ゴジラ-1.0★5(84点) | 田舎のインドアアラフィフの日々

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できるだけ良い映画に出会いたいため、基本的にAmazon評価で★4以上が付いているものを選んで視聴した上、個人的な採点を実施しています。

■短評

ずっと観たかったけど、いよいよロードショー終了という間際、4月から進学で県外に出る息子も観たい、というので家族全員で鑑賞。そして満足。

 

■あらすじ(公式サイトより)

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。ゴジラ七〇周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。絶望の象徴が、いま令和に甦る。

 

■総評

アカデミー賞で視覚効果賞という、日本のVFXここにあり!の存在を示した本作。観に行った劇場、もう小さな箱に移されていたけど7割程度は席が埋まっていた。これも受賞でメディアに露出した効果だろうか。

「-1.0のゴジラは怖い」という前評判を聞いていたが、確かに、特に一番最初のミニ?ゴジラの怖さは半端なかった。神木隆之介さんの演技も良い。戦後という時代設定も、きっと日本人には世代を問わず刺さるものがあると思う。

そして話題となっている「視覚効果」だが、メチャクチャリアルで日本でもここまでできるんじゃん!すげえ!と、久しぶりにアニメ以外の邦画を誇らしく思わせてくれた。日本が世界的に落ちぶれている令和の時代、これも戦後と通じるものがあるかも知れない。賞を取った視覚効果に話題が行きがちだけど、実に日本的な「家族と助け合い」のストーリーはストレートに心に響く。

「シン・ゴジラ」が現代版日本の政策決定プロセスを表したジャパニズムだとしたら、本作も戦後という時代を復興してきたジャパニズムとして、どちらも日本人が作ってくれたゴジラの最高傑作のひとつとして語り継がれる名作になると思う。

いやあ、観に行って良かった。あと、子役というより赤ちゃん役の「あきこちゃん」、演技なのか自然なのか?あなたにアカデミー助演女優賞です。ほんで、山田祐貴さんは最近、どこにでも出てくるねえ。好きな俳優さんなのでいいんだけど。大学2年生になる娘は佐々木蔵之介さんがカッコ良かったと言っておりました。パパより2つ上のおじさんだぞ?