久しぶりにラーメンを食べにIPPUDOへ。
パリはここ数年、すごい勢いでラーメン屋が乱立している。
フランス人もイタリア人も台湾人も、もちろん日本人もみーんなラーメン大好き。日本にいた頃は打ち上げのしめで行くくらいだったのに、みんな行きたがるのでフランスに来てからの方が食べに来ている気がする。
日本人経営の店の教育は徹底しているのか、店に入ると元気のいい「イラッシャイマセー!」の掛け声のこだまが。
メニュー表を見るといつも葛藤する。
「このラーメンに15€出す価値はあるのか...!」
どこのラーメン屋さんも15€前後で提供していて、トッピングだ替え玉だとプラスしていくと2000円ほどになる。
日本だったら1000円もせずに美味しいラーメンが食べれるだろう。なんだったら500円でも満足できるはずだ。
うんうん悩むも、結局はラーメンへの飢えに従い、チャーシューをプラスして注文する。
ラーメン屋に行くとよく、ラーメン談義に花を咲かせるフランス人のにーちゃんグループに遭遇する。
今回も隣のテーブルに「まずスープを一口飲みます」と、ラーメンとは、日本文化とは、を仲間に手ほどきする真面目な顔をしたにーちゃんが座っていた。
こってり豚骨ちょい辛スープに細麺。あっという間になくなってしまって、空の丼を見ていると食べる前よりラーメンへの渇望が強くなってくる気がする。
何度か自分で鶏ガラを煮て適当に出汁をとり、ラーメンを作ってみたことはあるけれど、全く違う。インスタント麺も十分美味しいけど、ちょっと物足りない。
毎回毎回、「これに15€かぁ〜」と心の中で文句を垂れつつ、結局はまた暖簾をくぐってしまうのだ。
「恐るべし、ラーメンの魔力...。」
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