東京都多摩東部を走る西武鉄道国分寺線の線路脇の同じ場所に、今年も「ヤマハギ」(山萩)の花が咲いていました。


山萩 撮影:2023年9月18日 東京都多摩東部

西武鉄道さんが植栽されたのか、沿線の誰かさんが植えられたのか、それとも風によって運ばれた種子が根付いたのか、定かではありませんが、毎年同じ場所で花を咲かせています。


山萩 撮影:2023年9月18日 東京都多摩東部

和名の「ヤマハギ」には「山萩」という日本漢字が当てられていますが、その由来は、「秋の山に咲く草」=「山萩」から来ているとの説があるようですね。

台湾名の「山胡枝子」と中国名「胡枝子」の由来は、"異民族の地(胡)から伝来した枯れ枝(枝子)"という意味から来ているそうです。


英語圏では、「低木の秣(マグサ)」を意味する「Shrubby bushclover」の名称で呼ばれているようですね。家畜の飼料として利用されていたのでしょうか?


山萩 撮影:2023年9月18日 東京都多摩東部

世界共通名となる学名の「Lespedeza bicolor」の「Lespedeza」の由来は、フロリダのスペイン人総督セスペデス V.M.de Cespedez (1784年生-1790年没)に因むそうですが・・・「Cespedez」が「Lespedeza」になっているのは、単なる誤植を修正しなかった結果だそうです。

「Lespedeza bicolor」の「 bicolor」は、複色を意味すると思うのですが、「山萩」に複色の花があるのでしょうか?

 

2022年09月09日(金) に投稿した拙ブログを貼付して置きました。

 

山萩の植物分類名
科:Fabaceae マメ科
亜科:Faboideae
属:Lespedeza
種:L. bicolor
学名:Lespedeza bicolor
和名:ヤマハギ 山萩
英名:Shrubby bushclover