無垢材って何? | 【大阪市 平野区】山岡建設社長の幸福共創物語~みずから明るい未来へ~

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創業大正15年、会社設立昭和30年。大阪市平野区で水道工事業をメインに土木、リフォームと事業を広げています。代表の山岡建設社長が、ジャズやロックなどの音楽の話や下手なゴルフの話とほんのすこし仕事話を通じて日々歩み続ける物語です。

お元氣様です。

よく無垢材は自然の素材で温かみがあっていいよね~。それに比べて集成材は。。。
みたいな話がでてきます。

今日は無垢材について説明させていただきます。

まず、無垢材って何?というところから。

無垢材とは、簡単に言うと自然素材ということなんです。

もう少し付け加えると、山や森で育った原木(丸太)から、使用する大きさに挽き割った材料。

伐採してきた木材を柱や梁の形に削って整えただけのものなんです。

無垢材とは自然の木そのものです。

無垢材の長所は?

断熱性に優れている
木の断熱性はコンクリートの約12倍といわれています。
周囲の温度に影響されにくいのが特徴です。
夏の熱い時に、木に触れてもベタつくことなく、とてもさわやか。
冬は、ほんのりとした温もりを感じることができます。

湿度を調節する
天然の木は、伐採された後も呼吸を続けています。
湿気がおおくなれば水分を吸収し、乾燥すると内部の水分を水蒸気として空気中に放散します。いわば天然のエアコンの役割をはたしています。

ダニ、カビ、細菌類に強い
木の精油には、ダニ、カビ、細菌類の増殖を抑える効果があります。
ヒバや檜の精油成分であるヒノキチオールは、100~1000ppmの濃度でカビ類、ブドウ球菌、大腸菌といった細菌類の増殖を抑制するはたらきがあります。
ヒバ、檜、ベイヒバ、ベイスギ、赤松などはアレルギーや喘息の原因となるダニの増殖も抑えます。

ストレスを和らげる効果がある

樹木は芳香成分(フィトンチッド)を発します。
フィトンチッドには、人間の自律神経を安定させる作用があると言われています。
この作用により木造の家の中にいるだけで森林浴効果が得られるのです。


地震に強い

"くるい"なく建てられた木造建築の耐震性は鉄骨造やコンクリート造を圧倒的に上回っています。
伐採後に充分に乾燥させた木は、呼吸しながらもさらに乾燥が進み、固化して、いっそう強度を増していきます。
また樹齢年数が高いほど強度も高くなると言われています。

ええ事だらけの無垢材のようにみえますが、光があれば影があり、長所があれば短所があります。

無垢材の短所は?
狂いが出ます
伐採時で50~60%もの水分を含んでいます。
十分乾燥させた木を使わないと、収縮、割れ、反り、ねじれなどの狂いが生じます。
伊勢神宮の式年遷宮の時に使う木材はヒノキをつかいますが、何年も乾燥させたものを使用しています。
狂いに加えてコストがそれなりにかかってきます。

木を知っている大工さんが少なくなった
昔の大工さんは木のクセを見抜いて家を建てていました。
現在は集成材を使ったり、製材工場でプレカット加工をしたりするので、木を知っている大工さんが少なくなり、依頼できる大工さんを探すのに時間がかかります。


収縮、割れ、反り、ねじれなどの狂いがクレームにつながり、住宅会社は集成材を使用するようになったという現実があるのも否めません。

集成材については後日に。。。。