お取引先様のゴルフコンペに参加させていただきました。
今回のキャディさんは男性の方で、『応援』できているような感じの方でした。
ティグランドで待ち時間の間に、キャディさんにお話をお伺いすると、ゴルフシーズン真っ盛りの今の時期は深刻なキャディ不足がおきているそうです。
キャディさんが通常受け取る賃金より相当高い賃金を提示しても、中々集まらないそうです。
お話をお伺いしながら、
“建設業の職人不足と構造は一緒やん!”
と感じました。
バブル真っ盛りの頃、
仕事はいくらでもあり、
建設業の職人不足がおこりました。
そのため、職人の賃金が相当上昇しました。
噂で聞いたことがあるのですが、
当時、型枠大工の日当が5万円以上だったということを耳にしたことがあります。
また当時の警備員の1日当たりの単価は18,000円。
警備員が実際に受け取る金額は1万円でした。
今は、警備員1日当たりの単価は概ね1万円位です。
そして警備員が実際に受け取る金額は約7000円位です。
バブルがはじけると同時に建設業の不況が始まりました。
ゴルフ場も会員権の相場が大幅に下がりました。
そしてどちらも、単価が下がりました。
その結果、
建設業は、しわ寄せが職人さんにいき、この業界から去っていく人が多くいました。
ゴルフ業界もキャディさんは必要ないということで、セルフ中心のゴルフ場が半分以上になりました。
ところが、
建設業はここ2年ぐらい急に忙しくなりました。
これは、急激に仕事が増えたという面もありますが、職人さんが不足して忙しくなっているという面も否定できません。
ゴルフ業界もキャディさんの多くがリストラにあったため、コースレイアウトやグリーンを熟知しているキャディさんを見かけなくなりました。
会社は、忙しくなれば人を採用し、不況がくればたちまちにしてリストラを行いがちになります。
たしかに、企業存続のためにはやむを得ない部分があるのは事実です。
しかし、長い目で見た場合業界にとって大きな損を自らまねていている部分もあるのではないだろうか。
そのような事を考えながら、下手なゴルフをしていました。
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