が入る

あまり快適ではない小屋でした。


それから数年後、

避難小屋は建て直されて

今の小屋になりました。


私はその後も雲取山には何度も訪れていますが

建て直された現在の避難小屋には縁が無く

避難小屋に宿泊するのは

過去の記録を見ると

38年ぶりになります。






この時の気温は1度。

想定していたよりも暖かいですね。



小屋に入ると先客が2名でした。

私の後から1名来られて

この日の宿泊者は4名でした。




とりあえずザックを置いて

山頂に向かいました。
















説明不要の雲取山の山頂です。

山頂は私の貸し切りでした。

今、東京のてっぺんにいるのは私です。





動画も撮影しました。





石尾根方面。





とりあえず寝床を確保しました。



この頃、この日宿泊する4人目の方が

来られました。

その方から

石川県が地震によって

大津波警報が出ている。

と言う情報を聞きました。


どうやら下界では大変な出来事が

起きているようです。


ここでは私のスマホは

電波が圏外で

全く情報が入らない場所にいます。

詳細が知りたいところですが

どうにもなりません。



これは帰宅してから家族に聞いたのですが

東京都の私の自宅でも

長い時間の揺れを感じたようです。


このブログを書いている時点では

まだ被害の全貌はわかりませんが

少しでも被害が少ないことを

祈らずにはおれません。






夕食はおでんです。🍢

食材は昨日自宅で仕込んでおきました。

ウイスキーを飲みます。




お正月なので用意してきたのですが

おでんでお腹いっぱいになってしまったので

帰ってから食べることにします。


私はおせち料理はあまり好きではありませんが

伊達巻だけは好きで

お正月になると食べたくなります。
















夕方の景色。




動画も撮影しました。




日没後、東京都の夜景。

星も見えます。

よく見ると、見える星はオリオン座でした。

この写真はスマホのカメラで撮影。


先月、スマホを久しぶりに買い換えました。

スマホのカメラの進化は目覚ましく

以前の機種では

ここまできれいには撮れませんでした。

厳しい条件での撮影ほど

写りに差が出ます。



今回の写真はミラーレスのカメラで

撮りましたが

一部の写真はスマホです。








日が暮れる頃には他の宿泊者は

就寝モードに入っています。


私も早めに休むとします。



続く。