「ちゃんとしなきゃ」

「いい人でいなきゃ」

「迷惑をかけちゃいけない」

 

そんなふうに、自分を律してがんばってきたあなたへ。

 

 

 

その思いは、きっと優しさからきている。

誰かに嫌われたくなくて、

期待を裏切りたくなくて、

本当は泣きたくても、笑ってきたんだと思う。

 

 

 

でもね――

それって、すごく苦しかったよね。

 

 

 

「ちゃんとしている自分」しか、認めちゃいけない気がして。

「できない私」は、価値がない気がして。

だから、倒れそうなくらい疲れていても、

「もうちょっとだけ頑張ろう」って、自分にムチ打ってきた。

 

 

 

その結果、心がパンクしてしまった人を、僕はたくさん見てきた。

そして、かつての僕自身も、まさにそうだった。

 

 

 

心ってね、「ちゃんとしすぎる」と壊れるんです。

 

 

 

たまには崩れていい。

できない日があってもいい。

誰かに迷惑かけたって、それで関係が壊れるなら、それまでの関係。

 

 

 

自分の心の声を、無視し続けないで。

 

 

 

泣きたいときに泣く。

怒りたいときに怒る。

何もしたくないときは、何もしない。

 

そんな「どうしようもない自分」を許してあげられたとき、

人生ってちょっとラクになるんです。

 

 

 

だってね、

本当の意味で人に優しくできるのは、

自分に優しくできるようになった人だけだから。

 

 

 

あなたの「いい人」は、もう十分すぎるほど伝わってる。

だから、これからは「自分にも、いい人」でいてくださいね。

 

 

 

今日のひらっちのココロの処方箋は・・・

 

「ちゃんとできない私」こそ、ちゃんと愛してあげよう。

 

 

誰かのいい人にならなくていい。

“ちゃんとできない私”も、あなたの大切な一部なのだから。

あなたは、そのままでもう十分素晴らしいんだからね。


公認心理師・心理カウンセラー
平川 裕勝

 

こんにちは、ひらっちです^ ^

今回は、最近ふと腑に落ちた

「理想」と「今の幸せ」についてのお話を、
ちょっと赤裸々に綴ってみたいと思います。

「もっと良くなりたい」

「もっと高みを目指さなきゃ」
そんなふうに走り続けてると、
いつの間にか “今ある幸せ” を

見失ってしまうことってあるんですよね。

そんな時にふっと心が軽くなった、僕の体験をどうぞ!

――――――――――――――――――

この2〜3年、
時々、覆いかぶさるような心の行き詰まりがやってくることがありました。

そのたびに、
「お、これは改めて学びのチャンスやな」
ということで、

心理学はもちろん、医学関係、
さらにはノンデュアリティや量子物理学まで
(端から端まで広すぎw)
いろいろと学んだりセルフカウンセリングをして、
自分の考え方や価値観を整理したりしてきました。

で、たどり着くのはやっぱりココ。

「今を幸せだと思うこと」
「自分を一番大事にすること」

もはや定型文かってくらい目にするし、
耳にタコができるほど聞く常套句(笑)

でも、これがね、どうにもこの数年、完全には腑に落ちなかったんです。

自分でワークして頭では「うんうん」と理解できても、
体感としては定着しない。
なんかスッキリしない。

そんなモヤモヤが、消えてはまた現れて…を繰り返していました。

でもね、1週間くらい前にふと気づいたんです。

「なんかオレ、理想追いかけすぎてない?」
「だから理想と現実を比べて“オレあかんわ…”ってなってるんじゃない?」

って思って、試しに――

「このままでいいことにしてみっか!」

って、理想も目標もふわっと一旦手放してみた。

そしたらなんと、
あれだけ重く感じていた心のモヤがスーッと晴れて、
不思議と落ち着きと幸福感が湧いてきたんです。

 

改めて考えてみたら――

カウンセリングも自分のペースで楽しめてるし、
お金にもある程度働いてもらって、
好きなときに好きなところへ行けて、好きなことができる。
ほぼセミリタイアみたいな生活。

冷静に見たら、
十分すぎるくらい恵まれてるし、マジで幸せやん、ワシ!

……にもかかわらず、
「もう少し上を目指さなきゃ」って、
どこかで理想を追いかけてた自分がいたんですよね。

で、その理想の出どころを辿ってみたら――

「仕事をバリバリこなして、人から羨ましがられるような自分が幸せ」
っていう、昔の価値観の残骸でした。

いや〜これがまた、しぶとい(笑)

でも、そのことに気づいて、
「いやいや、今、必要十分に幸せやないかい!」
って現実をちゃんと確認した瞬間、
ほんとに心がスーッと軽くなったんです。

 

だからね、
「今が幸せだと思えない」ときほど、
目標や理想を一旦そっと手放してみてほしい。

そうするときっと、
今この瞬間にある「必要十分な幸せ」に、気づけると思いますよ。

――――――――――――――――――
今日のひらっちのココロの処方箋


あなたが「足りない」と感じているものは、
本当は、すでにちゃんと持っているのてす。

けれど「まだまだ」と理想を追い続けていると、
目の前の幸せや持っているものに

気づけなくなっちゃうから――

たまには、自分にこう言ってあげよう。
「このままの私で、もう十分幸せなんだよ!」ってね。



他人の問題。
自分に直接関係ないこと。

それに首を突っ込んで、
いつの間にか「自分の問題」にしてしまう人がいる。

問題を抱えていないと、自分が何者か分からなくなる。
だから、問題を探し続ける。
“問題のない日常”を、落ち着いて受け取れない。

でも本当は、問題は外ではなく、自分の中にあるのだ。

誰かを助けることで、
自分が立派な人間だと感じたくなったり。
どうにもならない問題を考えて、
賢い自分でいたくなったり。

そんなときは、
“問題を必要とする自分の不安定さ”に、
そっと目を向けてみよう。

なんとかしようとしなくていい。
「あの人はあの人で大丈夫。私は私で大丈夫」
そう思って、握りしめている問題を、
不安なまま手放してみる。

その「何もなさ」が、
安心な世界への入り口なんだ。