■短評
「エイリアン」大好きな僕としては観なければならない。エイリアン前日譚という触れ込みだったが公開後、その意味合いは薄いと語られたようだが。
■あらすじ(アマプラ紹介文より)
『エイリアン』の原点― 全ての謎が明らかに! リドリー・スコットが挑んだ新たなSF金字塔!!
■総評
異星人=エイリアンという名称を通称化させた、まごうことなく大傑作の初代「エイリアン」。
僕も子供の頃鑑賞して衝撃を受けた。何と言ってもエイリアンの造形が素晴らしく、その後映画に限らず多方面に影響を及ぼしたのは周知のとおり。
本作も佳作ではあるものの、各種CGなど特撮技術も発達した今、映像的に飛びぬけて驚くべきものはない。それでも全く意図を酌めない「エイリアン」の目的や行動原理など、知覚・意識のレベルの違う相手との意思疎通など不可能な恐ろしさという点は充分に表現されており、SF好きとしてはこの突き放され方がたまらない面もある。
正直僕は「エイリアン」との関連性をさほど感じずに鑑賞したのだが、本作の続編となる「コヴェナント」では絡みが出てくるのだろうか。覚えているうちに、鑑賞した方がよいかも知れない。