おこづかいお父さんのショアジギリール | 田舎のインドアアラフィフの日々

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AMAZONプライム映画が主体のレビュー。たまに例外はありますが、日記公開時、プライム会員が無料で観れる映画をチョイス。
できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

陸っぱりから大きな青物が釣れたら、そりゃ楽しいし嬉しいしたくさん刺身もできる!

ということで、人気の高いショアジギング。

最近、急激に体力の衰えを感じている僕は、このところショアジギどころかオカッパリ釣行さえ足が遠のいているのですが。

いきなり、最初から表題と違うこと書いて脱線しているので、改めて本題に。

 

ガソリン代もカップ麺もお菓子も何もかも値上がりしているのに給料は上がらない世知辛い今、おこづかいアングラーのお父さんはなかなか欲しいタックルも手に入れられない日々をお過ごしではないでしょうか。

 

ショアジギ、またオフショアも視野に入れたソルトウォータースピニングなら、シマノ派なら言わずと知れたツインパワーSW。

そりゃ、お金があったらツインパが欲しい!でも高いよね!

8000番で、実売約6万円。

で、とても手が出ない!という人。その多くが注目する、この下に位置するストラディックSW。

 

実売3万円以下と、ツインパワーの半額以下まで落ちるこの機種に落ち着く人も多いと思うのだが。

 

実はシマノには、もっとお安い!僕も愛用のスフェロスというリールがあるのです。

 

 

なんとこいつは8000番代でも1.5万円程度と、ストラディックの更に半額!という本当に大丈夫なのか(まともに使えるのかという意味で)?と疑うような安価な機種なのです。5000HGとか6000PGの人気のない番手なら、約1.2万円と更にどうかしてるぜ価格。

最安値機種だけに、発売当初は多少話題になっても、YOUTUBEとか見ててもこんな安い機種をメインにしているような人はほとんどいない。サミチー!

 

しかししかし。こいつの中身。ほとんどストラディックSWと同じ!?と聞くと「オッ!?」と思う人もいるのではないでしょうか。

もちろん全く同じではなく、あくまでも「ほとんど」ということなので誤解なきよう。

シマノでは、SW(ソルトウォーター)用ではない、汎用スピニングリールでは一定の中級機種(アルテグラ)から、リールの駆動形式を「クロスギア」という複雑で巻き取り力が強く、ラインの巻き取りが綺麗な機構を採用しています。

当然、アルテグラより一段上のストラディックも同様。

しかし、なぜだかSWリールでは、クロスギア方式をどの番手にも採用しているのはツインパワー以上で、ストラディックの5000番以上の番手では、スフェロス同様、安い機種に採用している「S字カム」という方式を採用しているのです(スフェロスは5000、6000、8000しかありません)。

なので、おそらく「巻き取る力」というポテンシャルにおいては、ストラディックとスフェロスはほとんど差が無いと思われます。ボディ剛性に関しても、フット部アルミの半プラも同じでギアも亜鉛じゃなくてHAGANE。インフィニティドライブも装備!

 

ただし、他のところでキチンとシマノは差を付けています。そこが、かなり大事なところだったりするのでチクショー!となるわけですが、そりゃ値段が半分の機種と差別化してなけりゃ、逆にどうかしてるぜ、になる訳で。

 

まず大きな一つは、ラインローラー。

リールとライン、その先の魚を繋げる大事な部分です。

ここにベアリングが入っていないのです。ここがスルスルと回ることによって、スムーズに捻じれ少なく糸を巻き取って収納が可能になります。しかし、スフェロスにはこの部分に大事な「ベアリング」という部品が使われていないことにより、本来はストラディックとほぼ同等に持ち合わせているボディやギア能力のポテンシャルを活かせていないのです。

 

もう一つ、同じベアリングでいうとハンドルノブ。

釣り人が直接触れて魚のパワーを感じる大切な部分。

これにもベアリングが入っていないため、「巻きがスムーズじゃないなあ。重いなあ」なんて感じたりする。

 

で、この二つについては、その肝となる部品「ベアリング」を追加することでほぼ問題を解決できるのです!

ノブについてはなんなら丸ごと取り換えちゃっても良い。このタマゴ型ノブ、重いし評判悪いです。

 

で、この二つをベアリング化することによって、「性能ほぼストラディック」というスフェロスが完成することになります。

 

ただ、「ワンピースベール」だけはどうしようもないのですが、最低でも1号以上という太目のラインを使う釣りになると思うので、個人的にはそこは性能低下になるとは思っていません。

 

で、その2か所のベアリング化とかしたら、結局値段上がって素のストラディックと変わんなくなんじゃねーの?

と思われるところ。

 

交換ハンドル約2,000円。

 

ラインローラーベアリング、約1,200円。

 

ということで、大体3,000円少々で、ストラディックに限りなく近づくグレードアップが可能。ハンドルは交換じゃなくベアリング追加でもいけるので、それならもっと安い。

ちなみに、8000番のラインローラーはちょいとややこしいです。

折角なので方法も記載しておきます。

 

■ノブについては僕の以前の記事を参考に。

 

■ラインローラーについてはこちらを。

(5000番、6000番)

 

(8000番。少し面倒)

 

※ハンドルベアリングは個人的にはノブごと交換をお勧めしたいので張りません。Pickしているゴメクサスノブは、カラーもスフェロスSWにピッタリ。

 

ということで、これらのチューンを行ったとしても、1万円程度はお安くできる!ということになります。

ただその1万円を、どう考えるかはその人次第。SWで大事な防水性能については、ストラディックの方が高いと思いますし(でもメインが堤防とかだったらほぼ関係ないと思うけど)。

そんなめんどそうな作業するくらいなら、かっこいいしちょっとお金ためてストラにするわー。という人も多いでしょう。

ただ、自分で多少なりともいじることによって、その道具に愛着も沸きます。

リール本体が1万円少々というのは、サブ機としてちょっと持っておこうか、ということもしやすいのでは。

ということで、ケチな僕はこのスフェロスというリールは、上記のチューンアップを行う前提ではメチャクチャお得なリールと考えています。コスパとしては最強かと。

 

しかし、いくらストラディックには近づけても、ツインパワーとは絶対に超えられない壁が存在するのが現実です。

スフェロスは頑張ってストラディックに近づけても、ストラディックはどんなに頑張ってもツインパワーにはなれない。

 

と、スフェロス推しで記事が終わるかと思ったあなた!

今年7月、20ストラディックSWは新しく24ストラディックSWとして生まれ変わることが決定!

 

 

しかししかし!最近のシマノには珍しく?ドラグ性能(最大値)が向上したくらいで、正直旧モデルからの進化がほとんどないんじゃない?くらい、新モデルらしくない(4000番を除く)。ドラグ性能が上がった?といっても、上位機種登載のリジットサポートドラグを搭載したわけでもない。

ということは?そうです、今、目を付けるべきは、旧というか、新型が出ても魅力の色褪せない現20ストラディックSW!新型発売を前に割引セールになってきているのです!

安売りをしている大手の釣具店では、2万円をギリギリ切るくらいの価格で出血セール中なところもあり!

なので、もし今のタイミングでこのクラスのSWリールを購入しようとしている場合は、スフェロスのベアリング追加なんてしている場合じゃなく、最初っから20ストラディックSWのセール品を探して買うのが吉!

あくまでも、2024年6月現時点から、20の在庫がなくなるまでの期間限定です!またWebサイト通販で安売りしているところはあまりないと思われるので、ちゃんと釣具屋さんでセールを確認してくださいね!

一応、Amazonで最安値と思われるところのをPickしておきますので目安に。

ということで、既にスフェロスを持っている方は、是非ラインローラー&ノブのベアリング化を。期間限定ですが、これからコスパの良いSWリールを買おう、と思っている方は、セールになっている20ストラディックSW、いいんじゃない~?。