道志山陵縦走【赤鞍ヶ岳(朝日山)から菜畑山、今倉山周回コースを行く】 | HIROのブログ

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山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。




3月12日(日)

何かと忙しい年度末、
個人事業主の私は確定申告を終えて
やっと一息つきました。



時間ができたので
週末は登山に行きました。
この時期はスギ花粉が凄いことになっていますが
それを気にし過ぎると、どこにも行けません。
山は行ける時に行っておかないと
結局、行きそびれますからね。



今回登った山は道志村の北側の稜線です。
昨年の11月にその稜線の一部を歩きました。


その時のブログです。
その時は平野峠からムギチロ、厳道峠、
赤鞍ヶ岳を経由して
秋山峠から下山しました。

稜線は更に朝日山、菜畑山、今倉山、
御正体山へ続いています。

今回は前回歩いたコースの続き、
秋山峠から西側の稜線を歩きます。




道志村は公共の交通の便が悪く
この時期の休日はバスはありません。
なので今回は車で行くことにします。


早朝4時半頃に自宅を出発、
行きにガソリンスタンドに寄って給油、
タイヤの空気圧も見ます。






道志村の役場に駐車しました。

本来なら役場の方に

ひと声かけて行くのですが

休日の早朝ですからね。



ついでに、ここから少し先の和田村のバス停の脇に

公衆トイレがあります。

トイレを済ませたい方は

先にそちらに行くことをおすすめします。






いざ、行動開始です。

最初は車道を少し歩きます。





登山道の入り口です。

前回はここに下山しました。

ここから秋山峠までは前回歩いた道を歩きます。






春の花が咲いていました。


先月、九鬼山に登った時は

まだ冬でしたが

今回はだいぶ暖かく

春の山になっていました。






少し登った所に墓地があり

周囲が開けています。

ここからはその名の通りに

富士山が眺められます。

でもこの時期になると

霞がかかっていて

富士山は薄っすらと見えるだけでした。

スギ花粉もだいぶ飛んでいるようです。

澄んだ空気の冬から一変して

春の空気に変わっていました。


結局、今回の登山で富士山を見たのは

ここだけでした。




ゲートを開けて通過しました。





しばらく車道を歩き

ここから山道に入ります。





スギの植林帯を歩きます。





入道山に到着です。

ここで一息入れます。





目指す稜線が見えます。

入道山から少し下って登り返します。




急坂を登ります。

所々にロープが張られています。





上り詰めた所が秋山峠です。

ここまでが前回歩いた道でした。

今回はここから朝日山方面に向かいます。





峠からは富士山方面が開けていますが

この時期はスッキリ見えませんね。

空気が霞んでいて富士山は見えませんでした。





これから向かう赤鞍ヶ岳(朝日山)方面。





秋山峠から僅かな登りで朝日山に到着です。







木々に囲まれていて山頂からの展望はありません。


赤鞍ヶ岳(朝日山)は3年前に登っていて

この標識は見覚えがあります。


その時は二十六夜山から

周回コースを歩いたついでに

赤鞍ヶ岳に寄り道しました。




その時の山行記録です。





今回はまだ先が長いので

写真だけ撮って次に向かいます。






赤鞍ヶ岳から先は

なだらかな稜線歩きです。





北側の斜面には雪が残っていました。





僅かな距離で次のピーク、岩殿山です。





山頂標識の裏側には
別の場所の名前が記されていました。





ここから先は延々とアップダウンが続きます。







次のピーク、岩戸ノ峰。






岩戸ノ峰の標識②







本坂峠(道志口峠)





登り返します。





山頂と思われる場所の手前に

葡萄岩ノ頭の標識がありました。





朽ちたブドウ沢ノ頭の標識。


標識の先の

ピークと思われる場所を過ぎて少し歩くと

登山道が不明瞭になりました。

GPSで確認すると

登山道から外れています。

先程の標識まで戻ると

そこで登山道は左側に曲がっていました。


ちょっとした不注意で

登山道から外れる場合があります。

今はスマホのGPSは必需品ですね。




思ったよりもアップダウンが激しい稜線歩きです。





この先は山頂であろうか。





そこが菜畑山(なばたけうら)の山頂でした。
「やま」ではなく、「うら」と読みます。

奥多摩、川苔山の近く、北側の都県境尾根に
日向沢ノ峰(ひなたさわのうら)
と言う名称のピークが有るのを思い出しました。
他にも「うら」と呼ぶピークがあったと思いますが
思いつきませんね。







三角点。





山頂で休憩していると

この日最初の登山者に会いました。

この山域は他の登山者に会うことは稀ですね。






まだ先は長いので

行動を再開します。





私は最近、

こんな景色の山ばかり登っている気がします。

同じような樹林帯の写真ばかりですね。

季節が春になり、道路の凍結の心配が無くなったら

もう少し遠くの山に行こうと思っています。





この時期はまだ木々の葉が無いので

木々の幹越しに山が見渡せます。





今回の登山では

コース全域の所々に熊の💩が落ちていました。

私が今回は幸いに熊には遭遇しなかったですが

付近には確実に熊は生息しています。

私のような単独の登山者は

熊鈴だけではなく

動物の気配にも注意して歩きます。








水喰ノ頭。

標識は外れて地面に落ちていました。





今倉山を目指します。






開けた場所があり

周囲の山々が見渡せました。

稜線の先に見えるのは御正体山です。





稜線の鞍部が山伏峠です。

その向こうが山中湖村です。




道志川の反対側の稜線は

菰釣山方面です。

以前、西丹沢の畦ヶ丸から菰釣山に登り

山中湖に抜けた時は

あまりの長丁場で閉口した記憶があります。

そのうち日が長い時期に

また歩こうかと思っています。

たまにはガッツリと歩きたくなるものです。







北側斜面に雪が残っていました。




今倉山までもう少しです。






標識があります。




そこが今倉山の山頂でした。





山頂標識②




三角点。






ランチにしたい時間で

ラーメンを作ろうと持ってきたのですが

花粉症で目が猛烈に痒く

鼻水が止まらないこの状況で

ラーメンを作る気分にはなれませんでした。

小休止しただけで下山を開始しました。









下りきった所が道坂峠です。

都留市方面への分岐点があります。

地図を見ると、少し御正体山に向かった所から

道志村方面に下りる破線ルートがあります。





この辺りで今回2人目の登山者とすれ違いました。

結局、今回の登山で会った登山者は2人だけでした。





稜線伝いの縦走路から外れて

破線ルートに入ります。

GPSでルートを確認しながら

急な斜面を下ります。

写真ではあまり伝わりませんが

実際はかなり急で

木につかまりながら進みます。

足場も悪いです。

道と言うよりも

消えかかった踏み跡を辿る感じです。


私が木につかまる衝撃で

余計に花粉が舞うのか

今回の登山でこの辺りが1番

花粉症の症状が酷かったです。







道らしくなってきたと思ったら




標識があり、その先が車道でした。

標識があるので正規の登山道なのでしょうが

現在はほとんど歩かれてはいないようです。

限りなく廃道に近い道でした。




山頂標識②




その先が舗装された道路でした。

トンネルの跡があり

現在は入り口が塞がれていました。





車道は一面に落ち葉が積もっていました。




通りに出るところにゲートがありました。




現在の道坂トンネル。




1990年10月に開通とあります。

平成の初めの頃ですね。





ここから比較的交通量がある車道歩きです。


飛ばしているバイクも多いです。

コーナーをギリギリに攻めている

バイクもいるので

通行には注意が必要です。





国道413号に出ました。

ここはオリンピックの競技に使用された道です。





長い車道歩きを経て

ようやく出発地点の

道志村役場の駐車場に到着しました。


後は安全運転で帰るだけです。

車の場合、交通機関の時間の制約が無いのが

楽ですね。

ただ、休日の夕方は

行楽帰りの渋滞に巻き込まれる可能性が高いのが

難点ですけどね。

今回は、まだ本格的な行楽シーズン前なのか

思ったよりも早く帰宅できました。