「葬送のフリーレン」と総務省 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  「葬送のフリーレン」と総務省

 

 私は「葬送のフリーレン」という漫画、およびアニメが好きですが、特に、「アウラ、自害しろ」というフリーレンのセリフが好きです。

 さて、この私のブログでは、接待茶屋フジの問題を扱ってきましたが、その背後に総務省という暗い影がいつもちらついていることを指摘しています。

 テレビ局を監督するのが総務省ですが、接待茶屋フジに、何人も天下りをしています。重役になっています。これはなぜなのかという問題があるわけです。

 さて、この事実を否定し、村上総務大臣は「天下りという事実はない」と断言しました。その理由は、「総務省職員の再就職については、同社が自らの判断で採用したものと理解している」からだそうです。つまり、接待茶屋フジが自分で判断して、総務省職員がそこに就職したわけだから、それは天下りではないので問題ないというのです。

 こんな無茶苦茶な説明がありうるのでしょうか。

 企業を監督する監督官庁の職員が退職して、監督している企業に就職することを天下りというのです。そうすると官庁に抑えが効くし、企業に有利な話がたくさんあるのです。元役人も、そこで甘い汁を吸うのです。例えば警察官がやくざを取り締まっていて、その警察官がやくざに就職したとしましょう。このことでやくざにはさまざまな恩恵が生じます。情報も入りますし、警察に抑えが効きます。これを天下りというのです。やくざの側の判断など問題ではありません。

 フジが自分で判断して総務省の退職者を就職させているから、それは天下りではないというのはどういう理屈なのでしょうか。フジは役人を再就職させることで、監督官庁のご機嫌を取っており、それは接待とか賄賂と呼んで差支えのない行為なのです。これを天下りと呼ぶのです。多くの役人や警官などは今、再就職先で甘い汁を吸うことを楽しみに生きているのです。

 天下りの実態は、世の中の企業がみんな知っているので、ごまかしようがありません。そのために村上総務大臣はこんな無理すじの理屈を持ち出さないと、弁解ができないのです。それほど総務省は腐っているということができるわけです。接待茶屋で誰が接待を受けていたのか、調べるといろいろ都合の悪いことが浮かび上がってくるのかもしれません。

 村上総務大臣は、石破内閣の実質的な中心人物であり、陰の首相だといわれています。今、総務省が力をふるっているのはそういう理由からです。いずれにしてもこの村上大臣のレベルの低さを眺めていると、本当に悲しくなります。これでは接待を目的として、総務省から接待茶屋フジに天下りが横行するといわれてもしかたがないですね。松本、中居、総務省ということなのでしょうか。私は思わず、フリーレンのセリフをつぶやきたくなります。

「総務省、自害しろ」

 報道から引用します。

 

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村上総務大臣「天下りという事実はない」「総務省職員の再就職については、フジテレビが自らの判断で採用した」 フジ第三者委員会設置の決定を受けコメント

1/24(金) 10:57配信 ABEMA TIMES

 

 フジテレビを巡る一連の問題を受け、23日、親会社のフジ・メディア・ホールディングスは日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会の設置を決めた。

 24日、これを受けて村上総務大臣は「昨日の第三者委員会の設置が決定されたことを受けて、同日、情報流通行政局長からフジテレビ及びフジ・メディア・ホールディングスの嘉納代表取締役会長に対して、第三者委員会において早期に調査を進め、その結果を踏まえ適切に判断・対応してほしいと要請した。コマーシャルの差し止めが相次いでいる事態は、広告によって成り立つ民間放送事業の存立基盤に影響を与えかねないばかりか、放送に対する国民の信頼を損ないかねない事態であると認識している」と述べた。

 さらに、総務官僚がフジテレビへの“天下り先”を確保するために対応が甘くなっているのではないか、という指摘には「国家公務員の再就職に関しては、公務の公正性とそれに対する国民の信頼を確保することが重要であり、総務省としても、職員の斡旋等を禁じた再就職規制の遵守を徹底している。総務省職員の再就職については、同社が自らの判断で採用したものと理解している。府省庁が企業等に斡旋し再就職させるいわゆる天下りという事実はない。今後も引き続き、法に則り、放送行政を適切に担って参りたい」と答えた。

 

 

 私がこういう記事を書くとしばしば記事が削除されるようなのですが、私はデータに基づいて長い間、継続的に論を積み上げています。誠実に書いています。なぜ削除されるのか理解できません。よほど都合が悪いのでしょうか。背後の闇の中で黒い影が動いているのでしょうか。

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天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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