田久保市長に関する報道のレベルが低すぎる 私のブログの方が緻密な議論をしています | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
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  田久保市長問題に関するこたつ記事 緻密な議論を積み重ねる必要

 

 みなさま、お元気ですか。

 田久保市長の学歴詐称問題は、極めて単純明快な話です。にもかかわらず、解決の兆しすら見えないのはなぜでしょうか。

 「週刊女性PRIME」の記事を読んでみましたが、その浅薄さには驚かされます。「伊東市長を推す「田久保マダム」お騒がせ知事の“コピー”で再選狙うも「出馬できない」可能性」というタイトルからしてほとんど意味不明です。記名のある記事ですが、内容は何も調べずに書かれた典型的なこたつ記事です。記者は市長が有罪になれば「再選を狙う市長選の、スタートラインにすら立てない可能性」があるなどと書いていますが、これは現実を全く理解していません。

 というのも、警察は動く気配を全く見せていないからです。仮に裁判になったとしても、有罪確定まで1年以上はかかります。斎藤兵庫県知事を見ればわかる通り、公職選挙法等違反の明白な証拠が揃っていても、警察は手をこまねいています。それどころか、知事を批判する者にはカルト的な支持者がSNSで炎上攻撃を仕掛け、脅迫まで行うパターンが確立されています。

 田久保市長はまさに斎藤知事の手法をそっくり真似しています。時間稼ぎに徹し、問題を曖昧化させ、ごまかし、その間にも歳費を受け取り続けています。カルト宗教的な手法で信者を獲得し、議会支配を目論んでいます。争点の見えない選挙で6300万円もの税金を浪費しても平気の平左で、その金額があれば図書館の雨漏りや壁のひび割れなど、市民生活に直結する問題がどれだけ解決できるかなど眼中にありません。

 斎藤知事も、正当な告発を怪文書として片付け、告発者を罰し、つるし上げの状態にしてしまいましたが、田久保市長も、正当な告発を怪文書と断定し、告発者探しをしようとし、市政の停滞を招いた学歴詐称について、まともな説明は一切ありません。市民の声に耳を傾ける気もありません。ただひたすら屁理屈で自己正当化を図り、地位の保全だけを目的として動いています。

 問題は警察や検察側の知らん顔にもありますが、主に報道機関のレベルの低さに原因があります。視野の狭い表面的な理屈だけを遠慮がちに述べるだけで、斎藤知事や田久保市長のような「独裁的首長」の跋扈を許しています。週刊女性の記事など、その典型例に過ぎません。これでは真似をする首長がどんどん増えてしまいます。

 だからこそ、きちんとした分析と議論を積み重ねる必要があります。事実に基づいた冷静な検証こそが、このような政治的混乱に対する唯一の処方箋なのです。

 私のブログにおいて積み重ねられた議論の方が、よほど内容のある文章であろうかと思われます。そういう意味で、このささやかなブログも、存在意義はあるのではないかと考えています。

 問題の記事を引用します。

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伊東市長を推す「田久保マダム」お騒がせ知事の“コピー”で再選狙うも「出馬できない」可能性 9/26(金) 7:01配信 週刊女性PRIME

 

 9月1日、伊東市議会は「学歴詐称疑惑で市民を困惑させ、補正予算の編成が大幅に遅れるなど、市政を停滞させた責任は重大」として、田久保眞紀市長の不信任決議案を提出。市議19人、全員の賛成一致で可決され、それを受けて9月10日、田久保市長は議会を解散した。

「卒業」ではなく「除籍」と判明

 これまでの経緯を振り返ってみると、『伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会』の元代表であり伊東市議でもあった田久保氏は、今年5月25日の伊東市長選挙に出馬。1万4684票を得て、当時現職だった小野達也氏を1782票差で抑えて初当選した。

 田久保氏は新図書館建設の見直しなども訴えており、既存政治家たちに対抗する改革派の旗手と見られて多くの支持を得たのだったが、選挙後になんと学歴詐称疑惑が浮上。同氏は一貫してこれを否定していたが、7月7日、伊東市川奈の建設会社社長が、公職選挙法違反の疑いで田久保氏を刑事告発した。ここから、所謂『田久保劇場』の幕が上がる。

 学歴詐称疑惑について田久保氏は、自身のサイトでこう弁明した。

《単なる噂話を元にした誹謗中傷に過ぎない》

《公式に発表している経歴に間違いはない》

 その後、東洋大学への田久保氏自身による照会で、「卒業」ではなく「除籍」だと判明したにもかかわらず、「卒業証書を持っている」などと主張したため、市議会の百条委員会が設けられることになった。

斎藤元彦知事の“コピー”

 そして、辞職勧告決議案も全会一致で可決されたのだが、一時は辞職を表明していた田久保氏は一転して続投を表明したのだった。市議や記者たちの追及をのらりくらりと交わして何とか逃げ切ろうとし、事実が明らかになっても自分の非を認めない……。そんな姿に既視感を感じる人は多いだろう。

 田久保氏には、「岩盤支持層」と思われる根強いファンが一定数存在する。テレビの街頭インタビューでは、「学歴詐称なんてたいしたことない。伊東市のためになる人だ」「卒業じゃないと認めたんだから許してあげていいんじゃない」と、田久保氏を擁護する声も聞かれた。また、7月10日に開催された八幡野地区の『市長と語る会』では、出席した女性が「メガソーラーの事業を今、ストップしている状況をつくっているのは、紛れもなく田久保市長です」と、声を震わせた。

 そんな“田久保マダム”たちの後押しが彼女を強気にさせているのだろうが、彼女はまた、SNSでの発信にも積極的だ。8月16日には、公式Xで次のように投稿している。

《今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいてその目的を明らかにしてきます》

 まるで騒動の裏に何かあるのではないかと匂わせるような投稿だが、その後もメガソーラーに関する投稿を続けており、議会を解散した9月10日には、《おはようございます。先ほど、議長室を訪問しまして市議会の解散の通知を致しました。 10時半からの発表を控えて報道陣が集まっております。 伊東市政の改革と刷新の為、そして地域を守る為に引き続き全力で尽くして参ります》と、自身の“自撮り写真”を添えた。それにしても、“あの人”によく似ている。

 そう、兵庫県の斎藤元彦知事だ。今では西の『齋藤元彦』、東の『田久保真紀』と呼ばれるほどだ。全国紙の記者は、

「田久保氏のやっていることは斎藤知事とよく似ていて、メディアの間では“コピー”とも呼ばれています。もし、これで田久保氏まで再選されたら、斎藤知事のやり方が“成功例”として捉えられ、今後も同じような政治家が増えることが懸念されています」

選挙に出られない可能性

 しかし、田久保氏に関しては斎藤知事のように都合よくはいかないだろう、と語るのは法曹関係者。

「学歴詐称は、公職選挙法が禁じている『虚偽事実公表罪』に当たる可能性大です。この罪によって有罪が確定すれば、当選は無効となり、公民権が停止されることになります。つまり、選挙に出る資格はなくなるということです」

 再選を狙う市長選の、スタートラインにすら立てない可能性もあるという。

 伊東市議会は、田久保氏が証人尋問への出頭や卒業証書とされる書類の提出を拒否していることから、地方自治法違反の疑いで刑事告発を行う事も全会一致で可決され、伊東警察署に刑事告発状が提出され、受理されている。

 10月19日に伊東市議会議員選挙が行われることになったが、

「前議員の間からは、当選したらまた市長の不信任決議案を出すつもりだという声も聞かれます。地方自治法では解散後、初めての議会で3分の2以上の議員が出席し、その過半数をもって不信任決議案が可決された場合、市長は失職すると規定されています」(全国紙政治部記者)

 伊東市議会の議員定数は20人。市長派と反市長派の議員がどれくらいになるのか……。いま一番注目されている選挙ではないだろうか。

佐々木博之

 

伊東市議会:東洋大学経営法学科卒業について

 

 

伊東市長 田久保氏、学歴詐称問題

 

皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

      いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

不合格だ、帰れ。

 

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