小学生いじめで自殺未遂報道について | 平野剛 オフィシャルブログ

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長崎市議会議員 政務調査活動 平野剛

 とても残念な事件が長崎市で起こってしまいました。

 幸いにして一命は取り留めているものの、10日以上意識不明の重体が続いているようです。

長崎市教育委員会(市教委)によると、
昨年より上履きを隠されるなどいじめにあっていた事を学校は把握していた。
7月4日に修学旅行の班編成で仲間外れにされ、同級生から指摘を受けた担任が翌日そのような事がないよう注意した。
7月7日(日)、首を吊っているのを家族が発見。

7月16日、市教委より議長、副議長、教育厚生委員会委員長、副委員長に連絡。
私は副委員長ですのでこの日に第一報を受けます。
この時、保護者からの強い要望で公表を差し控えたいとの旨の報告を受ける。

7月17日、当該小学校で保護者説明会。
7月18日、マスコミに漏れる。
7月19日、長崎新聞等各紙、各テレビ局にて報道される。
午後、市教委より急遽記者会見。

昨晩から今晩にかけてのニュースを見る限り、学校及び市教委による隠蔽工作の疑いがあるような報道がなされております。

この点について市教委に直接確認したところ、保護者の意向と今後現場に与える影響を鑑み極力差し控えたとの事。
保護者説明会も行っているし、隠蔽工作の意向は全くないとの事でした。

ただ、事件が起きた日から第一報まで10日も空いている事、マスコミに漏れたから急遽記者会見を開いたかの印象は、疑問と対応のまずさを感じざるを得ません。

事実はいずれ公になっていく事を考えれば、保護者の意向はあったとはいえ、事件発生の事実だけは即公表すべきではなかったのでしょうか?

未だに詳しく説明を受けておりませんので、疑惑と対応の仕方を一方的に想像するには早計な話ですが、疑惑を持たれるような対応だった事だけは確かであり、残念でなりません。

またそもそもその前に、いじめが行われている認識を持っていたにもかかわらず、事件が防げなかったのか、とても残念でなりません。

ここに至るまでのその子の日々の心境を察すると、やりきれない思いになります。

これまた現在の所、一方的に現場を批判するまでの情報を得てないので何とも言えませんが、このような事件が長崎で発生した事に強く心を痛めます。

今後新たに情報を得次第また報告させて頂きます。

くれぐれもお子さんの回復を祈るばかりです。