最近の不動産事情についてのセミナーに参加してきました。
今回は、大阪の地価動向を中心としたお話でした。
最近、大阪の商業地の地価上昇率が高いという話は聞いたことがあります。
それを裏付けるものとして、全国の地価上昇率のベスト10のうち、なんと6地点が大阪市内だそうです。
特に驚いたのは、心斎橋筋商店街にあった「旧ヤマハ心斎橋店」の土地取引額です。
東急不動産が買った金額は120坪で65億円。
坪当たり約5400万円。
世界から見たら、大阪は投資したい都市の一つになっているみたいです。
では、大阪府下の地価は上がっているのでしょうか?
決してそんなことはありません。
たしかに商業地は上昇しています。
ホテル業者の土地の入手が増えているためです。
でも、住宅地は微増または横ばい傾向で地域によっては下落しているところもあるそうです。
東京の方では投資マンションの運用利率が2%台続出しているそうです。
ちょっと大変ですね。
今後の傾向についてですが、講師の方の予想では、巷で東京オリンピックまで伸びるといわれている上げ相場もそれほどもたないのではないか、と予想されていました。
英国のEU離脱や世界経済の突発的な事件があるかも知れないという観点からだそうです。
稲盛和夫氏も、今後の経済の先行きに不安を覚えるという趣旨の発言を、ある講演会でしています。
いずれにしましても、バブルのような状況が続いてはいるのですが、大阪の建設業界が潤っているとい話は、これっぽっちも耳にしないというのが現状です。
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