お元氣様です。
松下幸之助著『実践経営哲学』に「ダム式経営を実行すること」という項目があります。
ダム式経営って何?って思われる方のために。。。
ダムというのは、河川の水をせき止めて貯めることによって、既設とか天候に左右されることなく、常に必要な一定量の水を使えるようにするものです。
企業経営においても、ダムのような考え方でもって経営していくことによって、環境の激変にあっても大きな影響を受けることなく経営をしていけるようにする。
というのがダム式経営の考え方です。
ダム式経営で一番に考えられるのが、資金のダムです。
企業経営において、利益がでたら無理な投資や無駄遣いをせず、貯蓄することにより、リーマンショック級の大不況がきて、売上げがゼロになったとしても、社員の雇用を維持していくということです。
京セラの実質的創業者の稲盛和夫氏は、ダム式経営を自社の経営に取り入れられることで、筋肉質の財務体質をもつ京セラにされました。
『実践経営哲学』では他にも、設備のダム、人員のダム、在庫のダム、技術のダム、企画や製品開発のダムというのをあげています。
ダム式経営の根底にあるのは何か?
それは、社員の生活を長期的に安定したものにしていくというのがあります。
社員の幸せの第一歩は、生活をしっかりとしたものにしていくことから始まります。
今日はダムとは何の関係もないボストンをどうぞ。