香港はイギリスから中国に返還されたときに、50年間は生活様式も変えず
デモクラシーな政治体制を維持するということだった。(外交、安全保障は別)
これを一国二制度という。
返還されたのは1,997年7月1日。
まだ22年しか経過していない。
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(今年6月に起こった香港100万人デモ)
香港で現在も続いているデモは、中国共産党の圧政に対する反発で起こっている。
ことの発端は、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする
「逃亡犯条例」改正案に反対するものだった。
しかし、一つの法案で急に反発が起こったわけではなく、これまで色々中国の圧政があり
一国二制度とは名ばかりで、中国共産党の影響が生活にまで及んできたので、この法案で
皆の不安と反発が一気に爆発したのだった。
(香港行政長官 キャリー・ラム)
香港行政長官のキャリーラム氏(習近平の子飼)はデモで立法府が取り囲まれた時に
「逃亡犯条例の改正案は死んだ」
と訳のわからないことをいい。
香港市民から、撤回を求められたが、それには答えなかった。
(6月12日 立法府を包囲した香港市民)
デモ隊に対して、香港警察は催涙ガスやゴム弾が使われるようになり、
香港市民の反発はさらに高まっていった。
デモ隊は、破壊活動や暴力活動をしていない。
(8月12日 デモ隊は空港ロビーを占拠し、全便が欠航した)
日本人には理解できないかもしれないが、香港市民は命がけでデモをしている。
なぜなら、彼らには軍隊もないし治安維持する組織もない。
それらは、全て中国共産党が握っている。
このまま、デモが続けば天安門事件の再来が予想される。
香港市民もそれを覚悟しているようだ・・・
香港のデモ隊がこのようなメッセージを街頭で掲げている。
意味は・・・
「台湾人よ、我々香港人の屍を踏み越えて
中国のくびきから逃れろ」
軍隊もない彼らが、死をも覚悟している証拠だといえる。
「日本で九条を守れ!」
などと言っている人に、こんな覚悟あるのだろうか?
「おおげさなことを言うな」
と思っている人へ・・・
香港と中国の境にある深圳(シンセン)に武装警察が集結している。
(8月16日の様子)
武装警察と言っているが、中身は人民解放軍と思ってよい。
「人民解放軍」とは名ばかりで、正体は人民抑圧軍である。
(深圳は中国で香港の九龍島と接している、そこに武装警察が集結している)
その団体が、深圳に集結しているという事実。
また、7月24日に中国国防省の呉謙報道官は・・・
「香港問題で人民解放軍の出動可能!」
といっている。(7月24日 産経新聞)
大げさでもなんでもなくて、香港市民の生命が危機にさらされているのだ。
こういうときに、日本で普段から「人権」とか「自由」と言っている人は
なぜ、中国共産党を批判しないのだろうか?
(収まらない香港デモは170万人にも達している 産経新聞 8月18日)
https://www.sankei.com/world/photos/190818/wor1908180012-p4.html
そんな中、アメリカが台湾にF-16を売却することを決定した。
米、台湾にF16戦闘機を売却へ 中国「断固として反対」(8月17日 日経新聞)