夜中は数台車がありましたが
私が出発する頃は
駐車している車は私だけでした。
出発する頃は本降りの雨でした。
午後から天気が回復する予報ですので
予報を信じて出発することにします。
雨が降り続く予報でしたら
予定は中止していましたね。
初っ端から雨の中を歩くのは
気持ちが折れそうになります。
雨具を着て、ザックカバーを使用します。
駐車場から清里駅は歩いてすぐです。
清里の駅前を歩きます。
清里と言えば、80年代頃に
当時の若者に人気で賑わった場所でした。
(当時は私も若者でしたが)
タレントのショップもあったと記憶しています。
当時の私は、そんな若者たちを尻目に
ニッカボッカを履いて
ゴツい登山靴を履いて
デカいザックを担いで
清里駅の少し先の信濃川上駅から
金峰山、十文字峠などを目指したものでした。
そう言えば、小海線に乗るのは
その頃以来になりますね。
清里駅。
この時間は、駅員さんも乗客も
誰も居ません。
小諸方面行きの始発に乗ります。
電車(正確には気動車)が到着です。
乗客は私だけでした。
次の野辺山駅からは学生さんが乗ってきましたが。
車掌さんが来て、
何処の駅で降りるか訊かれました。
信濃川上で降りる旨を伝えると
信濃川上駅はSuicaは対応していないそうなので
車内で清算しました。
清算した乗車券は
下車する時に清算して乗車券を発行してくれた
車掌さんに渡しました。
小海線は日本一標高が高い場所を走る路線です。
最高地点の碑がありますが
一瞬シャッターのタイミングが遅れました。
信濃川上駅に到着です。
のどかな駅です。
下車したのは私だけでした。
駅舎もこの時間は無人でした。
駅の目の前がバス停です。
しばらくするとバスがやって来ました。
当然、乗客は私だけでした。
依然として雨は降り続いています。
バスは路肩の水溜りの水を
豪快に跳ね飛ばしながら進みます。
田舎で付近に人は居ないので
歩行者に考慮する必要が無いのですね。
終点の川端下のバス停に到着。
バスはそのまま去って行きます。
田舎の割にはそれなりに本数はありますね。
私はここから行動開始です。
金網の側を歩くと
突然、大音量で狼の声が鳴りました。
野生動物避けなのでしょうけど
少しビビりました。
よく見ると、金網の中に狼(?)がいます。
金峰山荘に到着。
この辺りはキャンプ場になっています。
金峰山荘の少し先が小川山の登山口になります。
コースはマーキングテープが
付けられていました。
この付近ではシャクナゲの花は
もう少しで咲きそうです。
雨は弱まってきて
ガスが切れてきました。
途中から岩場の道に変わり
梯子が現れます。
この少し先で、進むことが困難な
岩場に出ました。
どうも道を外れたようです。
少し戻ると正規の登山道がありました。
カモシカコースの分岐点。
シャクナゲのトンネルを歩きます。
このコースは6月頃に歩くと
いいかも知れません。
依然と雨は降っています。
ザックの中は肉、野菜、豆腐などの生モノが
多く入っていて重いです。
こんな日は、早くテント場に行って
早くご飯を食べて
一杯やろう…
そんなことを考えていたら
私は木の根に足を引っ掛けて突然転倒しました。
荷物が重いとバランスを崩すと
体制を立て直せませんね。
やはり歩く時は集中力を切らしたら駄目ですね。
岩場地帯を抜けると
苔むした原生林の中を歩きます。
金峰山から続く稜線に出ました。
ここから小川山の山頂は僅かです。
小川山の山頂に到着です。
わかっていたことですが
山頂からの展望はありません。
三角点。
山頂周辺の木々は
それほど高さがある木では無いので
小川山はもう少し標高があれば
森林限界を越えていたでしょうね。
風があり、じっとしていると寒いです。
水分補給だけして
早々に山頂から退散します。
山頂からの眺めを第一に考える人には
不評の山かも知れませんが
私はこんな原生林の山は
嫌いではありません。
木々が途切れて
晴れていれば絶景ポイントでしょうけど
このガスでは何も見えません。
小川山の山頂から下りきって
開けている所が八丁平です。
富士見平方面に進みます。
この頃には雨は止んでいました。
沢を渡ります。
この辺りが伐採小屋跡です。
建物の残骸が散らばっていました。
ガスが切れてきて
瑞牆山が見えました。
瑞牆山のコースに合流しました。
ここから先は去年のお正月に歩いたので
見覚えがあります。
木々の間から八ヶ岳が見えます。
富士見平小屋に到着です。
結局、入山してから富士見平小屋に着くまで
誰にも会わなかったです。
富士見平小屋のテント場は
既にテントが幾つも張られていました。
GW期間中ですが
翌日は平日ですので
そこまではテント場は混雑してはいなかったです。
なかなか美味しそうなメニューがありますが
私も食材を大量に持ってきているので
今回は食べるのを諦めます。
富士見平小屋でテント泊の手続きをします。
テント場は広く
まだスペースに余裕がありました。
私がテントを張った後も
何組か登山者がテントを張っていました。
まずは水の確保です。
水の出は良いです。
この水は名水のようです。
飲んだら美味しかったです。
まずはお湯を沸かして
水筒に入れて湯たんぽにします。
さぁ、1人宴会の始まりです。
鍋を作って
ウイスキーを呑みます。
明日の予定は長丁場なので
今回はお酒は少な目です。
お腹が満腹になった頃
日が暮れてきました。
今夜は早めに寝ます。
続く。