雨の中の尾瀬登山①【至仏山、尾瀬ヶ原へ】 | HIROのブログ

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山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。





10月15日(日)


今回の登山は尾瀬です。
私は過去に尾瀬には行った事が無く
今回が初めての尾瀬です。


今回はテント泊で計画を立てました。
あとは心配なのは天気ですね。
山行直前の天気予報では
初日が雨で翌日が曇りとなっています。
山に登るには微妙な天気ですね。

当初は初日に燧ヶ岳に登る予定でしたが
ひどいぬかるんだ道で悪名高い(?)
見晴新道を雨の中を歩くのは抵抗があるので
予定を変更して
初日は鳩待峠から入山して
天気予報では曇りの2日目に
燧ヶ岳に登ることにしました。




前日夜に自宅を出発して
途中でガソリンスタンドに寄り
給油してタイヤの空気圧も見ます。
それから車を走らせて群馬県にやってきました。
今年3回目の群馬県に遠征です。
深夜に戸倉の駐車場に到着しました。
車内でしばらく仮眠しました。

尾瀬に向かう途中からポツポツ雨が降ってきて
駐車場で仮眠していると
車の外は本降りの雨になっていました。
天気予報は的中ですね。

始発の鳩待峠行きのバスは5時です。
この時期のこの時間はまだ真っ暗です。

この雨の中を登るのは嫌だな…

出発をもう少し遅らせて
天気の様子を見ようか…

至仏山に登るのはやめて、尾瀬ヶ原に直行しようか?

登山を中止して
近くの温泉にでも入って帰ろうかな…

そんな気持ちが頭をよぎりました。
悪天候では気持ちが弱気になります。
でも、せっかくここまで来たのだから
行くだけ行ってみよう。

意を決して
雨具を着て、ザックにはザックカバーをして
車を出ました。




戸倉の第一駐車場はこの天気なので

思ったよりも空いていました。





第一駐車場の入り口が

鳩待峠行きのバス乗り場です。

バス乗り場には

既に10名程の登山者が

バスを待っていました。


私は券売機で乗車チケットを購入、

バスに乗り込みました。




バスはクネクネの山道を走ります。





鳩待峠に到着しました。

この時期のこの時間はまだ辺りは暗かったです。





バス停の少し先に休憩所があり

まだお店は営業していませんが

休憩室は開放されています。

そこで登山の支度をしました。





ザックを邪魔にならないところにデポして

サブザックで行動を開始しました。






最初に目指すのは至仏山です。

ここが登山口です。

雨の中、登山開始です。



私はいつも山に登る時は

カメラを首から下げながら

いつでも写真を撮れるようにして歩くのですが

今回の登山は終始雨でしたので

カメラはずっとザックの中で

出番はありませんでした。

今回の山行の写真は全てスマホのカメラです。





登山道は、笹が刈り払われていて

歩きやすいです。

さすが百名山はちゃんと整備されています。





しばらく登ると開けた場所に出ました。

晴れていれば絶景が拝めるのですが

仕方ないですね。





更に登って行くと

小さな湿原に出ました。







笠ヶ岳方面の分岐点。




ベンチがあります。

天気が良ければ絶好の休憩ポイントですが

ここは素通りします。





階段を登って行きます。




山頂らしき標識があります。





小至仏山の山頂に到着です。


ここは写真だけ撮って通過しました。



この辺りから先は森林限界を越えていて

晴れていれば絶景を眺めながらの

快適な稜線歩きでしょうけど

今日はこの天気です。

稜線は風が強く寒いです。

それにこの稜線は

蛇紋岩と呼ばれる滑りやすい岩があり

この雨で余計に滑りやすくなっています。

歩きながら足を置く位置に注意して

滑って転倒しないように慎重に通過します。




至仏山に到着です。

小至仏山から至仏山は

思ったよりも距離がありました。


至仏山の辺りは、雨がみぞれ混じりです。

それに風が強く、この写真を撮りながらも

身体が風に煽られました。

とにかく寒いです。





三角点。




あちらが尾瀬ヶ原方面。

晴れていれば…

それはもう言わないことにしましょう。





山名案内板。


写真を撮りながらも

身体が冷えていくのがわかります。

山頂でゆっくり休憩できる状況ではありません。

ここに長居すれば

低体温症になりそうです。


最近、山で低体温症で遭難するニュースを

よく耳にします。


至仏山と言う山の名の通り

至仏山の山頂で低体温症になり

仏に至っては洒落になりません。

冗談はさておき

ここはすぐに鳩待峠に引き返すことにしました。

撤退と言う言葉が正しいかもしれません。


樹林帯に入ると風が弱まり

ちょっと落ち着きました。



私は鳩待峠から至仏山を往復しましたが

途中で会った登山者は1人だけでした。





鳩待峠に戻ると、休憩所が開店していました。

私はここで至仏山の山バッジを購入しました。

レジで会計する時

手がかじかんでお金が上手くつかめませんでした。






鳩待峠から尾瀬ヶ原に向かいます。

ここから尾瀬ヶ原は登山と言うよりも

観光地と言った感じですね。

登山客に混じって

普通の服に傘をさして歩く方が

多く見受けられました。


この日は日曜日なので

この日、山を歩かれている方は

ほとんど帰る方のようです。

多くの登山者とすれ違いました。

明日は平日なので

これから尾瀬ヶ原方面に向かう方は

少数派ですね。




ひたすら木道を歩きます。




この辺りの紅葉は色がイマイチでした。







山の鼻に到着です。




山小屋が数軒あります。




ここにはキャンプ場もあります。






ここから先が尾瀬ヶ原です。





尾瀬と言えばこの景色ですね。

既に湿原の草花は枯れていて

一面に黄色い湿原が広がっていました。


前日尾瀬ヶ原に泊まった方々は

ほとんど帰られたようなので

山の鼻から先の木道は空いていました。





















前方に燧ヶ岳が見えてきました。






動画を撮影しました。



















龍宮小屋。

この辺りが尾瀬ヶ原の真ん中ですね。


龍宮小屋を過ぎて川を渡ると

福島県の檜枝岐村に入ります。








ここは龍宮現象と呼ばれる現象が

見られる場所のようですが

よくわからなかったです。









燧ヶ岳に近づいてきました。





今日の宿泊地、

見晴に到着しました。





見晴は山小屋が何軒もありました。





燧小屋でテント泊の手続きをしました。







ここが見晴のテント場です。

見晴休憩所とトイレがすぐ側にあります。




明日が平日でこの雨です。

さすがにテント場は空いていました。

なるべく水はけが良さそうな場所を選んで

テントを張りました。





そう言えば今日は

ずっと雨の中を歩いてきたので

食事するタイミングを逃してしまい

水分補給はしていましたが

ここまで何も食べていなかったです。


肉まん、ピザまんを温めて食べました。

ウイスキーを飲みながら

つまみを食べていたら

お腹が一杯になりました。

夕食は鍋焼きうどんを用意してありますが

それは翌朝食べることにします。





夜は、テント場の隣りの休憩所で

スライドショーが開催されました。

折角なので私は参加して

尾瀬の興味深い話を聞かせていただきました。





テントに戻り

寝酒にウイスキーを少し飲んでから

寝袋に潜ります。



夜中は本降りの雨で

テントに激しく雨が当たる音がしました。




続く。