■短評
19分のショート・ストーリー。なんつーか全く平坦に驚きも無く進む。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
荒廃した砂の惑星に寂しく佇むサウナ施設「銀河健康センター」。水風呂の枯れたサウナにお客はこない。看板娘“トト”は文字通り看板をを磨くだけの退屈な日々を過ごしていた。そんなある日、大量の水を積んだ宇宙船が不時着して…「ととのい」求めて三光年、壮大な“星おこし”が今、始まる。
■総評
ショート・ストーリーは好きなんです。日本のショート・ショートの始祖、星新一先生の本は全部持ってるし。
で、小説に限らず映像でもショートは好きなのだが、どちらに期待するのも「アッと驚く設定及び、展開やラスト」。大体ショート作品って、奇抜だったり爽快などんでん返し?みたいなアイデアを思いついて映像や文章にするパターンが多いよね?まあ、そんなもんはなくただただ情緒的に進行するものもあるけど。
んで本作は「ちょっとだけ面白い設定」があるのみで、その後の展開やラストは至って平凡。情緒に訴えるものも、個人的にはかなり少ない。
本作が「サウナ」というテーマに特化しているため、それが好きな人にはひょっとしたら刺さるのかもしれないが、そーでもないんじゃね?という気がしてならない。
僕は温泉自体は好きだが、入浴は「カラスの行水」でサッと入ってサッと出るため、サウナなど拷問にしか感じないのだが、本作を観ていても「え、やっぱ気持ちよさそうだから今度入ってみようかな」という気持ちには更々ならなかった。
ということで、本作はサウナ人口を増やすことにも失敗しているような気がしますが、嫌味はなかったのと、それなりにセットや特撮はがんばってたので★3で。