高畑山から九鬼山、御前山へ【秀麗富嶽十二景を巡る山行】 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。



2月5日(日)


今回の登山は中央本線沿線の
高畑山から九鬼山、御前山へ縦走です。

早起きして、自宅を出発しました。

この時期は外はまだ真っ暗な時間です。





空にはほぼ満月の月が見えました。

調べて見ると、翌日が満月でした。





いつもの始発電車に乗ります。


八王子駅で中央線に乗り換えます。

この寒い時期は登山者は少なく

電車は空いています。




鳥沢駅で下車しました。

私は鳥沢駅を利用するのは初めてです。

駅の建物、トイレはきれいでした。


下車した乗客は私だけでした。





駅を出るとまだ暗いです。

先日、新調したヘッドライトの実戦デビューだと

思いましたが




今まで使っていたヘッドライトは

パワー不足で暗かったので

もっと明るいタイプに買い替えました。





支度を済ませて出発する僅かな時間で

夜が明けていました。


ヘッドライトの実戦デビューは

次回以降に持ち越しです。





少し国道20号を歩きます。

途中から国道を外れて

線路の下をくぐります。




登り電車です。




橋を渡ります。




振り返ると、扇山が朝日に染まっていました。



同じく百蔵山(右側)

左側奥に見えるのは

お正月に歩いた楢ノ木尾根であろうか。





猫と目が合いました。

こちらの様子をうかがっています。




この先、貯水池があり

改修工事が行われていますが

歩行者は通行できます。

右側の扉を開けて通過しました。







工事中の貯水池は水が抜かれていて

工事の重機が入っていました。





歴史のありそうな登山道です。

石が敷き詰められています。




しばらく登ると尾根に出ました。

朝日が心地よいですね。





道標があります。




ここが仙人小屋跡地です。

こんな山奥に仙人が住んでいたのであろうか。





仙人小屋跡地を過ぎた辺りで

視界の先を鹿が数頭右側に横切っていきました。





尖ったピークは倉岳山です。




雪が残っていました。

今回の登山で雪を見たのは

ここだけでした。

一応、アイゼンは持ってきましたが

出番は無かったです。





高畑山の山頂に到着です。

私は3度目の高畑山です。

同じ山でもコースを変えて登っています。


最寄りの鳥沢駅で下車したのは私だけでしたので

当然、まだ誰も山頂には居ませんでした。



ここで小休止します。

おにぎりを食べて

水分補給します。





高畑山は秀麗富嶽十二景のひとつに数えられていて

富士山の眺めがウリです。







やはり早い時間は空気が澄んでいて

富士山が綺麗に見えます。

綺麗な富士山を眺めるには

なるべく早朝がおすすめですね。





広角で撮るとこんな感じです。







これは2019年2月、

4年前の写真です。

以前よりも手前の木々が成長していて

以前来た時よりも眺めは悪くなっていました。

比べると現在は

手間の木々がだいぶ伸びていますね。




今回はまだ先が長いので

行動を再開します。





近くで人の声がします。

見ると、すぐ下がゴルフ場でした。





見覚えのある狭い岩稜を通過します。





道志村方面。





木の枝越しに富士山が見えます。

木々の枝が邪魔をして

なかなかいい眺めの場所は無いですね。





最近私は、このような木々が茂っていて

見晴らしの悪くて

登山者も少ないコースばかり

歩いている気がします。





山頂に到着したようです。




ここが大桑山でした。

特に眺めがいい訳でもなく

写真だけ撮って通過します。




しばらく歩くと

奥に白い稜線が見えます。

南アルプス、白根三山ですね。





次のピークが




突坂山です。

山と高原地図には山名の表示は無く

標高だけ書かれています。




しばらく下ると林道に出ました。

ここから鈴ヶ音峠までは車道を歩きます。




富士山に雲がかかってきました。

私が今回の山行で富士山を見たのは

これが最後でした。





鈴ヶ音峠に到着です。


以前、4年前になりますが

上野原駅からこの鈴ヶ音峠まで

縦走しました。

その後、九鬼山方面に向かう予定でしたが

時間の都合でここから猿橋方面に下山しました。


その時は予定のコースを踏破できず

消化不良で終わった山行でした。

予定していたコースの続きを

いずれ歩こうと思っていましたが

これまで後回しになっていました。

やっと今回歩くことになります。




鈴ヶ音峠からは再び山道になります。

ここから先も小ピークをいくつも越えていきます。





桐木差山。




高指。





大平山。

大平山は山と高原地図には

名前の表記がありません。





そして杉山新道の分岐点に到着しました。

このすぐ先が九鬼山の山頂です。



ここまでのコースは歩く人が少ないのか

ここまで会った登山者は2人だけでした。

ここから先は続々と登山者とすれ違いました。





九鬼山山頂に到着です。

山頂は私の貸し切りでした。


九鬼山は秀麗富嶽十二景のひとつに

数えられています。




山頂標識その②




山頂標識その③





二等三角点。





残念ながら富士山はガスに覆われて

見ることはできませんでした。





大菩薩南部方面は晴れていました。

左側から滝子山、写真中央が黒岳、

雁ヶ腹摺山も一望できました。





動画も撮影しました。



ひと通り撮影を済ませて

ランチにします。

すると、続々と登山者が登ってきました。

混み合う前に行動を再開します。






九鬼山からは急な下りです。




所々にロープも張られていました。




足場の悪いトラバース地帯。







黒岳、雁ヶ腹摺山。




三ツ峠山(左側)、本社ヶ丸(右側)

その右側下が鶴ヶ鳥屋山ですね。





下りきった所が




札金峠です。

ここから登り返します。




馬立山山頂。

うまたてやまではなく、またてやまですね。







沢井沢の頭。

この辺りのピークは写真だけ撮って通過します。




雁ヶ腹摺山からセーメーバン、

岩殿山に続く稜線が見えます。

あの辺りで熊に遭遇した記憶が蘇ります。





御前山に到着です。

御前山も九鬼山と並んで

秀麗富嶽十二景の十番山頂に数えられています。





御前山は、山頂が岩場になっていて

今回の山行で1番の絶景ポイントです。

今回歩いたコースが全部見えました。


写真は倉岳山から高畑山に続く稜線。

右側奥が道志山塊の稜線。





岩の先はスパッと切れ落ちているので

注意が必要です。





富士山はガスに覆われていましたが…


もし再び御前山に登ることがあれば

早朝の空気が澄んだ時間に登りたいですね。





動画も撮影しました。





菊花山が見えます。



この後は下山するだけですが

猿橋駅に下りるコース、

大月駅に下りるコースがあります。


時間は猿橋駅が若干近いですが

猿橋駅は電車が到着まで

寒い風が吹き曝しのホームで待つ事になります。


大月駅は折り返しの始発電車もあり

ホームで待つ時間は短い場合が多いです。


私は大月駅方面に向かいました。




このコースは足場が悪い場所があり

慎重に下ります。




ロープが張られていました。




少し下った所に厄王権現がありました。

手を合わせていきます。






更に下って

鳥居を抜けると





車道に出ました。




菊花山の登山口。

地図を見ると破線コースです。






大月駅に到着です。

駅前は人通りが多く、賑やかです。



ちょうど折り返しの登り電車が到着したところです。

電車の時間によっては

どこかで軽く食事でもと思っていましたが

その電車で帰ることにしました。





電車に乗る前に

駅の売店で地酒を買って帰りました。

おいしく頂きました。