週刊 姫路モノレール -276ページ目

モノレールが先か? 建物が先か?


どうもです。


今回の 月刊 姫路モノレール 「あまり知られていない事」 シリーズは

前回 した予告を変更して、 「モノレールが先か? 建物が先か?」 を

書いてみようと思います。


現在はすでに撤去されております 「姫路モノレール線 姫路駅」 から

中間駅だった 「高尾アパート 大将軍駅」 までの約500mの区間は

建物の上をモノレールが走るという、珍しく面白い区間でした。


現在では一部の橋脚や軌道が撤去されてはいるものの、約300mに

渡って建物の上から出てきている橋脚跡や、それらをつなぐ軌道跡を

すぐ下の道路から見上げて確認する事ができます。


その建物とモノレール跡との区間を、画像でしか見た事がない人には

まるで建物の上にモノレールの軌道が載っているようにも見えるとか。

そんな話を最近になって姫路モノレールに興味を持ったという方から

「画像ではそのようにも見えた。」 と話してくれました。


実際は建物の中を橋脚が貫いているので、建物の上にモノレールが

載っているというわけではありません。

姫路モノレールの車輌は、JR線や山陽電車等の鉄道車輌と比べると

確かに小型軽量でしたが、それでも全長15m、18tもの重量があって

とても建物の上に軌道を載せて走らせる事はできません。


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橋脚は建物の中を通り、地中深く埋められています。


ではこの橋脚と一体になった建物たち、いつ建てられたのでしょうか?



① 上記のように建物を先に建てて、後からモノレールを上に造った。


② あの一体感、建物とモノレールは同時に造られて同時に完成した。


③ モノレールと建物は同時に造られたけれど、当初の予定であった

  「姫路大博覧会」 の開催にモノレールだけ約1ヵ月半間に合わず

  遅れて営業し始めたため、下の建物店舗の方が予定通りに完成し

  モノレールの開業より大博覧会に合わせて開店し営業を始めた。 


④ モノレールと建物は同時に造られたけれど、当初の予定であった

  「姫路大博覧会」 の開催にモノレールだけ約1ヵ月半間に合わず

  遅れて営業し始めたため、建物の方が先に完成したにも関わらず

  モノレール開業に合わせて、建物の店舗も開店営業を遅らせた。


⑤ モノレールが先に造られて、モノレールがまだ営業している期間に

  後から遅れて建物が建てられた。


⑥ やはりモノレールが先に造られて、モノレールが営業休止となった

  1974年以降に建物が建てられた。


⑦ これまたモノレールが先に造られ、モノレールが完全廃止となった

  1979年以降に建物が建てられた。



①~⑦のうち、正解は何番でしょう?


正解は ⑤


モノレールが開業した1966年5月 からしばらくして建物が建ち始め

開業から約1~2年経った頃から店舗が順次営業し始めたそうです。


モノレール下の建物はほとんど店舗として貸し出されて、その賃金を

姫路モノレールの運営資金として補填するという仕組みだったそうで

モノレールの下に建物を建てる計画は、最初からあったとの事です。


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それと、下の建物を見ると北側と南側で別れているのがわかります。


中には南北つながっている店舗もありますが、それは後になってから

工事でつなげたもので、基本的には南北とでは別れています。

2列に並び建てられた建物は北側の方が古く、南側建物は北側より

何年かははっきりしませんでしたが、遅れて建てられたからです。


南側の建物が建つまでの数年の間は、現在のように近辺に駐車場が

多くなかったため、市民の駐車場代わりに使われていたそうです。

そのためか、現在でも南側にコインパーキングが多いというわけです。


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モノレール跡下の南側は、建物、店舗よりも有料駐車場や

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コインパーキングが多いです。


これまでに、元 「手柄山駅舎跡」 の 現 「手柄山交流センター」 にて

行われてきた、姫路モノレール関連の展示会等に展示されていた

パネルの中に、姫路モノレールの開業当初のパネルがいくつかあり

姫路駅付近のモノレールの下に建物がない状態で写っていました。

しかしながら、それら展示されていた画像は、開業当時の画像が多く

モノレールの下に建物を建てかけの画像が少ないのが残念です。


当時は現在のように、カメラを持っている人も多くはなかったでしょうし

開業してしばらくすればモノ珍しさもなくなってきて、撮影する人たちも

少なくなっていったのが、その理由かと思われます。


そういったモノレール下に建物を建てかけている画像が少ないせいか

モノレールと建物は同時に造られた、と思っている人が多いかもです。

自分も最初に姫路モノレール跡を見た時は、そう思っていましたので。


てなわけで、今回は姫路モノレールの下にある建物のお話でした。


それではまた。