ひとりでフラフラしていると、ちょくちょく聖書の人に話しかけられる。

今朝も駅へ向かう途中、2人の可愛いらしいおばあちゃんに呼び止められ、道に迷う可哀想なおばあちゃんの可能性も捨てきれないので立ち止まると、聖書の人だった。

幸いこのおばあちゃん達は、自分たちの会の簡単な説明と「読むの好きか?この冊子、無料やで!」とニッと笑って人生がより良くなる冊子をくれただけだったので、笑顔でお別れした。


パリ19区のアパートに住んでいた時のことを思い出す。


居留守は私の得意技だが、楽器を練習していると使えない。

その日もプープー吹いているとドアをノックされたので仕方がなく開けると、おしゃれなスーツを着た背の高い若くてかわいらしい黒人のにーちゃんと、質素で清潔な身なりの小さな黒人のおばあちゃんが立っていた。とある有名な宗教の人たちだった。

私は音楽の神様教とお天道様は見てる教の信者なので、他の宗教に興味はないのだが、こういう時どう言ってお帰りいただいたら良いのかいつもわからない。

「その宗教しってるよ!」なんて愛想よく言ってしまうので話が長くなる。

ついにはドアを開けたまま、3人でにーちゃんのスマホを囲み、宇宙の始まり&生命の神秘のような壮大なスケールの動画(結構長かった)を最後まで視聴してしまう。

散々対応しておいて、宗教興味無いんで〜と言うと、2人とも「え...」という顔をしていた。


時間を無駄にさせてしまって、ちょっと悪かったかなかたつむり





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