変な家★3(64点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

予定通り、娘(原作本は読了)、奥さん(未読)とともに劇場へ。映画化にあたって変更した部分、理解はできるけど僕的にはイマイチ。

 

■あらすじ(映画.comより)

違和感だらけの“変”な間取りの裏に隠された驚きの真実に迫る展開で話題を集めたYouTube動画をもとに、動画制作者・雨穴が自ら物語の続きを加筆して書籍化したベストセラー小説「変な家」を映画化。
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。そんな中、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生。事件と家との関連を疑う雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿すると、その家に心当たりがあるという人物・宮江柚希から連絡が来る。
 

■総評

映像化するにあたってホラー感を増すため、演技や演出にそっち方向の要素を盛りこんだ。

そのため、かえって子供っぽく、安っぽく怖さが薄れてしまった。また、その演出のせいで話の整合性にチグハグさも生まれており(多数)本末転倒。原作者の雨穴氏がどのように感じているかはわからないが、諸手を挙げてこの映像化を成功と考えてはいないのではないだろうか。

本を読んでいる娘も同様の感想のようで、「原作の方が面白かった」とのこと。奥さんは序盤寝てた。

申し訳ないながら年に数回しか劇場に足を運ばないため、これは貴重な1本なのだが、正直、将来AMAZONプライムで公開されたときに観るので充分だったな、というのが正直な気持ち。

ただ、原作の「間取り」を「実物」として「変な家」を視聴できたこと自体は貴重であり、本作の肝ともいえるこの部分はしっかり守ってくれたことは嬉しかったし、この感覚は「ハリー・ポッター」以来かも、と思った。

ちなみに原作の本は、続編の「2」に加え、「変な絵」も出ているのでどうぞ。個人的には2作目、3作目と後になるにつれて好みになっています。