お元氣様です。
以前にも似たような事をかきましたが、あらためて感じたことを書かしていただきます。
不思議なことですが、ハウスメーカーの社員の人は自社の家に住んでいる人は少ないです。
あの世界的建築家の安藤忠雄氏も自分の設計した家には住んでいません(数年前にテレビで告白していました)。
かなり以前のことですが、知り合いの設備業者の人がこのような事を述べていました。
“うちの会社は〇〇ハウスの仕事をしているけど、俺は〇〇ハウスの家には絶対に住みたくない”
その時は、ふ~んという感じで聞き流していたのですけど、最近どうも腑に落ちなくなってきました。
先日、某経営コンサルタント会社が指導している会社の経営実践発表会があり、参加してきました。
発表会社の中の一社に、関西のある地方都市で徹底した地域密着の経営をしておられるハウスメーカーであるA社がありました。
A社は、お客様満足度を向上させることに徹底して取り組んでおられ、年々業績を伸ばしておられました。
発表の中でも社員さんが活き活きと働いておられる姿が感じられました。
発表の後、質問タイムに入りました。
ある参加者が挙手し、
“御社の経営は素晴らしいと思います。ところで約40人の社員のうち御社の建てた家に住んでいる人は何人ですか?”という質問をされました。
A社の社長は、“6人です。”とお応えになられました。
この数字をどう解釈すればよいのかわかりません。
ただ、、、
それだけ、お客様に自信のある商品(今回の場合は家になる)を提供しているのであれば、もっと社員の人は自社の建てた家に住んでもいいのではないかと思いました。
それが、自社の商品の宣伝にもつながると思うのですけど。。。
人には勧められるけど、自分には勧めない。
不思議な感覚が残った一日でした。