お元氣様です。
日々の生活の中で、不満やイライラが募り、ついつい不満や愚痴が出てしまいがちになることがあります。
仏教には三毒といわれる心の様相を表す言葉があり、人間を一番苦しめる毒薬という意味があるそうです。
まず一つ目は、貪(とん)。
欲深く物をほしがったり、際限なくほしがるということです。
すなわち、「足るを知る」ということができない心です。
二つ目は、 瞋(しん)。
すなわち怒りの心です。
自分の嫌いなものに対して反発したり、腹を立てたりする心です。
三つ目は、癡(ち)
道理をわきまえない愚かな心をいいます。
全てのことを自分の思い通りにしたい、自分だけは年を取らず病気にならずいつまでも生きていたい、好きな人とだけお付き合いして嫌いな人は顔も見たくない、という
わがままな心のことです。
この3つの心って、人間は誰しももっています。
そして生きていくためには必要な心でもあります。
でもいくら必要だからといっても無限にもっていい心ではありません。
そのために三毒といわれているのですから。
もし、三毒が自分の心の中を占領し始めたら、次の詞を唱えてみてはいかがでしょう?
『ありがたいなあ』
ありがたいなあ
ありがたいなあ
どんなに苦しいことがあっても
生きていることは
ありがたいなあ
「坂村真民 一日一言」より
少しは心があらわれましたか?