清八山から黒岳へ②【御坂山塊を行く】 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。



続き。



笹子駅から清八山に登り、御坂山塊を縦走して

御坂山まで到着しました。

まだまだ縦走は続きます。





ひたすら樹林帯の中を歩きます。





下りきった鞍部が御坂峠です。


ところで今回のコース、

ここに来るまでに御坂山の手前にも

御坂峠がありました。

御坂山の東西に同じ名前の峠があると

ちょっと紛らわしいですね。


このブログを書きながら

気になったので調べてみると、

御坂隧道が開通するまでは

(現在の山梨県道708号富士河口湖笛吹線)

富士吉田側と甲府盆地側の行き来は

この御坂峠を越えていたようです。

(当然、山道ですから歩きです。)

御坂隧道が開通してからは

そちらが御坂峠を指すようになったようです。


こちらを旧御坂峠、

御坂隧道側を新御坂峠と分けて呼称する場合も

あるようです。





峠には御坂茶屋の建物の跡が残っていました。





往年は峠を越える旅人で賑わったのであろうか。

現在では静かなハイキングコースですね。


この辺りの山では、

三ツ峠山は多くの登山者で賑わっていますが

私が今回歩いたコースは

清八山を過ぎてからこの御坂峠までは

天気が良い休日だと言うのに

誰にも会いませんでした。

樹林帯でほとんど展望が無く

アップダウンが延々と続くこのコースは

敬遠する登山者が多いのかも知れません。






峠から黒岳方面に向かいます。






茶屋の建物の脇の壁は破れていて

建物内部が見えました。


だいぶ荒れていますね。

もしも天気が急変しても

ここで雨宿りするのは少し嫌ですね。





空き缶やビンも散乱していました。

空き缶の飲み口を見ると時代を感じますね。





茶屋跡の少し上に祠がありました。





峠からは登り返します。





展望の無い地味なコースですが

静かで気持ちの良い樹林帯を歩きます。

私は嫌なコースではありません。





山と高原地図には名称の記載の無いピークを

越えます。










以前は茶店であったであろう廃屋が見えると





その先が黒岳の山頂です。




黒岳は、御坂山塊の最高峰で

日本300名山のひとつに数えられていますが

展望の無い地味な山頂です。









一等三角点の標石。




山頂の少し先に展望台とありますので

写真だけ撮って山頂を後にします。




山頂から河口湖方面の道を少し進むと

開けた場所に出ました。


富士山と、河口湖のほぼ全体が見渡せました。






再びスマホのアプリを起動します。





御坂山塊の山々はこの先も続いていますが

この先は次回歩くことにします。





アプリで山名を確認します。

なるほど。右側奥に見える山々は

南アルプス南部ですね。



絶景を満喫して

そろそろ下山を開始します。




少し下ると、再び開けた場所があり

今度は河口湖の向かって左側が見渡せました。





ここから河口湖方面の道は急坂が続き

所々にロープが張られています。

慎重に下ります。











奥の谷底に光っているのは西湖であろうか。





三ツ峠入口のバス停方面の分岐点。





山の斜面に大型の動物の足跡らしきものが

ありました。

熊か鹿であろうか。




毒キノコであろうか。




そろそろ山道は終わりです。




最後にロープが張られた急坂を突破すると

林道に出ました。




ここからバス停まであと少しです。




バス停に到着です。







時刻表を見ると、3時32分発のバスに乗れます。




予定時刻よりも少し遅れてバスが到着しました。

バスの車内は空いていました。



途中から観光客が大勢乗ってきました。

この辺りは登山客よりも

観光客がメインのようですね。




河口湖駅に到着です。





ホームで待つこと数分で

折り返しの電車が到着しました。





大月駅で中央線に乗り換えです。

ここでも大して待たずに

折り返しの登り電車に乗れました。

帰りの乗り継ぎは絶妙のタイミングでした。





電車の車内は空いていました。


中央線と並行して走る甲州街道は

上り線が断続的に渋滞しているのが見えました。

今回は電車で来て正解だったようです。




今回の登山は、下車した駅からバスに乗り継がずに

駅から直接登れる

アプローチの良い山だったので

早い時間に登山をスタートすることができました。

登山の開始時間が早いと

時間に余裕を持って歩けますね。

特に日暮れが早いこれからの時期は。


今回歩いたコースは

笹子駅から清八山まで標高差が1000m弱、

そこから黒岳までは延々とアップダウンが続き、

最後はロープが張られた急坂が続く

意外にハードなコースでした。


私はこの山域の山は

まだあまり歩いていないので

機会があればまた登ろうと思っています。




今回の歩行時間(休憩を含む)  8時間28分


歩行距離     17.1km


登り     1646m


下り     1403m


      (ヤマレコによる)





山で会った登山者の数   約15名