週刊 姫路モノレール -278ページ目

ネコたちの運命は


どうもです。


今回は 「手柄山のネコたち」 の続編となります。

内容はちょっと暗いですが…。


姫路モノレールの 元 「手柄山駅跡舎跡」 があった、手柄山山上で

「ネコ撮り」 をやっていた事は前にも書きましたが、「ネコ撮り」 って

撮るだけならとても楽しいものです。

でもそんな 「ネコ撮り」 も、楽しい事ばかりではありませんでした。


ネコの出産時期 ( 主に春~初夏と秋頃 ) になると、手柄山山上では

飼い主さんの事情でいらなくなった子ネコがよく捨てられていました。


飼いネコでも放し飼いにしていれば、いつの間にかメスネコが妊娠し

「予定外の子ネコを生んだ。」 なんていう事はよく聞く話です。

メスネコは、通常一度に4匹前後の子ネコを出産するらしいです。

飼い主さんが前もってネコに避妊手術をしていれば大丈夫ですが…。


飼い主さんが 「ネコの体調がちょっとおかしいかな?」 と思っていたら

翌朝には子ネコが4匹も生まれていた、といった事もよくある事とか。

で、予定外に増えた子ネコの処分に困り、手柄山山上に捨てに来ると。


自分が朝に手柄山山上へ駅舎跡を撮りに行くと、ダンボールに入った

子ネコが捨てられていたなんて事が何度もありましたし、山上でネコを

撮影していると、木の陰から子ネコたちが、まるで親ネコを探すように

「みゃ~、みゃ~」 と鳴きながら数匹出てきた事が何度もありました。


それはそれでかわいい被写体が増えていいのですが、撮影した後に

出てきた子ネコたちをどうしたらいいのか、困ってしまいます。

帰る時にネコたちの世話をしている人たちが作った発砲スチロールの

簡易ハウスの中に入れたりして帰るのですが、やはりその後が心配で

かといって家に連れ帰るなんて事もできず…。


それと 「ネコ撮り」 をする機会の多くなった自分は、そんなネコたちの

死んだ様を今までたくさん見てきました。


飼い主さんたちも生まれたばかりの子ネコを捨てるのは忍びないのか

自分が見てきた捨てられた子ネコたちは、生後一ヶ月前後の子ネコが

ほとんどで、それでもまだ親ネコが必要な頃です。


山上で繁殖した子ネコたちは、自分の親ネコも横にいるし野良生活に

なんとか順応していけますが、捨てられた元飼いネコの子ネコたちは

自分の親ネコもおらず、そう間単に野良生活に順応していけません。


山上は頻繁にではないですが、夜でも車で行き来する人がいるため

慰霊塔前の道路で轢かれるネコたちも少なくはありませんでした。

そんなネコたちが目立つ所に死んでいたら、木の陰へ持って行ったり

小さな子ネコなら世話をしている人たちといっしょに埋めてやったり。


7月31日付けのブログ にも書きましたが、山上には定期的に朝夕と

複数の人たちが餌をやりに来ていたものの、それだけでは子ネコたち

特に元飼いネコだった子ネコたちは生きていけないのです。

ネコたちの敵は車だけではなく、外敵や感染症に、何の事はない雨や

暑さ、寒さ等の自然までもが、生きていくには大きな障害となります。


予防接種も打ってもらえず、ウィルス性の感染症にでもかかったなら

抵抗力の弱い子ネコなんてすぐに死んでしまいます。

それも感染症にかかった1匹だけが死ぬのではなく、死ぬまでの間に

ウィルスを撒き散らし、まだ元気な子ネコたちまでを道づれにして。


捨てていく飼い主さんたちは、手柄山なら捨てた子ネコに餌をくれるし

世話をしてくれる人もいてここなら大丈夫、と思うのかもしれません。

でも現実はそのほとんどの子ネコが順応できずに死んでしまいます。

生きのびれるのは、山上に来ていた誰かに運よく拾われ飼われるか

極まれに順応できて、野良生活をやっていける少数のネコだけです。


死んでしまう原因は他にも色々あり、これ以上はグロくなるので省略。

公園の野良生活って、それほど子ネコたちには厳しい環境なのです。


前にも書きましたが、現在では 「慰霊塔」 前にあまりネコがいません。

たまに見かける事はあっても人にあまり懐いておらず、ネコもこちらに

少し興味を示すものの、近寄ればすぐに逃げて行ってしまいます。


5年ほど前だったか、山上にいたネコたちの数が急に減りだしました。

「山上にネコが増えすぎたために、姫路市が処分をし始めたらしい。」

とも噂で聞きましたが、それが本当の事かどうかは知りません。

自分が手柄山へ行く度に、どんどん減っていくネコの数に寂しさを感じ

その噂を聞いた時は理不尽とも思いましたが、結果はよかったかと。


なぜなら山上にネコの数が減ったせいで、ネコを捨てに来る人も減り

最近は山上へ行っても、ネコの死骸を見る事が少なくなりましたから。


それではまた。