「結構都会なんじゃね〜」
ノイシュバンシュタイン城に行くついでに観光したミュンヘン。
パリと違って建物が近代的。駅も100倍パリよりキレイだ。
隣の国なのにこうも違うとは...としげしげ眺め回しながら観光する。
夜はバイエルン国立歌劇場でバレエ「オネーギン」。
パリでもオペラやバレエをよく観に行くが、ギリギリでいつも生きてしまう私は必ず開演少し前に会場に到着する。
開演10分前に到着しても、まだフランス人たちは外で待ち合わせ相手を探してフラフラしているし、5分前でもチケットもぎりの係員の前にそれなりに人が並んでいる。
開演のベルが鳴って、ようやく早足で席へ急ぐ。もちろん予告された開演時間ピッタリに公演は始まらない。
だがしかしここはミュンヘン。勝手を知らないのでいつもよりかなり早く着くように予定していたのに、なんだかんだで結局ギリギリになってしまった。
5分前にホールに入場。
「だ、誰もおらん... !! 」
歌劇場内の広く美しいロビーには受付、ドアマンのスタッフ以外誰一人としていない。
開演5分前でこんな光景初めてみた。いや、日本もこんなもんだったか?
受付、ドアマン、すれ違う全てのスタッフに「走って!!!」と叫ばれ激焦りで席へ爆走する。
息を切らし、汗をかきながら着席すると周りのドイツ人はみんな準備万端。談笑しながら開演を待っていた。
「ドイツ人って、ちゃんとしとるんじゃね」
ドイツでは生きていけないかもな...としみじみ思い、改めてフランス人の緩さに感謝したのであった
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