放心から我に返り決めたエズ探訪。ホテルに荷物を置き、モナコ・モンテカルロ駅から電車に乗り約10分。「Èze (エズ)駅」で下車!
電車から降りたらもちろん広がる地中海。人通りはあまりなく、静かだ。エズの村は標高420m、断崖の上に位置しており、鷲が卵を守るために巣を断崖や岩山などの険しい場所に作るのと似ていることから「鷲の巣村」とも呼ばれているらしい。
エズの村まではバスや車で行けるらしいが、もう一つ、この断崖を登ってもアクセスできるそう。登るしかない!!!
フルート吹きの長年の友人に電話を繋げてもらい、うだうだと泣き言を言いながら登山口を探す。さんざん彷徨ったあげく見つけた入り口。登り切るには45分ほどかかるらしい。登頂スタート!
最初は舗装された道だったのに、足元はどんどん砂利だらけになり、傾斜は急に。万年運動不足なので息は上がってハァハァする。横を見ればすぐに崖で、滑って転んだら真っ逆さまだ。
ヒーヒー歩いていると、向かいからランニングウェアのお姉さんが走ってくる。こんな所でトレーニングしてるのか、ストイックだ。
もう少し登ると、今度は快活な中年夫婦が下ってきた。「ボンジュール!」と挨拶を交わす。ついでに、「そんな綺麗な靴で登ってたら危ないわよぉ!」なんて言われて「ヘヘヘ...」と笑い返す。ただのPUMAのスニーカーなんだけどな
さらに登り、もう少しで頂上かというところで、今度は素敵なワンピースをお召しの杖をついた白髪のマダムがゆっくりとおりてきた。「ボンジュール!」と挨拶を交わす。
そしてようやくエズの村へ到着!
モナコと同じく崖に張り付くように作られた村は小さな道が入り組んでいてかわいらしい。
村のてっぺんには植物園があって、訪れた人はみんなそこに集まり景色を堪能していた。
汗をかいた額に風が気持ちいい。周りもみんな、穏やかな笑顔でこの絶景を静かに眺めている。気づけば気持ちも少しすっきりしていた。まぁええか。オーディションは落ちた。けど、今日も海はきれいだ。
これから先もうまくいかないことなんてたくさんあるだろう。けど、今日みたいにちょっと山に登れば忘れられる。そのくらいのもんなのかもしれない。また、頑張ろう。
そして村の観光もそこそこに、ジャリジャリの山道を今度は下って駅へ向かう。下りるのも大変だったはずだけど、全く覚えていない。よっぽど気持ちが軽くなってたんだろう。自然は偉大だ。私の友人にも登山愛好家が多い。
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