紅葉の妙高山・火打山①【秋晴れの妙高山へ】 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。




今回の登山は頸城山塊の百名山、

妙高山と火打山です。

今回は登る予定はありませんが

焼山を合わせて

頸城三山とも呼ばれています。



私は夏山以来のテント泊の登山になります。

今回の登山は、途中の小屋にザックを置いて

山頂には軽装で登れるので

重たいザックを背負って歩く時間は

そんなに長くはありません。

なので今回は荷物の軽量化は考えずに

生モノ等の重い食材を多く持参しました。

肉、野菜、豆腐…

〆のうどんも用意しました。

それに酒も欠かせませんね。

それともうひとつ、山小屋の水場の水は

煮沸推奨となっています。

煮沸するにしても

飲用には抵抗があったので

水は全て持参しました。

その結果、ザックの重さは20kgを超えました。


準備を終えて、前日の夜に自宅を出発しました。




10月16日(日)

夜中に車を走らせて
早朝、5時半前に
新潟県妙高市、笹ヶ峰の駐車場に到着しました。




駐車場に到着した頃、夜が明けてきました。

早めに到着したら

少し仮眠しようと思っていましたが

その時間の余裕は無かったですね。

前日に買っておいた弁当を食べて

着替えて支度を始めます。





駐車場は七割方が埋まっていました。

私の後からも続々と車が来ます。





駐車場の道路を挟んだ下側にトイレがあります。

そこの駐車場は広く、舗装されています。

ここはキャンプ場の駐車場のようですが

ここに駐車してもいいようです。



ついでながら

背後に見える山は高妻山であろうか。

高妻山も前から気になっている山です。






準備を済ませて、登山を開始します。

ここで協力金500円を支払います。

協力のお礼(?)にオリジナルの根付を頂きました。





この辺りは紅葉が見頃を迎えていました。





百名山だけに登山道はよく整備されています。









橋を渡ります。

黒沢橋です。

ここは休憩ポイントですね。













鮮やかな色を眺めながら歩きます。

この辺り、この時が紅葉の見頃でした。

私は少しでも混雑を避ける為に

三連休を避けて

この日を選んで登山に来たので

特に紅葉の見頃を狙って来た訳ではないのですが

結果的に紅葉はベストのタイミングでした。






この辺りの急坂は十二曲がりと呼ばれています。

コーナー毎に番号が表示されています。





ナメコみたいな美味しそうなキノコです。

毒キノコだったりして…





十二曲がりをクリアしました。








所々に開けた場所があり

北アルプスの稜線が見渡せました。

あれは後立山連峰ですね。

今年の夏は、あの稜線をずっと歩いたんだな。

そんな思いが頭をよぎります。

自分が登った山が見えるのは

何気に嬉しいものですね。





ヘリコプターが付近を何度も往復していました。

荷揚げのヘリであろうか。










次に開けた場所が

今回の登山で

北アルプスを眺めることができた場所の

ベストポイントでした。

右側から白馬岳から白馬の稜線、

唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳に続く稜線が

確認できます。



私的には、これらのどのピークよりも

不帰ノ嶮の2峰北峰の登りが

強烈に印象に残っています。

それは、この写真の真ん中辺りになります。



ところで今回ここまで歩いてきて

多くの登山者が私の前後を歩いていましたが

他の登山者は全て軽装で

颯爽と歩いていました。

重装備は私だけでした。

この日は日曜日なので

ほとんどの登山者は日帰りなのだろうか。






急登を終えると視界が開けてきました。





妙高山と火打山方面の分岐点です。

どちらのピークを先に登るかによって

ここでコースが変わります。


前日の天気予報では、天気は下り坂で

翌日の予報は雨になっていました。


妙高山は火打山に比べて

行程も長く、途中の道も険しいです。

悪天候の時は

できれば通行は避けたいところです。

ここは天気が良い今日のうちに

先に妙高山に向かうことにします。





先程の分岐点までは

多くの登山者で賑わっていたのですが

分岐点を黒沢池方面に進むと

私の前後に誰も登山者は居なくなりました。

あれだけ居た他の登山者は

皆さん火打山に向かったのであろうか。







しばらく行くと

突然視界が開けました。










天気が良く、絶好の登山日和です。

遥々来た甲斐がありましたね。






印象的な木。







湿原に池が見えます。




それが黒沢池ですね。












黒沢池過ぎて、その少し先に

形が印象的な建物が見えます。

黒沢池ヒュッテです。






小屋の前の広場の脇には多くのザックが

置いてありました。

これは妙高山に向かった登山者がデポした

ザックのようです。

私もその脇にザックを置かせてもらい

ザックからサブザックを取り出し

ペットボトル2本、パン、雨具、貴重品だけ持って

妙高山に向かいます。





妙高山はここを登って行きます。





軽装なので、全然歩くスピードが違います。





少し登ると、間もなく大倉乗越に到着です。

妙高山は火山で、カルデラ状になっていて

登頂するには前衛の外輪山を越えなければ

登頂できません。

その前衛の稜線が大倉乗越です。





登って来た道を振り返ると

明日登る予定の火打山です。




そしてこれから向かう妙高山です。

この時間で既にガスがかかっていて

山体が少しガスに隠れています。


ここからカルデラの底に下りる訳です。

私の足元から先は急な下り坂で

妙高山の本体は見た感じでも

急登が予想されます。

軽装で登るとは言え

楽に山頂に立てそうにありませんね。





眼下に見える池は、長助池ですね。







所々にロープが張ってあります。

急坂を慎重に下ります。






途中、ガスが切れて

妙高山が全貌を現しました。

どう見ても、この後急登が待っていますね。








やや足場の悪いトラバースルートです。

やはり晴天のこの日に先に妙高山に向かって

正確でしたね。








鮮やかな赤い色が目を惹きます。




長助池の分岐点。

付近にベンチがあり

多くの登山者で賑わっていました。

なのでここはスルーして妙高山に向かいます。





ここから急登の始まりです。

軽装なのが救いですね。


途中、靴底がほとんど剥がれた登山靴で

降りてくる登山者とすれ違いました。

軽く言葉を交わしただけですれ違いましたが

その方は無事に下山できたのであろうか。

ここから笹ヶ峰まで下山するとなると

まだだいぶありますからね。




だいぶ登ってきました。





傾斜が緩くなると

間もなく山頂です。




岩の下に祠がありました。

手を合わせていきます。





そのすぐ先が妙高山の山頂(北峰)です。




山頂からは絶景が拝めるはずですが

晴れてはいるのですが

ガスが湧いていて

全方向の展望はありませんでした。




右側から火打山、影火打山、活火山の焼山です。





妙高山の山頂は広いです。

この先が妙高大神があり

そこが妙高山の最高地点です。

とりあえず行ってみます。














ここが最高地点の妙高大神です。

手を合わせていきます。




ガスがかかっていたので

展望はイマイチでしたが

晴天の妙高山に登れて良かったです。






妙高山に登頂を果たし、下山を開始します。



続く。