ラムゼイ・ハント症候群発症から現在までの闘病記録を

出来るだけ記憶を遡って、

可能な限り細かく残して行きたいと思います。

 

前触れについてはここから

病気についてはここから

①はここから

 

 

 

病院到着後、救急車から余裕で飛び降り、

ご用意戴いていた車椅子を丁重にお断りして

雪の中堂々と徒歩で病院へ入りましたランニングダッシュ

 

 

このあと若くて可愛い当直の先生の問診になりますが、

『多分大丈夫だと思うんだけど、

一応出来る検査は全部してもいいですか?

少し時間掛かってもいいですか?』

と聞かれて、

『勿論お願いします』

と返して、CTとMRIを両方撮る事になりました。

 

頭痛がまだあったので、

検査の前にロキソニンを一錠だけ飲ませて貰って対処。

これ以降、頭痛は結構長い期間消える事になります。

 

 

先生には気になる事を全部聞いて、

自分の今の症状についてもとにかく質問をしまくりました。

 

聞き過ぎて最終的に3回位

『とにかく一度検査してみましょう!』

って言わせた後に、

『私17時半までの勤務になりますので、

終わった後は別の医師がお話すると思いますが

きちんと引継ぎますので』

と言われ、

 

『(早番だったんだ・・・)』

 

とシフトを把握したのを最後に、彼女とはお別れしましたバイバイ

 

 

 

その後CTとMRIを撮りますが、

私は閉所&暗所恐怖症な事もあって、

マスクをつけた状態で更に体も拘束されてのCT撮影が

頭半分しか覆われないにも関わらずちょっとしんどくなりました煽りアセアセ

 

なので全身覆われて、CTより時間も長いと聞いていたMRIでは

入る前に、

『パニックになっちゃう可能性があるので、

マスクを外してもいいですか?』

と看護師さんに確認を取って、

マスクを外して検査して貰う事に昇天

 

工事現場みたいな大きな音がするからと言う事で、

ヘッドホンで音楽を聴かせてくれるとの事だったのですが

結構頭が締め付けられるので、片方にしましょうかと配慮をして下さって

片耳だけで機械にIN薬

 

 

MRIの中では、【動き厳禁】と言う事で

拘束はされていないものの、狭い所に入ってとにかく微動だにしないという注意に

ドキドキしながら過ごすわけですが、

 

中、めっちゃ明るい!!!電球ハッ

 

MRI・・・めっちゃ明るい・・・私はてっきり暗くて狭いんだと・・・

お顔の前には色とりどりの綺麗なお魚さん達が泳いでる映像が流れていますうお座乙女のトキメキ

お耳にはクラシック・・・🎧

 

わあ、ニモだぁニコニコハート

 

とか思いながら、思いの外穏やかな約15分・・・オーナメント

ただし、ここで思います。

 

 

『もしかして私、このまま手術とかになるのかな。

もう二度と芝居も出来ないのかな。

みんなの事忘れたりとかするのかな・・・。』

 

 

これがもうめっっちゃくちゃに怖かったです。

 

今までの当たり前の日常はもう二度と戻って来る事は無くて、

ただただ失うばかりなのかなって

ちゃんと喋れなくなって、

大好きなお芝居はもう二度と

出来なくなるのかなあって・・・

 

そんな事を考えて、

美しい音楽と美しい映像の流れる中

明るい明るい密室で、

一人でポロポロ泣きました。

 

私は元々、あまり泣き虫な人間ではなくて

みんなが泣いてる中、泣かずに励ます側になる事の方がずっと多かったのですが真顔

 

発症後、『怖い』って想いで泣いたのは

これが最初で最後です。今の所、だけど・・・。

 

 

 

微動だにせず泣く、というそこそこ難易度の高い感情の発露を終えて、

検査結果を待つ為に待合室のベンチへ。

外の雪はどんどん深さを増して行っているようでしたが、

パジャマ+ダウン一枚でも不思議と寒さは感じませんでしたバレエ

 

ここで大雪の中とある人が駆けつけてくれたのですが、

これはまた別の機会に・・・にっこり

 

 

 

その後それ程待たずに、眼鏡で優し気で頭髪がさっぱりめの

男性のお医者さんが結果を伝えに来てくれました。

(この時は待合室で、診察室にも入りませんでした)

 

 

 

 

『脳の方は全く問題なく、

脳外の先生にも改めて診て貰ったけれど

怪しい所は見当たらないので、

撮影担当の方とも3人体制でチェックしましたが

まず大丈夫です。

 

ただ右顔面にやや麻痺があるので、

ご時世がご時世ですし

強いストレスを感じられていて

顔面麻痺が起こるのも珍しくありませんので

とにかくゆっくり休んで戴いて・・・。

 

数日間経っても治らないようであれば、

神経内科を受診するのもいいと思いますメガネ

 

とのお話とご指導を戴き、緊急性の高い状態ではない為

ここでは今出来る処置が無いとして

そのまま帰宅する事になりました。

 

 

 

しかしタクシーで帰宅してほっと一息つくも、

顔面麻痺の症状はどんどん進行。

 

『このままゆっくり休んでいて本当に大丈夫なのか・・・?』

と言う疑念と、

『でもストレス性ならゆっくり休むのが大事って言ってたし・・・』

と言う感覚とが渦巻いていました。

 

 

 

 

 

 

救急病院でもしお薬が出ても、

結局その日の夜の分しか貰えないわけで

どの道明日また受診しないといけないんだから、

原因は分からないけど少し安心は出来てるんだし

そもそも大雪だし、今日はもうのんびり過ごすべきでは・・・?

 

 

と言う考えがやや優勢かな・・・と思っていたのですが、

家族からの

 

【麻痺がどんどん進んでる以上、放っておくのは怖いし

明日の受診はほぼ確定なんだから、

少しでも早く診て貰って安心して休めた方がいいよ。

もしかしたら明日は行かなくても良くなるかも知れないんだし】

 

という提案に

『確かにそうだな電球

と納得して、神経内科と救急外来のある病院に電話をしてみる事に・・・。

 

 

 

次回は『~2回目の救急搬送~』で更新しますっ 救急車

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぽってり苺himeふんわりウイング