宗像大社(むなかたたいしゃ) | 秘密基地ベーリン

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2015年10月からのベーリンでの生活も8年目に入りました。健康第一、ベーリン方丈庵の日々を綴ります。

「アクアテラスあしや」に宿泊した翌日は、福岡県宗像市に在る宗像大社辺津宮に参拝。

明け方降っていた雨も上がり、暑くもなく旅行日和 \(^o^)/

 

●本殿・拝殿

宗像大社は日本書紀に由緒が記された日本最古の神社の一つであり、古くから海上・交通安全の神として信仰されています。 私はタイと日本を往復しており、宮崎パタヤ会・熊本パタヤ会の面々もこれから訪タイするため、旅の安全を祈りました。 神札を購入。

 ※建物は1557年に焼失しましたが、本殿は天正六年(1578.宗像氏貞)、拝殿は天正十八年(1590.小早川隆景)に再建され、現在、国指定重要文化財。 拝殿に三十六歌仙図扁額が掲げられています。

 

 手水舎も立派でした

 

 

●高宮祭場(たかみやさいじょう)

本殿右奥の小高い場所にあり、「神社に社殿が構築される以前の祭祀形態である、神籬(ひもろぎ。樹木)の祭場。 岩や木々など自然をはじめとする万物に神々が宿るという神道の根源である自然崇拝を今に伝える、全国でも稀有な古代祭場」と説明文に書かれていました。

静かな森の中にあり、神聖な雰囲気をひしひしと感じます。

 

 

●第二宮、第三宮

宗像大社の祭神は宗像三女神で、天照大神(あまてらすおおかみ)が素盞鳴尊(すさのおのみこと)の剣を噛み砕き、息を吹きかけると三柱の女神が生まれとされています。

・沖津宮・沖ノ島(おきつぐう/第二宮) : 田心姫神(たごりひめのかみ)

・中津宮・大島(なかつぐう/第三宮) : 湍津姫神(たぎつひめのかみ)

・辺津宮(へつぐう/第一宮)  : 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)

 

辺津宮の境内に、玄界灘洋上に鎮座する沖津・中津の両宮の御分霊をお祀りしており、これらを詣でれば宗像三宮を拝したとされます。 建築様式は神明造で、平成29年に伊勢神宮第六十二回式年遷宮の際に下賜された御用材で修復されているそうです。

 

 

●神宝館

宗像大社には天皇の勅使が遣わされ国家祭祀が行われていました。 “海の正倉院”といわれる沖ノ島からは四世紀から九世紀を中心に8万点!の国宝が出土しています。これらに加え宗像大社に伝承されてきた重要文化財などが神宝館に収蔵展示されています。 お勧め!

 ※写真は宗像大社HPより借用。機織機はミニチュアにかかわらず布を織れます。他に金の指輪、宝飾品、青銅鏡、武具、馬具、唐三彩など多数展示👍

 

 

 ❤『坂の上の雲』(司馬遼太郎)

 三階には明治38年(1905)に沖ノ島近くで戦われた日本海海戦で大勝利を挙げることができたことに感謝し奉納された、東郷平八郎座乗・旗艦三笠の羅針儀に個人的に興味を覚えました。

 海戦勃発時に沖津宮にいた神職は、歴史の目撃者となりました

 

 ❤『海賊とよばれた男』(百田尚樹)

 神社に奉納された数多くの太刀も展示されていますが、その中に出光興産創業者・出光佐三のものもありました。 出光佐三は宗像市赤間の出身で、故郷を愛し、私財を投じて荒廃した宗像大社の復興や「宗像神社史」の編纂に尽力しました。 小説の主人公は出光佐三がモデルです。

 

【世界遺産】

「沖津宮・中津宮・辺津宮」及び「沖津宮遥拝所と沖ノ島全体」を含めて、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として候補となり、2017年7月正式に世界遺産に登録。

 

【宗像氏と皇室】

・宗像大社は九州で唯一、神郡となった

 ※神郡:大化から天武天皇期(645年-686年)頃にかけて順次設置され、日本の律令制下において一郡全体が特定の神社の所領・神域として定められた郡。社領(神領)の一種で、郡からの収入はその神社の修理・祭祀費用に充てられた。伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮など全国8箇所

 

・胸形君徳善(むなかたきみとくぜん)の娘、尼子娘(あまこのいらつめ)は、第40代 天武天皇の后となり、高市皇子を産む

 ❤『美貌の女帝』(永井路子)

 本の中で、高市皇子の子が藤原氏に滅ぼされる”長屋王の変”が書かれていますが、高市皇子が宗像氏の流れをくむことを改めて知りました。

 

 今まで読んできた本と、宗像のつながりがわかり有意義な宗像大社訪問でした (=^・^=)

 

◆◇◆◇

【道の駅 むなかた】

旅行の一週間前に、テレビ番組「ガイアの夜明け」で道の駅が特集され、新鮮な水産物・加工品が有名で九州売上高No1の「道の駅 むなかた」が紹介されていました。

 県民割で貰った地域クーポン券を迷うことなくここで消費! 普段高くて手が出せない“うに”(1800円!)や、酒のツマミに最高の“イカの塩辛”、干物などを購入。

 

 

田植時期は朝早く起きて朝食をつくってくれた家内に感謝し、家族サービスを兼ねた“さなぶり”も終え、後顧の憂いなくタイに戻れます。 タイ帰還まで、あと二日! (=^・^=)

 

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