自民党政権を支持できない事情――堀浩二先生のブログから | 日野智貴の雑感いろいろ

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龍野高校生時代に使っていたブログですが、ちょっとスピリチュアル系を主に色々とリブロク中心に再開してみようかな、という感じ。

私は、生活の党の支持者であるが、いまだに生長の家は自民党の支持母体だと誤解している人がいる。


生長の家は、そもそも30年以上政治活動をしていないのであるが、現在でもしている政治的主張としては、脱原発と生命尊重が存在する。その両方が今の自民党とは相慣れないのだ。


生長の家地方講師の堀浩二先生が、ブログに「谷口雅宣先生はなぜ、民主党を支持されるのか?」 という記事を書かれたので、いかに引用する。


小沢一郎支持者の私としては、岡田民主党を支持する気にはなれないが、稲盛和夫先生をはじめ、数多くの背町の家信徒が民主党を支持したのは紛れもない事実である。


 生長の家総裁、谷口雅宣先生が選挙で自民党じゃなくて民主党を支持するという事を批判している人がいる。
 こういう人達はものごとの本質を見ていない。民主党イコール左派という思考回路しか無いのだ。もう世界は右だの左だのというイデオロギー闘争はとっくに終わっているのに冷戦時代の発想からいまだに抜け出せない。
 そして、昔、左翼革命、共産主義革命という危機に日本が見舞われそうになった時代は生長の家即ち谷口雅春先生は共産主義の脅威を説き、その為の祖国防衛の為に鎮護国家の悲願を込めて、龍宮住吉本宮顕齋殿を建立、住吉大神をお迎えした。
 その冷戦時代においては自由主義、共産主義の東西陣営に分かれ、日本は当然、自由主義側につく事になり、そのリーダーであるアメリカの傘下についた。その時代は自民党で良かったのだ。自民党はアメリカ寄り、国家主義的であったからだ。生長の家は政治活動をして議員候補者も出し、それは当然、自民党公認の候補者であった。
 
 しかし、実際は自民党の集票マシーンとして利用されただけであり、また大体、宗教運動と政治運動が一緒になると純粋な宗教運動に弊害が出て来るだけでなく、政治がおかしな事をした時に宗教がそれを批判する事が難しくなって来る。そういう事で生長の家は政治活動に関わる事を止めたのだ。

 そして、生長の家は純粋な宗教活動に専心する様になった。政治ももちろん大事だが政治家は宗教家の言う事、生長の家の言う事を良く勉強してそれを政治に反映させる事が大事であるという事になったのだ。
 また生長の家もやたらと政治家を批判するのではなくて、本当の信仰拡大運動をして行く中で光が闇を消す様に世の中を光明化する道を選んだのであり、政治力を行使して変えて行くという選択を捨てた。政治力で外形だけ変えても人の心が変わっていなければ元の木阿弥だからである。

 話が大部横道にそれてしまったが要するに生長の家はそうした左翼勢力に対抗する為に政治活動をして自民党と結託していたのは前述の様に共産革命を防ぐという大目的があったからであり、自民党を心底支持するのが生長の家では断じて無い。
 それを古い当時の体質考え方がそのまま変わっていない信徒はいまだに自民党を支持している。だから雅宣先生が民主党を支持すると表明されればびっくりして、「若い三代目が左翼かぶれしている」などと思うのである。

 冷静に神様的立場、真理の目から見れば自民党というのは国家主義的であり、官僚主導を許す体質であり、西側自由主義陣営の唯物思想をベースにした金儲け主義であり、大企業より、経団連よりであり、公共事業乱発の利権体質である。そしてアメリカべったりである。
 これらの体質をもっとも体現しているのが現安倍政権であるのは疑い様が無い。そこに原発再稼働、消費税アップ、法人税ダウン、経済至上主義、公共事業乱発、そしてアメリカの傭兵化に道を開く集団的自衛権容認と特定秘密保護法である。
 これらは本来、地球環境保護の運動のリーダーとなるべく日本の立場を汚すものであり、かつ、あれだけの教訓を残してくれた福島の原発事故(これは日本に起こった所に本当は深い意味がある。これは世界に先駆けてこのような地球環境や自然生態系を根本から破壊してしまう危険性を持つ唯物的人間至上主義的欲望快楽第一主義的な象徴である原発を廃止する道を開かなくてはならないというやはり日本の使命があるから日本であんな事故が起こったのである。それをドイツのメルケル首相は素直にその教訓を受けて自国では原発ゼロの路線を行ったのだ。)から本来学ぶべきものを踏みにじるものである。

 これは地球環境を護り、生態系を護り、将来の自分たちの子孫の生存を保持し、戦争を起こさないで平和に生きるという神の国の実現という生長の家の本来の目的からよほど遠ざかっているものと言わざるを得ない。

 だから雅宣先生は自民党を支持せず、民主党を支持されると仰るのだと思う。それはまともに生長の家の信仰と運動と政治の流れを虚心坦懐に見れば自ずと分かる事だ。

 民主党は鳩山政権の普天間米軍基地の辺野古移転に反対して最低でも県外と言ったり、アメリカべったりではなく、だからアメリカの傭兵化の選択は当然せず、また周知な事は役人主導からの脱却を試みた。
 また、経済第一ではなく、公共事業乱発を止め、仕分け作業による無駄な事業、法人をどんどん切り崩して行った。
 そしてもちろん国家主義ではない。これらは今まで役人主導、経済界の金儲け第一、アメリカべったりの体制から国民の為の民主的路線への変換であった為に経済界、役人そしてそれが支配しているマスコミそしてバックにいるアメリカを敵に回す事になった。
 そして小沢一郎、鳩山由紀夫氏両氏への連日のマスコミによる人物破壊的な報道がされ、それに大方の国民は影響を受けるから民主党は駄目だという雰囲気が蔓延して行った。もちろん民主党自体のつたなさ至らなさは多々あり、そして野田氏という民主党でありながら財務省いいなりの首相によって消費税増税という公約違反で民主党政権は幕を閉じた。
 
 こうして見ると自民党より民主党の方が遙かに国民目線に立ち、かつ環境の事も考え、アメリカのいいなりにならない政党であり、雅宣先生が民主党を支持するのは当然であると考える。






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