パリにはお金くださいの人がたくさんいる。


RERというパリ市内から郊外まで走る大型の電車では、お金くださいカードをそれぞれのボックス席に置いてまわり、カード回収時にお金をもらうという手法を使う人が多い。


先日、ほぼ人が乗っていないガラガラの車両でスマホをいじいじしながら座っていると、膝の上にお金くださいカードを乗せられた。





チーン「なんでやねん」



さすがにそれはないだろう。勝手に人の膝の上には置かんでくれ。


お金くださいの人達は図々しいことがよくある。


食べ物をもらって、これは好きじゃないからいらないわパーと断っているシーンを見かけることは珍しくない。


ある日、彼氏と喧嘩しものすごーく機嫌が悪くて頭を冷やすために近所のサンマルタン運河のベンチに座っていた時のこと。


片腕のない若いにーちゃんが「金くれ」とやってきた。


私はいつも首をふって断るのだが、そのにーちゃんはしつこかった。


そのうち、物凄い勢いのジェスチャーで腕の無い方を指差し「オレに腕ないのが見えてんのかコラッ!金よこさんかいっ!」のようなことを喚き始めた。フランス語でもなかったような気がする。


こちらもスーパー機嫌が悪かったので、腕切って金もらえるなら今すぐこの腕切ったらぁむかっ等とキケンなことを考えながら睨み付けた。


お金もらうならそれなりの態度ってもんがあるだろう、と思う今日この頃である。




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