ピエロがお前を嘲笑う★4(74点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

田舎のインドアアラフィフの日々

AMAZONプライム映画が主体のレビュー。アラフィフです。
★1/最低。見ない方がいい
★2/見どころがないわけじゃないが酷い部分が
★3/普通。あんまり面白くはない
★4/なかなかの良作、力作、工夫作。
★5/面白い。人に勧めてもOK。90点以上は是非観て欲しい。

■短評

ファイト・クラブちっくなドイツのITクライム・サスペンス。なかなか良作かと思います。

 

■あらすじ(アマプラ紹介文より)

警察に出頭した天才ハッカー・ベンヤミン(トム・シリング)。世間を騒がせ殺人事件にまで関与を疑われ国際指名手配をされた。そのベンヤミンが自ら語りだした――学校では苛められ冴えないベンヤミン。ピザ屋のバイトでも馬鹿にされ、想いを寄せているマリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)にもまともにアプローチもできない。そのマリのために試験問題をハッキングして手にいれようとしたベンヤミンだったが捕まってしまう。前歴がなかったため社会奉仕活動を命じられ、そこで野心家のマックス(エリアス・ムバレク)と知り合う。2人にはハッキングという共通の趣味が合った。マックスはベンヤミンの天才的な才能を見抜き、マックスの友人たちを交えて、破壊活動を行うハッカー集団“CLAY(クレイ)”を結成する。国内の管理システムを手当たり次第ハッキングを仕掛け、世間を混乱させ注目を集める。

 

■総評

ラストにどんでん!さらにどんでん!が待ち受けています。

IT系のクライム・サスペンスということで一見クールな感じだけど、割とフランクでじんわり青春劇でもあったりする。

学校では「透明人間」として全く存在感の無かった主人公が、陽気なハッカー仲間と出会うことでその人生が180度大逆転。これが人生における成功かどうかは別として、危ない橋を渡りまくることでしっかり仲間と、ちゃっかりと彼女もゲット。

ぶっちゃけ、パソコンオタクの中2病患いの世代?にブッ刺さりそうな感じの映画です。ダークウェブとかダークサイトとかの単語にピン!と来た人にはお勧めしたい。そして、「ファイトクラブ」を見たことがなければ更にお勧めしたい。余計に比較したりしない分、純粋に楽しめると思う。

予告編を観た場合には「どんでん!」が強調されるので、一体どうなるんだろう!?ワクワク!みたいな感じでラストを予想しながら観ていくことになると思うけど、終盤にならないと与えられない情報もあるので、あまり肩ひじ張らずに視聴するが吉。

おれたちナカーマ!と、おっさんもいるけど青春も感じる一本、なかなか良いです。