今日の行程はそれほど長いコースではありませんので
気楽に構えていたのですが
周りのテントの起き出した気配を感じて
私はなんとなく寝ていられなくなり
私も支度を始めます。
まだ暗いうちに
荷物を撤収します。
空が明るくなってきました。
せっかくですので
大天井岳の山頂から
御来光を見ようと思います。
大天荘から僅かな登りで
大天井岳の山頂です。
既に多くの登山者が御来光を待っていました。
三角点。
しばらく待っていると
雲海の上に真っ赤な太陽が姿を現しました。
感動的な瞬間ですね。
山頂は祀られていました。
お賽銭を入れて
お詣りしました。
太陽とは反対側の
槍、穂高連峰が
朝焼けに染まっています。
写真左側から
前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳が見えます。
大きくえぐれたところが大キレットで
その右側が南岳ですね。
ついでながら南岳小屋の裏から見る
朝焼けに染まる穂高連峰も
一見の価値がありますね。
裏銀座の山々。
左側から三俣蓮華岳、
写真中央のえぐれた部分に三俣山荘があります。
その右側が鷲羽岳、
そのすぐ右側の尖った山がワリモ岳です。
三俣山荘のある鞍部の奥に見える稜線は
黒部五郎岳あたりであろうか?
剱岳、立山方面。
燕岳方面。
奥に見える双耳峰のピークが鹿島槍ヶ岳、
その左側奥が五竜岳ですね。
動画を撮影しました。
名残惜しいところですが
そろそろ小屋に戻ろうと思います。
小屋の裏側には
チングルマが綿毛モードになっていました。
幕営手形を返却します。
ザックを背負って
行動を開始します。
向かうは槍ヶ岳方面。
今から出発すれば
お昼ぐらいには
槍ヶ岳山荘に到着できるはずですね。
槍ヶ岳は北アルプスの数ある山の中でも
特別な存在感がある山ですね。
あの山に向かって歩くのは
テンションが上がりますね。
穂高連峰もいい感じです。
大天井岳の巻道を歩きます。
巻道を終えて
下りきった所にある大天井ヒュッテ。
小屋の前で団体さんが
記念写真を撮っていました。
団体さんの行動に巻き込まれないように
急いで小屋の前を通過しました。
キンコウカ。
これから歩く稜線。
しばらく進み
尾根に出た所がビックリ平です。
裏銀座方面。
写真中央奥が先ほどご来光を眺めた
大天井岳です。
歩きやすい道です。
槍ヶ岳がどんどん近づいてきます。
この写真のアングルから見ると
稜線伝いに簡単に槍ヶ岳まで行けそうですが
このコースの核心部はこれからです。
朝が早かったのでお腹が空きます。
途中でパンを食べて水分補給します。
ウサギギク。
ハイマツに混じって
シャクナゲも咲いていました。
この辺りは多くの高山植物の花が
咲いていました。
ハクサンフウロ。
ヨツバシオガマ。
お花畑です。
ケルンがある無名のピーク。
槍ヶ岳のアングルが
少しずつ変わってきました。
西岳山頂の分岐点。
私はこのすぐ先にある
小屋の前にザックをデポして
山頂に向かいます。
急登です。
僅かな登りで西岳に到着です。
ここは槍ヶ岳を望む
絶好の位置にある展望台です。
縦走路から少し外れているので
登らずに通過する方も多いと思いますが
登る価値があるピークです。
大天井岳がだいぶ遠くに見えます。
だいぶ歩いてきました。
高瀬湖が見えます。
常念岳方面。
穂高もだいぶ近付きました。
ここから見ると
北穂高岳(右側のドーム状のピーク)
の山頂にある北穂高小屋は
凄い場所にある山小屋ですね。
その手前は断崖絶壁に見えます。
大キレットの穂高側です。
私が以前あそこを歩いた時はガスで見えなくて
高度感は感じなかったですが
晴れていたら足がすくんでいたかもしれません。
山頂から動画を撮影。
名残惜しいところですが
まだ先が長いので
とにかく小屋に戻ります。
ヒュッテ西岳では
ポカリと山バッジを購入しました。
今回のコース、
稜線上に水場はありません。
途中の山小屋で水、またはジュース類を
購入することになります。
ポカリの粉を持ってきてはいるのですが
冷たいジュースが欲しくなりますね。
炎天下の縦走路、
水分の消費は増えていきます。
穂高の荒々しいピークにも
目を奪われます。
さて、ここからが今日の核心部です。
見ると、この先の稜線が
大きく高度を下げています。
下ると言うことは、
当然また長い登りが待っています。
ヘルメット推奨区間ですので
危険も伴うコースです。
ここまで長くなりましたので
ここで一旦ブログを終了します。
続く。