政府は、新元号に伴い、お札のデザインを変更すると発表した。
https://www.sankei.com/economy/news/190409/ecn1904090008-n1.html
(4月9日産経新聞)
(新デザインの紙幣見本・・・財務省より)
壱万円は渋沢栄一、五千円は津田梅子、千円札は北里柴三郎
(因みに発行されるのは、今から6年後の令和6年)
デザイン採用する人に困ることがないくらい、日本には沢山の偉人がいる。
しかし、学校でこの偉人達のことを殆ど教えていないのは問題だ。
一万円札の渋沢栄一は、最後の徳川幕府の慶喜に仕えた人で、
「商売には道徳が必要だ!」
と唱えた人である。
「論語と算盤」を是非ご一読してもらいたい。
現在のエコノミックアニマルのように
「命より銭儲けが大事」
という世の中には、とてもよい思う。
が、しかし・・・
この見本をみて、違和感を持った人も多いのではないだろうか?
私も、『なにか日本ぽくない』と思っていたら、ツイッターに続々と
批判意見が寄せられた。
「数字のフォントが外国紙幣みたいになってしまった」
「ユニバーサルデザインとはいえ数字のフォントが
かなりダサい」
「もうちょっと日本的なフォントにするか、
もっと主張性の高いフォントが良い」
「外国紙幣に迎合したみたいな大きさやレイアウトに
日本の誇りはあるのかい?とデザイナーに問いたい 」
「一万円札と千円札で『1』のフォントが違うのは、
ぱっと見で区別がつきやすいようにとの配慮でしょうか」
「なんか違和感あるなと思ったらアラビア数字が主役で
漢数字が脇役に見えるからか」
「漢数字の方大きくしてほしかった」
「数字フォントがゴシック体になってしまっただけで、
紙幣の版画的魅力が一気に半減」
この他に、「数字が見やすくなった」という賛成意見もあったが
「日本ぽくない」と思った、私の意見に近いものが多かった。
(欧米のフォントに近い 左ユーロ、右アメリカドル)
最近のブログで主張している通り、日本のエリートに国家観がなく、
欧米人に憧れているのが、こういう所に出てくるのだろう。
JR東日本の「高輪ゲートウェイ」しかり外務省の「元号廃止」しかりだ。
しかし、一般庶民は、先祖が使ってきたものを日常的に使い続けているし
また愛着も持っているので、元号をはじめ、漢字や日本語を大切にするのは
自然に行っている。
そういう庶民からどんどん遠ざかっているのが、日本のエリートと呼ばれる
人達ではないかと思う。
500円玉もリニューアルされるが、こちらはデザインは、ほぼ同じで
一部材質がかわるそうだ。
日本はコインを政府が発行し、お札は日銀が発行している。
関連ブログ
山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」撤回署名4万8000人(平成31年3月29日)
元号が嫌いな人達(平成31年4月3日)
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